表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
海洋国家プルモ編
117/310

フネノウエ

・・・・・サブタイトル、

やばいんですよ。


「そう言えば。義弟くん。エルレオーナさんとは付き合ってるようだけど、どっちから告白したんスか?」

リシアは、少し悪い顔をしながら、怜に尋ねていた。・・・・・そう言えば、気になるな。

やっぱり、エルレオーナさんの方からかな?

怜は俺と同じくらい人見知りだから、ないだろうし。あと、補足しておくなら、こいつは人に合わせるということを全くしない。

リシアの質問には、エルレオーナさんが答えてくれた。

「あ。オレの方から告白させてもらったぜ。

オレがこいつを好きになった理由は、メシが美味かったことかな。コイツ手製のメシを食った時は泣きそうになった。

ちなみに、告白の仕方は、キスをして、『お前の美味い飯をオレに食べさせ続けてくれ。』だったかな?」

・・・・・・・わぁおっ!なかなかワイルド!


そんな感じでら俺たちは他愛のない話・・・・・・互いの周りの状況などについてを話していた。

そう言えば、エルレオーナさんがさっきリシアに言っていたことについては何故か詳しく教えてもらえなかったが、それ以外は色々とわかった。


さっきのどっちから先に告白したかとか、他には、

エルレオーナさんのクラスはリシアと同じ騎士だが、リシアのようにどこかに属しているとかでは無く。

あくまで、自分のクラスが騎士なだけで、職業としては冒険者に近いらしい。

ややこしくて、分かりにくいな。


「そう言えば、兄ちゃん。

いつリシアさん・・・・・・いや、あそこにいる人たちも含めて、いつプロポーズしたの?

あそこにいる人たちの様子じゃ、最近なんでしょ?」

それを聞いてくるのかい。まぁ、教えて不利になるようなことはないから、別にいいけど。


「・・・・・それが今朝なんです。」

すると、怜は。

「ふーん。・・・・・・あっ、あの人たち、客室の方に行こうとしてるよ。

呼んできたら?」

もう興味を無くしていた。

興味なくすのが早いなぁ、お前が聞いてきたことなのに。

まぁ、昔からこんな感じだから、別にいいけど。

よし、アイナとシャティを呼んでくるか。

「それじゃあ、2人を連れてくるから、ちょっと待ってろよ。」



少し遅かったようで、アイナとシャティは、船室に向かう階段がある扉の中へと入っていってしまったようだった。

急ぐ必要はないから、構わないのだが、探すのには時間がかかりそうだな。

ゆっくりと探していくか。

まずは、俺らの部屋からだな。



「たしか、この角を曲がると、俺らの泊まってる部屋が見えるんだったな。」

・・・・・こういう角を曲がる時は、少女マンガのように、人とぶつかってしまうことがあるから、気をつけないと。


「あうっ!」

・・・・・・気をつけようと思ったそばから、人にあたってしまった。

「ごめんなさい!」

「いえ、こちらこそぶつかってしまって申し訳・・・・・あれ?ご主人様?

どこに行かれてたんですか?

探しに行こうと思ってたんですよ。」

「アイナっち、どうしたの?」

「あっ、シャティちゃん、ご主人様を見つけましたよ。」

ぶつかった人は、アイナだった。

彼女だったから良かったけど、次からはちゃんと、気をつけないとな。


「ご主人様、リシアちゃんと一緒じゃないのですか?」

「俺は、君たちを呼びに来たんだよ。」

「どうして?」

「あぁ、弟がこの船に乗っててね、会わせよう・・・「「行きます!」」・・・・あっ、うん、案内するよ。」






「はじめまして、ご主人様の・・・いえ、倫太郎さんの婚約者のアイナと申します。

私が第一夫人ということになっています。

これから、よろしくお願いします。」

アイナは恭しく、美しい挨拶を怜にした。

さすがアイナ、略してさすアイだな、さすアイ。


「ウチは、シャクティ=ネクター、マスターの婚約者その3兼奴隷1号だよ!

ちなみに、奴隷だから、マスターと結婚したんじゃなくて、好きになったから、結婚しようと決めたことは覚えておいてね。

あと、ウチのことは、シャティって呼んでね!」

シャティは、フンっと可愛らしく胸を張って、そう自己紹介をした。

・・・・・・照れるねぇ。



「よろしくお願いしますね。ワタシは、兄ちゃんの弟の怜って言います。こちらは、ワタシの恋人のエルレオーナさんです。」

「どうも。義姉さん方、これからよろしくお願いします。」

エルレオーナさんは、応援団のように、厳つく頭を下げた。



さて、自己紹介も全員分済んだし、話もそこそこいい感じになってきたし、どうしようか?

『・・・・・・右頬気をつけた方がいいよ。』

突然、ヘルプ機能さんが、言ってきた。

うん?右頬?どういうことだ?ヘルプ機能さん?

その答えは、疑問に思うより早く理解した。

自分の体で。



「見つけた〜、おりゃー。」

すっごい棒読みで、俺は殴られた。

最近、こんな感じの不意打ち多くないか?


その俺を殴った人の体は小さかった・・・・少女のようだったが、その拳ははまるで恐竜の肌のように硬かった。

・・・・・・・というか、恐竜のような鱗が。

「ぶぅヴぇ!」

いきなり殴られたので、変な声を挙げたのが自分だと気づいた時には・・・・・・船から飛び出して海の上を平行に飛んでいた。



・・・・・これは、落ちる。

さすがに、海に落ちるのはヤバイ。

急いで、«転移»を発動させないと。

「«転移»!・・・いやぁ危ないなぁ。」


間一髪のところで、視線の先にとぶスキルである«転移»が発動して、今は船のマストの上にいる。

このスキル、ほんの少し発動まで時間がかかるから、髪の毛がほんの少し海に浸かってしまった。

しかも、本当なら甲板の上に飛ぶはずだったのだが、スキルを使う直前に体に痺れが走り、少しズレてしまった。


ものすごい力で殴られたが歯とかは、折れてはいないみたいだが、頭がボーッとする。

痛みとかより、驚きの方が強かったみたいだ。

しかし、痛みがないわけではなく、頬がカイロのように熱い。

あぁ〜、頬がズンガズンガするなぁ。



「エレ〜?やったのですぅ?」

「手応えはあった〜。いえーい。

今頃魚のエサ〜!」

黒髪ロング・・・・・黒髪ベリーロングの女の子がそう言いながら、白髪ベリーロングの彼女と同じ見た目で今、肌が鱗のようなもので覆われている女の子にハイタッチを求めながらそう言った。


杣やんところのエレとケオじゃないか。

またアイツらかよ。

なんで会ったら攻撃してくるんだ。

『さぁね?敵だと思われてるんじゃね?』

まぁ、聞いてみればわかるか。

・・・・・・・他のみんながどんな反応をするか確認しておこう。


「兄ちゃーん、だいじょうぶー?」

「おいおい、あいつ大丈夫か?思い切り殴られてたが。」

若干、顔を引き攣らせながら、怜のエルレオーナさんは海の方をのぞき込んだ。


「アイナっち、マスターは海に落ちたの?」

「いえ、音がしなかったから、落ちてはないと思いますが。」

アイナとシャティも怜たちと同じような海を覗き込んで・・・・・あれ?リシアは、どこ行った?まさか、海に飛び込んだか?


海の方を見ようとした瞬間、ガっと、肩を掴まれた。

「倫さん?無事だったんスね?なんでこんなところにいるんスか?」

「うわぁ!びっくりした!驚かすなよな。」

肩を掴んだんのはリシアだった。

いつの間にか、俺と同じようにマストの上に彼女は移動していたらしい。


「びっくりしたのは、こっちスよ。

だって、いきなり海に落とされたと思ったら、落ちる直前で消えたんスもん。」

「・・・・なんでここにいるって分かったんだ?」

「勘ス。」

「・・・勘か。」

「勘スね。」


すごいなとしか、言い様がない。

・・・・あっ、もしかして、彼女の持っているスキルのひとつにある«道案内»のおかげかな?

ヘルプ機能さん?俺ってもうそのスキルコピーしてるの?



『最初会った時にコピーはし終えているよ。

«マップ»の機能の1つとして組み込んである。

ほら、鉄カエル狩りに行った時、«マップ»にピンが刺さっただろ、あれだよ。』

あっそうなんだ。あれか。


そろそろ、降りようかな。

マストはかなり揺れるから、怖いしね。

エレとケオの2人は、両手を上にあげて、飛び跳ねているが、喜んでいるのも今のうちだぞ。


さすがに、許さないからな。

めっちゃ怒ってやるからな。

それこそ、大人気なく、泣くまで・・・・・泣いても怒り続けてやるからな。


俺は別に気にしないけど、ほかの人に同じことをされたら・・・・・注意しないとな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ