フリーチェ王国編番外編〜アイナ、メイド生活始めるってよ〜
番外編です。
これは、ご主人様と、出会う少し前から会うまでのお話です。
私の名前はアイナ。
苗字がない?
この世界で苗字を持っているのは貴族様くらいです。
私は、田舎の村出身の平民なので苗字は、持っていません。
私には一人、妹がいます。
とても美人な妹です。
私の老婆のような白い髪の色とは、違い綺麗な黒髪のポニーテールです。おばあちゃんが黒髪だったので、その遺伝だとおもいます。
顔は私に似ていると、よく言われますが、そんなことはありません。彼女の方が美人です。
そして、彼女はわたしと違い、家事、狩り、などなど、出来ることがたくさんありました。
わたしに出来ることは、弓を使うことと、家事をすることです。それも、彼女に、劣っていましたが。
ちなみにわたしは料理が出来ません。
調理場には立つなと、言われていました。
ある日、王都で募集していた、メイドの仕事が、募集されていたので応募しました。すると採用されました。
この仕事は、お給金が、良いらしいです。これで、少しは家族の助けができるはずです。
出立する日になりました。
その日、妹は、私に、「もし、お姉ちゃんが、仕える人が、嫌なやつだったら、私にすぐに言ってね。そいつを殴りに行くから。」
この子は、目尻に涙を浮かべながらそう言ってくれました。
……この子には秘密にしないと。私が、月給制ではなく、前借りで、10年分お金をもらったことを。
これで、家族はひもじい思いをしなくて良いだろうと思います。無償で働くことになりますが、私が我慢すれば良いだけです。また、お母さんのお腹の中に子供が出来たらしいです。
妹にもお礼を言い、大好きな家族に見送られながら、村を出発しました。
この時は家族の助けになるという喜び半分、どんな人に仕えるのだろうという不安半分の気持ちだったと思います。
そうして、私はメイドになるために王都に行きました。
まだ続きます。




