フリーチェ王国編番外編2.
ここで、この章を終わらせようか迷ってます。
王都について一時間。今は、朝の7時くらいでしょうか。今私は、道に迷っています。
……忘れていました。私は、方向音痴でした。
妹にも、散々言われていたことでした。
今は路地にいます。この時、周りの人に道を聞くということは、思いつきませんでした。
キョロキョロ周りを見ていると、大きな城、『フェリーチェ城』が遠くに見えました。目が良くて良かったです。
やりました。これで、お勤め先に行くことが出来ます。集合時間は、8時、まだ間に合います。念のため、王都に早く着くようにして良かったです。
それでも念のため、走っていこうと思います。
遅れてしまったら、お仕事をクビになってしまうかもしれません。
荷物を必要最小限度しか、持ってきてないのが功をそうしました。
今思うと・・・
もう少し、落ち着けば良かったです。
私は、空中を飛んでいます。こけてしまいました。
あ!だんだん地面が近づいてきました。
ガン!鈍い音が頭に響きました。とっても痛かったです。
そこで私の意識はなくなりました。
どうやら頭を打って、気絶してしまったようです。
お仕事間に合うかなぁ?
しばらくすると、身体が揺さぶられて、気を取り戻しました。頭がずんがずんかします。
「大丈夫かい?君?」
男の人が、私に心配そうな声で、尋ねてきました。
「はい、大丈夫です。ところで、あなたは?」
目の前にいる男の人は、観光客の方で、たまたま、この路地を、通りかかった人のようです。男の人が話してくれました。私は、気絶していた理由をこの人に話しました。
この人の顔は、はじめ見たときは、怖いと、思ってしまいました。しかし、彼はとても優しそうな瞳をしていました。私は無意識にボーッと顔を見つめていました。
・・・多分、一目惚れを、してしまったのでしょう。
「ぐ〜」わたしのお腹が、大きな音でなりました。そういえば朝から何も食べていません。
カラダが、かあっと熱くなったのを覚えています。
すると、男の人は、りんごを、渡してくださいました。とても美味しかったです。
多分ここで、この方のことが余計気になりました。私はなんてチョロいのでしょう。
男の人によると、今はお昼過ぎだそうです。
あ〜、だからお腹が空いていたんだなぁ。
・・・って、お仕事に遅刻しています。早く行かないと。
男の人にお礼を言い、走ってお城に向かいました。走りながら、もう一度会えないかな?と、考えていました。
お仕事クビにならないかなぁ?
結果、お仕事はクビにならず、もう一度、あの男性に会うことが出来ました。そうです、ご主人様です。
神さま、ありがとうございます。
この人と私を出逢わせてくれて。
精一杯アプローチをしたいと思います。
おばあちゃんも言っていました。
『アイナ!あなたもいずれ恋のひとつやふたつするでしょう。もし、そうなったら全力でアプローチしなさい。恋は押して、押して、押しまくったものが勝つのよ!』
私に振り向いてくれるかな?
とても不安です。




