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影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
獣人国グラニース編
34/309

ゴブリン退治と、地味に・・・。

次の日に俺たちはギルドでクエストを受けて、グラニース近くの森にいる。

今日のクエストは『ゴブリン十体の討伐』だ。

選んだのは、リシアだ。

彼女が言うにはこのクエストは初心者向けらしい。

とりあえずさっさとかたずけよう。


ゴブリンは、森に入って少しの所にいた。

この森、グラニースから近いといっても、歩いて1時間以上かかった。足が痛い。

二十体くらいのゴブリンが、俺たちの目の前にいる。

こちらに一体のゴブリンが気がついた。

1匹が気づいたことで周りのゴブリンも気がついたようだ。

「ゲギャ!ゲゲギャゲギ!」「ゲギョ?ゲグギョギヤ!」「ギャギャー!」

何か会話している。日本語を喋れ、日本語を。

とりあえず睨んでいると、ゴブリンたちのうちの1匹が自分の武器である棍棒を振りかぶって突っ込んできた。

他のゴブリンより、若く見える。

なんか、盗賊の下っ端を思い出すなぁ。

真っ二つにされた人だ。


「ご主人様に、近寄らないでください!」

アイナが、弓を放つとゴブリンの額にスコーン!と、

いい音をたてて刺さった。即死だった。


«模倣魔眼»で、レベルを調べた。

レベルは7だった。レベルは俺よりは高いな。

ステータスのほうは、雑魚だったが。


仲間が散って怒ったゴブリンたちはまた突撃してきた。今度は六匹だ。

アイナに三匹、俺・シャティ・リシアが一匹ずつだ。

ゴブリンの装備は、全て棍棒だ。

異世界モノのラノベで、よくいる弓を持っているやつはいないようだ。


ゴブリンの攻撃を合気道でいなして、隙だらけになった後頭部に肘鉄をかました。ゴブリンは地面に埋まり、頭が潰れて、地面に赤い染みがついた。汚ねえ花火だぜ。

リシアもシャティも、危なげもなく倒している。

近距離戦だから、アイナが少し苦労している。


俺は中学校のとき、友人のなかにに合気道と柔道をしている奴らがいたので、基本技だが教えてもらったことがある。本当に簡単な技術だけだがまさか、異世界に来て役に立つなんて。なんでも経験だな。


残りはめんどくさいので«影の支配者»で、影を刃状にして真っ二つにする。うわぁ、結構グロい。

クエストクリアの証明である耳を切って回収する。

・・・なんか触るの嫌だ。

そういえばコイツは食えるのかな。食えるとしても食わないけどな。

・・・魔物とはいえ人型だ。なんか、心がモヤモヤする。嫌な感じだ。


「楽勝だったね、マスター」

シャティが、抱きついてきて、おんぶのようになる。

「ズルイっス。シャティ!」

リシアも続く。お前らは子供か。

背中には2人の小さいが柔らかい感触があるが、がんばって平静を保つ。思春期の男子にはそれはキツイよ。

シャティ、メガネのレンズを握るな。指紋がつくだろ。


アイナはどうしようかどうか迷っている様子だった。

アイナさん、しないよね?

君がしたら、俺はいろんな意味で死ぬからね。

どうやら、恥ずかしいらしく2人のように飛び乗ってこず、腕を組んできた。・・・幸せだ。

これ、俺が元の世界で、こんな奴らを見たら

死ねぇ!と叫んでいただろうな。

さすが異世界。スキンシップも激しいなぁ。


そうだ。久しぶりに«模倣魔眼»で、自分たちのステータスを見よう。これ数字が多くて見にくいんだよなぁ。変わらないかな?

『承知しました。ステータスの簡易表示を行います。』

表示が変わった。やっぱりご都合主義だな。


『E=0〜100、D=100〜200、C=200〜300

B=300〜400、A=A400〜1000

S=1000〜2000、SS=2000〜、に変更いたしました。』


勝瀬倫太郎

種族:人間、レベル5

クラス:影法師

ステータス

体力ss魔力ss筋力SS敏捷SS防御力SS知力SS

スキル

«影の支配者»«影収納»«気配操作・察知»«武術»

«影の支配者»によりコピーしたスキルなど、etc


アイナ

クラス:狩人

種族:獣人、レベル17

ステータス

体力C魔力E筋力D敏捷C防御力C知力C

スキル

«魔眼:摂理のアイ・オブ・ブロビデンス»

«弓術»«解体»←NEW!


リシア

種族:人、レベル27

クラス:パラディン

ステータス

体力・魔力・敏捷・筋力・防御力・知力= C

スキル

«シールドアタック»«剣術»«道案内»


シャティ

種族:エルフ、レベル24

クラス:ウィザード

ステータス

体力D魔力A敏捷 C知力B筋力E防御力 C

スキル

«回復魔法»«料理»

«魔術(炎や水魔法などの属性魔法を全て使うことが出来る)»


俺のステータスが、飛び抜けてるな。

シャティは、ウィッチじゃないのか?

エルフということだけあって魔術向きのステータスだな。

そんなことより、アイナのクラスが変わっている。

確か前は、アーチャーだったはずだ。

もしかして«解体»を新しく身につけたことで変わったのか。解体が上手くいくスキルかな?

リシアはオールラウンダーみたいな感じかな?

«道案内»って何だ?詳しく見てみよう。

『«道案内»・・・道に迷うことがなく、目的地に行くことが出来るスキル。』

あー、この娘たち地味にチートじゃね?


やっぱり«模倣魔眼»を使うとものすごく目が乾く。ドライアイなの忘れていた。この世界、目薬ないからなぁ。あんまり使いたくない。俺も反省しないなぁ。


背中に乗っているシャティとリシアに降りてもらい、俺たちはクエストクリアの報告をしに行くために街に戻った。

アイナとは、腕を組んだままだった。

残った腕にどちらが組むかで、リシアとシャティは、

ケンカをしていた。結局、ジャンケンをして、シャティが勝った。

負けた時、リシアが膝から崩れ落ちたのが少し面白かった。それにしても何で俺なんかと腕を組んでいるのだろう彼女たちは?

・・・細かいことは気にしないようにしよう。



«»内の言葉はスキル名です。

あと、ルビは相変わらずズレています

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