羊を数えて、2時間経過
短いかもしれません。
かなり困ったことが起きた。テンプレといえばベタだけど、かなり困った。どうすればいいんだろう。
あっ、この言い方イイな、気に入った。今度から使っていこう。
話が逸れたから戻すけど、その困ったことは俺とシャティが、アイナたちと合流して宿についた時に起こった。
まぁ、正確には聞かされただけどな。
「アイナ、リシア俺の部屋はどこ?さっき、ちょっと疲れることが起きたから横になりたいんだけど。」
「えっと・・・二階の奥の部屋ですね。かなり綺麗な部屋で、ご主人様も満足されると思いますよ。ちなみに、この宿を見つけたのはリシアちゃんなんですよ。」
「なんか、勘で歩いてたら見つけたっス。」
この宿は二階建ての、異世界モノの小説でもかなりベタな感じの建物だ。ちなみに、この宿の向かいには銭湯がある。それは、後で入りに行こうと思う。
・・・なんで二人共俺の目を見ないんだろう。
なんかキョドってないか?
「・・・よく二部屋も取れたな。この宿結構客がいるっぽいのに。」
アイナと、リシアはブン!と音がなるくらいの勢いで目を逸らした。冷や汗をかいてないか?
「・・・アイナさん、リシアさん少しお話をしようか。何を隠しているのかな?怒らないから、お兄さんに教えてくれないか?」
「ち、違うんですぅ、ご主人様ぁ、宿の人が『ごめんね、今は祭りの時期だから部屋は1組に一つしかないの。』っておっしゃられたんですよ。だ、だから・・・。」
「そうっスよ。私たちには下心はないっスよ。本当っスよ、この目を見てください。」
「アイナ、可愛く言ってもダメだぞ。リシア、お前は目を合わせてから言えよ」
「「ごめんなさい」(ス)」
「いや、まぁいいんだけどね。」
・・・こういう場合はどうすればいいんだろう。
ラノベやマンガではよくあるけれど、普通起きないよね。
ラノベの主人公さん、教えてください。こういう時は、どういう風にしたらいいんでしょうか。
とりあえず、部屋に案内してもらった。
なかなか綺麗な部屋だな。きちんとベットメイクもされてるし、窓もピカピカだ。本当に素晴らしい。
「俺、もう眠いから寝るね。」
まだ5時くらいだけど、寝てしまおうかな。あとのことは明日の俺に任せよう。
「ご主人様、せめて夜ご飯を食べてからにして下さい!」
そうだな、夜ご飯を食べてからにしよう。
夜ご飯は、ガレットのようなものを食べた。
ガレットとは、フランス北西部の郷土料理のお菓子やりょうりのことで、そば粉のガレットは日本でも有名だな。最近の若い人達の間では結構有名らしいな。
そういえば、俺も最近の若い人達だったな。流行はよくわかんね。よく、友人から、『お前絶対に平成生まれじゃないだろ!』とよく言われる。なんでだろうな。
俺は«影収納»から掛け布団を取り出して床で寝た。
アイナが『ご主人様、そのようなところで寝るのはおやめください。冷えてしまいますよ!』と言っていたが気にしないようにしよう。女の子を床で寝かすなんて真似したくないからね。
一緒に寝る?そんなことをコミュ障が出来るはずないだろ。そんなこと出来てたなら、コミュ障なんてやってねぇ。考えてモノ言えよ。
もう眠い。実はまだ夜の七時くらいだったが寝よう。
寝るったら寝るんだ。
翌朝は朝4時くらいに起きた。
寝るのが早いと起きるのも早くなるのかな。
アイナたち3人はベッドで寝ていた。
それにしても、女の子が寝ている姿ってかわいいよね。
アイナはいつもの真面目な表情とは打って変わって愛くるしい顔で寝ている。赤ん坊のようなあどけない笑顔だ。アイナは、表情は豊かなんだけど、結構真顔でいることが多いからな。俺も人のことを言えないけどな。
シャティは、健やかな寝息をたてて、寝ている。思わず撫でたくなるような愛らしい顔だ。まるで、人形みたいだなぁ。
そういえば、かわいい女の子を見た時に『人形みたいだ』とか、綺麗な景色を見た時に『まるで、絵に描いたみたい』とか思うことって、『シュミレーティッドリアリティ』って言うらしいね。まぁ、これは俺が大好きなマンガの登場キャラが説明したもんなんだけどな。
・・・リシアはうーん、だらしないなぁ。もう、本当にだらしない。アナタっ、それでも女の子ですか!とツッコミたたくなるなぁ。彼女は口を大きく開けてヨダレがたれている。なんのストレスもないような顔だ。
漫画でしか見ることの出来ないないような感じだ。zzzと、擬音が付いてもおかしくないような感じだ。
そういえば、小さい頃、弟が遊び疲れて昼寝をしている時、こんな顔をしていたような気がする。見ていて、微笑ましいんだけどなぁ・・・。
俺は、リシアが蹴って落とした布団をかけてやる。
お腹を冷やすと風邪をひくぞ。
・・・やっぱり、3人とも本当に美人だな。
さてこれからどうしようかな。二度寝をしようにもかなりの時間寝たから多分もう寝れないだろうな。今日は、迷宮に潜る予定だし、何をしようかなぁ。
こういう時って地味に困るよね。
・・・横になっていよう。寝なくてもいいから、横になっていよう。変に動いて、彼女たちを起こすわけにはいかないからな。
俺は目を瞑った。
・・・暇だな。早く朝になって欲しい。
よく考えたら朝だったな。
結局、二度寝は出来ず、アイナが朝の6時くらいに起きるまでずっと羊を数えてた。




