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影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
迷宮都市ラカタ編
43/309

俺は、違う信じてくれ!

短い!

リシア曰く、今日で、だいたい迷宮都市まであと半分くらいのところまで来たらしい。

やっと半分なのか、もう半分なのか迷うところだ。

特に俺にできることもないため、ボーっと空を見ることくらいしかやることがない。

なんか最近、空ばっか見てる気がする。



………今の馬車内の状況を軽く説明しておこう。

御者は変わらずリシアがしてくれていて、その隣にはサポートのためにアイナが座っている。

ここまでは何も問題はない。

……ここまではだ。


まずい所は、シャティが、胡坐をかいている俺の膝の上に、ちょこんと座っているところだ。

彼女曰く、

『昨日は、アイナっちが、マスターに相手をしてもらったからから、今日はウチが相手をしてもらうよ。

まずは………そうだ!膝に座らせてよ!まずはそこからだね。

あっ、明日はリシアたんの番だよ。』ということらしい。

よくわからないが……俺が言えることは、俺に拒否権はないようだ。


そんな感じで、俺はシャティを膝の上にのせて、ぎゅっと後ろからハグをしている。

ハグも彼女に頼まれたことだ。

シャティは、小柄なので、俺の腕の中にすっぽりと、おさまっている。

気分はぬいぐるみを抱いている少女の気分だ。

彼女の体温は心地のいい温度で、しかも、彼女からは時々ミルクみたいな甘い香りがする。




あっ、これだけは言わせて欲しい………俺にはあきらのように幼女趣味はないです。

アイツはよく、『ハァハァ、小学生はまったく、最高だぜ!』と言っていた。

まぁ、あいつの場合は、小さいものが好きなだけなんだが。

そういえば、アイツ、昔、『ミジンコまでならぎりぎり愛せるじしんがある!』とか言ってたな。


懐かしいことを思い出していると、シャティが袖を引っ張てきた。

「ねぇ、マスター………ウチのほっぺ触ってみない?」

「ん?なんだ、唐突に。」

「ウチ、肌が柔らかいのが自慢なんだ。だから触ってみてよ、おねがい。

後悔はさせないから!」

シャティの頼みなら仕方ない。

それにしても、意味のわかんないお願いだな。何を考えてるんだろう。

「はぃはぃ………じゃあ、さわるぞ。」

「ど、どうぞ。」


俺はハグをしていた手を放して、彼女のほっぺたにもっていく。

………ぷにぃと、まるでわらび餅のような柔らかい感触だった。

これは、良いものです。


シャティの、ほっぺを、プニプニ触っていると

「倫さん、人がいるっス。」

リシア、人くらいいるだろ。

「えーっと、なんかあれっスね。助けを求めるように手を振っているっス。止まるっスか?」

あ〜、«気配察知»に敵意を持っている奴らがー。

はい、それも全方位に。囲まれてるな。

「ちょっと待ってろ。確認する。」


俺は馬車から外を眺めて«模倣魔眼»を使った、

久しぶりだな、このスキル。

・・・うわっ、周りにいる人たちみんな盗賊じゃん。

あれ?でも、全員状態に『飢餓』ってついてる。

状態異常かな?


「止まってください」

やせ細った女の子が、言ってきた。痩せてなかったら相当な美人だろうに、勿体無いなぁー。

そういえば、この世界に来てからこんなことを考えることが多くなったな。深夜テンションならぬ異世界テンションか?まぁ考えるのはよそう。

「いいけどどうしたの?」

俺は答える。

ちなみにこの子には『飢餓』はついてない。

それでもフラフラで、いつ倒れてもおかしくない。

目の焦点が合っていない気がする。


リシアに言い馬車を止めると矢がリシアのほうに飛んできた。殺す気じゃんこれ。

はぁ、食糧を分けてくれというならあげようと思ったが、実力行使に出るのか。

俺は矢を指で挟み、飛んできた方向に投げ返す。

北○の拳の二○真空把みたいな感じだ。

試しにしてみたらなかなか上手くいったな。

あっ、木の上いた矢を撃ってきた奴に刺さり、落ちた。

あー、駿ほどじゃないかムキムキだな。

なぜ半裸なんだ?


「リシアに手を出すとは・・・

よし、殺そうか、いや、殲滅しよう。」

俺はほんの少しだけ理性がとんでいたようだ。

残りの奴らを殺そうと思い、«気配操作»で、殺気を出すと・・・。

「「「「「すいませんでしたぁ!」」」」」

盗賊全員が土下座して並んでた。

こんなに綺麗な土下座はフィクションでしか見たことがない。あれ?でも最近見た気がする。

あ、この«気配操作»自分の気配を消したり逆に大きくしたり出来る。気配を消すより大きくする方が俺には難しかった。


「こ、殺すならわっちだけにして、ほ、他の人たちは殺さないでください!お願いします!」

始めに話しかけてきた女の子が泣きながら許しを乞うている。女の子を泣かせちゃ、俺の家の家訓に反するな。

何があったか話を聞こう。話を聞くだけなら面倒事も起こらないだろう。

・・・ていうか『わっち』って、人の一人称に文句をつける気はないが、お前はあれか?商人と旅するりんご好きな狼か?残念ながら、こっちにはもう、可愛い獣人の女の子がいるぞ。


あれ?なんか女の子の足下が・・・。

俺は何も見てない。見てないったら見てないのだ!

その後、俺たちは盗賊もどきたちの村に案内された。

思っていたより近かった。

もちろん、警戒はきちんとしてるよ。

言うのが遅くなったが彼女たちも獣人だ。

キツネかな?よくわからん。




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