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影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
フリーチェ王国編
19/309

フリーチェ王国編〜朝からヘヴィなものくらわせやがって〜

花粉症が、酷い。書くペースが遅くなった。


あ、あと、小説投稿は土日だけです。

_| ̄|○、;'.・ ハックショォォォォォイ


2021-01-11 誤字修正など

誰かが扉を開ける音で目が覚める。普段なら起きないところだが、たまたま眠りが浅くなったタイミングだったのだろう。


「ご主人様、ご主人様!気持ちの良い朝ですよ!早く起きてください!」


身体をゆさゆさと揺らして起こそうとしてくれる。そう言えば……昨日アイナさんに頼んだ……気もする。律儀な人だ、わざわざ起こしに来てくれるなんて。



何となく甘えて……あと五分と言ってみた。

自分でも無いと思ったけど、可愛い人に起こされるんだったらやってみたいよね。



「ご主人様〜?起きないと……イタズラしちゃいますよ?」

頬に柔らかい感触を感じる……これはもしかして……







「朝ですよ〜起きてください。」


……夢だったのか。やはり俺も浮かれているみたいだな。

……待てよ?もしかしたら夢でのセリフを言ってみれば……夢の通りになるのではないのか?

寝起きで判断が非常に鈍い状態だとしても……後から考えると……普通に気持ちが悪い考えだったな。



「あと……ごふん」

自分でも驚くくらいわざとらしく棒読みだった。どうやら俺にはあまり演技の才能は無いみたい。

……少し恥ずかしいので、機会があれば演技の練習に挑戦してみようかな。



「ご主人様〜?今すぐ起きないと………一生夢を見続けることになりますよ」


あれ?この声は……アイナさんじゃない。先程の「朝ですよ」は彼女の声だけど……この声は違う。

少し集中してみると部屋の中には、俺を除いて二人の気配があった。


……この声は誰のものだ?

聞いたことはあるんだけど……あと少しで分かる気がする。


「じゅーう!きゅーう!はーち…」



カウントダウンする声で、頭の中に平らな……!

もしかしてこの声は!


「もういいやッ!えいっ!」

………あきらだ!


気がつくのが遅かった。俺が起きようとしたその時には、既に彼女の武器であるムチが振り下ろされていた。



「へゔぃ!」

布団越しだが、アバラにしなったムチが直撃する。

その一撃はまるで丸太で叩かれたようで、体の芯まで痛みが届く。


「あっ!ご主人様!?大丈夫ですか!」

少し離れたところからアイナさんの声が聞こえる。綺麗な声だ……痛い。

誰かわからないが、頼むから……叩かれた所を撫でるのはやめてくれ……


皮膚に直接、炎を当てられているような痛みがあとからやってくる。皮膚を掻きむしりたい衝動に駆られ、触れてみるが余計に痛みが増すだけだ。


あまりの痛みに思わず意識を落としてしまいそうになる。痛みで寝られないが。


「早く起きろ!」

痛みで芋虫のように体をくねらせていると、露出していた足に鞭が飛んできた。

……目の前に星が見えた。




「朝から……とんでもない仕打ちをしてくれるじゃないか。あきらよ……」


痛みをこらえるために、歯を食いしばっている。歯が鳴らしてはいけない音を立てている気がするが、それくらいしないと我慢できない。



「朝って言ってももう9時半だけどね。

早速聞きたいことがあるんだけど、りんお兄ちゃん、魔王討伐パーティ何班?」


あきらの持つ時計は、たしかにその時間をしてしていた。

それにしてももっと起こす方法はあったと思うけどね。


「魔王討伐パーティ……?

そんなの知らないけど……え?もしかして俺呼ばれてない?」


あきらは、俺を見て呆れたような表情をする。

……本当に何も聞いてないからそんな表情されても……困るんだけど。


「やっぱり……はぁ…だろうと思ったよ。

人数聞いたら一人余る人数だったんだよね。副団長さんが、二日前の訓練の時に言ってたの聞かなかったの?」


二日前と言うとアイナさんとあったくらいだっけ?たしか……その朝から何も言われてないし……前日とかにも特に何も聞いてなかったな。


「何それ?訓練?そんなの知らないよ?」


「朝、騎士さんが呼びに来なかった?私の部屋には来たけど……」

もちろん来てない。



……あー、忘れられてたのかな?それとも俺が話を……いや、そんな話は出ていなかったはず。



「……あきら、今もう出発しているところはあるのか?」

「ほとんど全部の班は出発しちゃったよ。

今残っているのは、私の班だけ……でも、私の班は女の子だけだからお兄ちゃんは、入りにくいかもね。

お兄ちゃんは……どうなるんだろうね?」


ホントにどうしよう。

とりあえず迷惑かもしれないけど、担当の人に聞いてみよう。

「担当って誰?……誰に聞けばいいかわかる?」

「ラナさんじゃない?あの人が一番上でしょ?……アレも含めてね」


なぜそこで苦虫を噛み潰したような顔をするのだろう。

とりあえずラナさんに解決策を聞きに行ってみよう。

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