フリーチェ王国編20~コミュ障がデートをするようですよ~
昨日投稿出来なかったので今日します。
俺は、アイナさんが自室に行ってすぐに城の前に向かった。こういう時は男が先に来るものだからな。少し緊張するなぁ。
20分くらい経ったとき、アイナさんは来た。
「ご主人様ー、すいません。待ちましたか?」
よし、このセリフを言おう。振り返りながらベタなセリフを言おうとした。
「いや、今来たとこ・・・・」
しかし、俺はアイナさんに目を奪われていた。
アイナさんは昨日買った水色のワンピースを着ている。本当にお姫様みたいだ。
「えっと・・・すごく似合ってますよ。とてもキレイです。」
「あぁ、ありがとうございます。でも、私は老婆のような白髪なので、この服がキレイなだけです。こんなに綺麗な服を買って下さりありがとうございます。」
ん?何を言っているのだろうか?
「アイナさん、俺はあなたのその白髪含めてアイナさんのことを綺麗と言ったんですよ。
俺はアイナさんが、服の魅力を上げているように思います。本当に綺麗ですよ。」
キザなセリフを言ってしまった。上手くこの気持ちを言葉で表現出来なかった。語彙が少ないって悲しいな。
アイナさんは驚いたような顔をしている。その後顔を真っ赤にした。俺も恥ずかしい。
そんなことをしていると門の前にいた兵士の人に
『ゴホン!』と咳をされた。
アイナさんは誤魔化すように言う。
「そ、それでご主人様、まずはどこから回られるのですか?」
「そ、そうですね、まず最初のお店は街の南西方向にあった、魔道具のお店に行きましょう。1人では入るのになかなか勇気のいる雰囲気でして。」
「それでは向かいましょうご主人様。今日は楽しみましょうね。」
アイナさんは俺の手を引きながら、振り向きざまに笑顔を見せてくれた。本当に笑顔がステキな人だな。
さて、その魔道具の店についた。
見た目がかなり・・・年季が入ってる。ツタなども巻きついてるし、雰囲気出てるなぁ。
開いてるよな?これ、廃墟じゃないよな?
俺は扉を開けて『開いてますかー?』と聞く。
店には誰もいなかった。しかし、すぐに奥から
『はーい、少しお待ちください!』
と若い女性の声が聞こえてきた。
少し経つと妙齢のおばあさんが出てきた。
何でだ?聞こえてきたのは若い女性の声だったのに。
「ま、待たせたのじゃ。それで何のようじゃ。」
「魔道具を買わせていただこうと思いまして。」
妙齢のおばあさんは、一瞬嬉しそうな顔をした。
その後は真面目な顔をつくっていたが、口元がニヤけている。
「そういえば、さっきの若い女性の声は娘さんのものですか?」
おばあさんは、ハッとした顔をした。
「あ、ああ。ワシの娘じゃ。」
なんか嘘くさいけど、そっとしておこう。
人には人の事情があるからね。
店を見て回っていると、木箱に入ったブローチのようなものを見つけた。真ん中には赤い宝石が入っている。
「店主さんこれは何ですか?」
「それは、特殊な魔力を込めたブローチよ。
・・・じゃない、ブローチじゃよ。付けているものには幸運が訪れるそうじゃ。」
この人、誤魔化せてないな。あえて気づいてないことにしよう。
「アイナさん、つけてみますか?」
「よろしいのですか?ご主人様がそう言うなら、つけてみたいです。」
その赤い宝石が埋め込まれたブローチは思った通り
アイナさんによく似合った。
「よくお似合いですよ。すいません、店主さんコレください。値段はいくらですか?」
「初めての客だから、3000ギルでいいわよ。これからもこの店をヨロシクね。」
店主さん最後までキチンとやりましょうよ。
あの、おばあさんにありがちな喋り方を。
その後さまざまなお店を回った。
お城へと戻っている途中に思い出したことがあった。
「アイナさん、プレゼントがあります。」
俺はアイナさんに、昨日彼女が欲しがっていた
リボン付きのバレッタを渡した。
「これは、俺からのお礼です。今日はありがとうございました。明日からもよろしくお願いします」
「はい!ご主人様、不束者ですがよろしくお願いします。」
なんかおかしくないかな?
次は番外編を入れようかなと、思ってます。




