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影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
港町ケルプ編
72/309

愛なら仕方ないですね。

«気配察知»に引っかかたものは、なんか色としては黒っぽい印象の何かを出しながら近づいてきていた。

これは殺意かな、しかも、出している奴かなりの大きさだな。

あっ!こいつかなり早いな、多分これ逃げられないな。やべえ、馬車ごとは無理だな。


「リシア!手網から手を離せ!」

「手放し運転スか?まぁ、いいっスけど。」

リシアを小脇に抱え、『和文神しずのかみ』で、アイナとシャティを掴んで、«転移»で、馬車の外に飛び出した。幸いと言っていいのかは分からないが、馬車の速度はそれほど出ていなかったので、少し靴をすり減らすくらいですんだ。・・・«転移»しても速度は変わらないんだ。

後ろで何かがすり潰されるような気持ちの悪い音がした。


「倫さん、どうしたんスか?ラリったんスか?旅の疲れっス?」

小脇に抱えているリシアが俺の頬を指でつつきながら言ってくる。ひどいなぁ、まぁ、そう言われても仕方が無いけど。彼女は後ろにいる奴を見てないからな。

「むにゃぁ、マスター何?もう街に着いたの?・・・ってあれ何!?」

「グギャァヤァアヤア!」

辺りにクマのような鳴き声が響いた。

頭の奥にひびくような轟音だ。マンガとかでわかりやすく言うなら、森で響いたら鳥が飛んでいく、みたいな表現がされるんだろな。まぁ、実際飛んでるしね。


そこには馬のうち1匹を丸呑みにして、今もう1匹を噛み砕いている魔物がいた。見た目は・・・ギョロギョロとした凶悪な眼、獲物を殺すための大きな歯、トカゲのような硬そうな皮膚、体長はかなり大きく、そう、まるでティラノサウルスだ。というか見た目は完全にティラノサウルスだ。頭にイッカクのような小さな角がついているところが違うところだろう。


「あ、あれはティランドラゴン。かなり強い魔物っス!」

さっきまで小脇に抱えられていたリシアは驚いて尻餅をついている。

「知っているのか!雷○!?」

「私はリシアっスよ、倫さん。はい、知っているっス。商人や騎士の間では出会ったら5秒で逃げろ、と言われているのがコイツッス。すまないっス、私が近道をしようなんて言い出さなければ。」


ティランドラゴンとやらは俺たちを見てもう一度鳴いた。今度は余裕を含んでいるようにさっきよりも高い声で。クソがァ!馬車を壊しやがって、歩いて山を登らなくちゃいけないじゃないか。

・・・許さん!絶対殺す!あの馬車なかなか気に入ってたのに。それに歩いて山を登るなんて冗談じゃない!


俺は«影収納»からサバイバルナイフを取り出し、«転移»で近づいて、ティランドラゴンの喉を切りつける。

かなり全力で振った。

すると、俺のサバイバルナイフは音を立てて粉々に砕けた、ガラスがわれるように。

そのナイフが割れるのを見て、なんか、ティランドラゴンは勝ち誇ってるようだ。すっごいムカつくなぁ。


・・・この手は使いたくなかったけど致し方ない。

俺は影を操り、帯のような反物状にする。

「くらえやァァァ!」

「グギャォア?」

反物状の影でティランドラゴンをぐるぐる巻きにする。

ディランドラゴンの首から下に黒い帯のようなものが巻きついたを、

そして、少しずつ影を収縮させて締めていく。だんだんティランドラゴンの顔色が青くなってきた。血が止まってるみたいだ。


「グゲャァァォゥャヤァェ」

ティランドラゴンの口から炎のようなものがチラリと見えた。多分コイツは火を吐こうとしているのだろう。

そいつの口を開けられないように、影でグルグルと閉じる。ほんの少し隙間が空いていたのか、小さく炎が出ているが、届かない。


このまま、体をグシャッと、潰してもいいが、俺が直接手を下そう。影で武器を作る。

剣にしようと思ったが、飽きたので、棍棒にする。

俺が影で作った棍棒はバットにトゲが付いたようなものだった。見た目はどこかの天使?が持っている絶対に死なない魔法の武器にそっくりだった。

そして、その影で作ったエ○カリボルグで、ティランドラゴンの頭を叩く。


・・・わぁー、アニメで観たみたいになったー。

頭だけが吹っ飛んだ。

とりあえず、«影収納»に肉へ・・・じゃない、素材をどんどん入れていく。


馬車どうしようかな?

グラニースの王様にいただいた馬車はプレス機で潰されたようにぺったんこになっていた。

『あっ!専用武器で車を作れますよ。まぁ、あくまで車もどきですが、まぁ、お前なら気にしないでしょう。』

ヘルプ機能がおしえてくれた。まぁ、当然実行するが・・・馬車・・・・。

次にグラニースの王さんに会った時どうしよう。




「・・・未だに慣れないっスよ。倫さんには。」

「そこはあれだよ、リシアたん。マスタークオリティだよ。」

起きていた2人は目の前で起こった光景に驚きを隠せないでいた。

「ほら、アイナっちを見てよ。この状況でほら。」

「・・・これはこれで凄いっスね。」

アイナは地面で規則正しい寝息を立てて寝ていた。何をなかったかのように。


«転移»・・・視線の先に飛ぶ。距離は大体50メートル程度。


久しぶりのこのスキルなので説明をしておきます。

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