表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
港町ケルプ編
79/309

ケチャまみれ

さて、自己紹介も終わったことだし、そろそろ本命の掃除を始めようかな。

「はーい、皆さーん。今から、この屋敷の大掃除始めまーす。」

俺は、子供番組のお姉さんのような感じでそう言った。理由?ただの気分です。

「「「は〜い!」」」

アイナ、リシア、シャティの3人は、似たようなノリで返してくれた。ノリのいい子たちは、好きだぜ。

「よし。じゃあ、俺は庭とか屋敷の外を中心にして来るから、四人は屋敷の中を掃除してくれ。頼んだよ。」

「あれ?4人?1人足りないんや無いの?旦那はん。

アイナはん、シャティはん、リシアはんの3人しかおれへんやないの。」

ラータは、どういう意味かワカラねぇといった表情で俺を見てくる。なんか、ムカつくなぁ、その顔。

「はぁ?何を言っているんだ?ラータ、お前もやるんだぞ、掃除。」

「えっ?・・・は、はたらく・・・?小生が?」

ラータは、膝から崩れ落ちた。うわぁ、すっごい痛そう。マンガとかだと痛くないように見えるんだけど、現実でやるとすっごい膝痛くなるんだよな、あれ。やっぱり、痛かったのか、彼女は涙目になっている。あれ?働くのが嫌だから泣いているのか?どっちだ?


「あたりまえだろ、この屋敷に居候するんだろ?働かざる者食うべからずって言うしな。きちんと手伝ってもらうよ。」

そう言うとラータは、床をバン!と叩いて叫んだ。また、痛そうなことをしたなぁ。

「旦那はん!あったかい布団で寝る!こんな楽しいことが他にあるけ?無いやろ!あんたも分かるやろ!」

お前は、未来から来た青狸と生活しているメガネくんかよ。もうダメだコイツ、早く何とかしないと・・。


「マスター、ウチ達が見張ってるから大丈夫よ。お外はお願いね。」

彼女の行動を見かねたシャティが言ってくる。見た目でいえば彼女の方が幼・・若いのにしっかりしてるんだよなぁ。

「ありがとう。じゃあ、終わったら屋敷の中を手伝うな。掃除が終わったら、ご飯にしよう。」

「「「はーい」」」

「ちょっと、旦那はん!まだ小生の話は終わっとれへんよ!」

外へ向かおうとする俺の足をラータは、掴んできた。歩きにくいからやめて欲しい。そんなに働きたくないのか。


「すいません、ラータさん、ちょっといいですか?」

「うん?アイナはん、どしたん?・・・ちょっと、掴んでる手が痛いねんけど。」

アイナがラータを連れてお風呂場に入ってく。

すれ違った時に見たんだが、アイナの顔はすごく怖かった。


2分ほど経つと。ラータが半泣きで出てきて、『ウチ、精一杯働くよ。働きます!』と言った。

一体、何をしたんだアイナ?

「少し、注意しただけですよ。ご主人様。そう、ただ注意しただけですよ。」

俺たちはこの時心に決めた。

アイナは怒らせてはいけないと。


「さて、やっぱりこの屋敷広いなぁ。」

俺は庭に出て独り言を呟く。いや、本当にもうでかいんだってこの屋敷。

この屋敷の前の持ち主はきっと、不幸すぎる男を執事として雇っている金髪ツインテールだったんだろうなぁ。

まぁ、冗談はこれくらいにして始めようかな。

さすがにこの広さを草むしりするのはちょっとキツいかな。1日では終わらねえなぁ。幸い、雑草などは生えておらず、芝が以上に高く伸びているだけだった。


・・・あっ、閃いた!

俺は影を地面から数センチほどの高さから横に広げる。もちろん草は切れるようにして。わかりやすく言うと、あれだな、大きなナイフ?みたいな感じだな。

危ないので屋敷の方までは向けないようにする。

おぉ、一気に切れた。今は、薄くした影の上に伸びすぎた芝が、のっている状態だ。それを繰り返し、五分もしないうちに草むしりは終わった。草むしりっていうか剪定だな。ゴミは«影収納»に入れてある。後で燃やそう。


屋敷に絡みついているツタは、そのままにしてある。その方が雰囲気出るしね。俺が屋敷に戻ると、中は見違えるくらいピカピカになっていた。なにこれ?

後でリシアに聞いた話ではアイナが物凄い勢いで掃除したらしい。いや、これ掃除とか言うレベルじゃないよ、リフォームの域だよ。、


お昼ご飯はシャティではなく、俺が作った。一応、俺は焼き飯とかナポリタン、お菓子などを作ることが出来る。今日作ったのはナポリタンだ。

何故シャティにやらせなかったかと言うと、魔力の使いすぎで、疲れて動けないのだそうだ。

アイナに魔法を無理やり使わされて、掃除に貢献していたらしい。

とりあえず、3人の頭を撫でて、褒めておこう。


ラータは、ソファでとろけながらナポリタンの入った皿に顔を埋めていた。すっごい行儀が悪いがコイツも頑張ったらしいし、許そう。あーあー、顔がトマトケチャップで真っ赤だよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ