撃墜王の猫耳ちゃん
サブタイトルが本当にストックがありません。
適当じゃないんです!ネタ切れなんです!
何となく調子に乗って上に上に行ってると。
今俺は、屋敷の上空200メートルくらいにいます。
ちなみに、高さがわかったのは、«マップ»に小さく、高度200メートルと書いてあったからです。
上に上がる速度がものすごくゆっくりだったから、この高さまで来るのに、5分くらいかかった。
それにしても、この高さまでくると、逆に怖くなくなってくるな。なんだろう、実感がなくなるとでも言うのだろうか・・・・地上のものが全部不自然なものに見えるというか・・・不思議なもんだな。地上の人もかなり目を凝らせばゴマ粒くらいの大きさだが見える。
なるほど・・・・どこかの特務機関の青二才の人が言っていた言葉が良くわかるなぁ。
別に飛行するだけだったらそこまでの高度いらないんじゃないかな、と思った人もいるかもしれないが、きちんと理由があるのだ。
その理由は・・・・・飛んでるところを見られたくなかったからだ。
ただ単に飛んでいる姿がカッコ悪かったら嫌だからだ。
俺が今している飛んでいる形?いや、姿勢か?
とにかく、某3分ヒーローのように両手両足をピンと伸ばして飛んでいるんだ。
誰だって見られたくない姿の一つや二つあるだろう?
誰か・・・・かっこいい飛行姿勢を教えてくれよ・・・そうしたらこんなふうに悩まなくて済むんだけど。
俺の今の速度はそれほど早くなく、自転車ほどの速度だ。あんまり早いと、ゴーグルとか、付けてないから色々とめんどくな事が起きるからな。
さっき一瞬、速度を自動車ほど・・・時速60キロ程度にしたら・・・・髪型がやばいことになった。寝起きか、ってくらいボサボサだった。
あと、太陽光を遮るものが無いため、なんだか気持ちだけ・・・・気のせいかもしれないが、ぽかぽかする。
気を抜いたら、寝てしまいそうだな。
居眠り運転は、ダメゼッタイ。
・・・・・あれ?
視界の«マップ»による地図・・・・今は、飛行機ゲームのように3Dにしている地図に何かが二つ、こちらにまっすぐと飛んできているのが表示される。
下から来るな、しかもこの2つ生物じゃない。
何だ?ものすごい速度だぞ?
俺は進むのをやめて、その場に停止して、少し目を凝らして何かが飛んできていると表示されている方向を見る。
・・・あぁ?氷柱か?氷柱みたいなものが飛んできてる。
俺に向かってまっすぐと飛んできたのは、俺の身長の半分くらいの大きさの氷柱だった。その氷柱は、途中でたまたま射線上を飛んでいた鳥に当たるが・・・・・その鳥を穿いて、止まることなく俺に向かってきた。氷柱が、鳥の血で真っ赤に染まっている。
あれに当たったら、ほぼ間違いなく俺は墜落するな。
空中に影で壁を作って、飛んできた氷柱を収納する。収納せずに、防ぐことも出来たのだが、その場合、氷柱が氷塊に変わり、地上にいる人に被害が及ぶかもしれない。この高さから、氷塊が落ちたら、被害がやばい。
それにしても、誰が氷柱を撃ってきたんだ?この高さまで、氷柱を飛ばせる奴なんているのか?
・・・・まぁ、気にしないようにしよう。めんどくさい事になりそうだしな。
さっさと目的地へと向かおう。
〜その頃のとある女の子たち〜
勝頼倫太郎に向かって氷柱を放ったのは、2人の女の子だった。
「エレ〜?飛んでた奴倒した〜?いや、殺った~?」
生まれてから1度も切ったことがないと言っても信じられる位の、白い長髪を左右に揺らしながら、女の子は期待したような声でもう1人に話しかける。
「・・・・いや、ダメなのです。当たったと思うのですが、防がれたと思うのです。多分、当たったのは、飛んでいた鳥とか、そのへんなのです。」
手を空に伸ばし、ネコミミをぴょこぴょことさせていたもう1人の、白い髪の子の姉妹である、白い長髪の子と対称的に、黒い長髪の女の子が白い息を吐きながらそう言う。
ちなみに、2人は、姉妹なのだが、事情により、どちらが妹か、姉か分からない。しかし、2人は特に気にしてはいないようだ。
・・・・どうやら、氷柱を放ったのは、黒い長髪の女の子ようだ。白い息なのは、氷柱を作ることによる影響らしい。
氷柱などの氷を生み出したりする«氷魔法»を使うと、デメリットとして息が白くなったり、体温が下がったりするのだ。
つまり使えば使うほど、体は冷えてしまう。
夏場はいいかもしれないが、冬場には使うと命に関わる魔法である。
「おーい、2人ともー、こんな所で何してるんだ?そっちになにかあるのかー?」
フリフリの服を着た恰幅の良い男性が女の子達に遠くから声をかける。
その見た目のせいで、一歩間違えたら犯罪者として見られてもおかしくない彼は、先程少女が放った氷柱で撃墜されそうになった勝頼倫太郎の友人の一人だ。
少女たちは、その恰幅のいい男性に気づいて、コソコソ話す。
「ケオ。このことは2人だけの内緒にするのです。和也さまには変な心配をかけるのは嫌なのです。」
「分かった〜、2人の秘密ね〜。お口チャックしてるよ〜。」
変身すると、ネコになる子と、恐竜のような見た目になる子の2人は、コスプレイヤーの元へと、可愛らしく走っていった。
チラリと、勝頼倫太郎が飛んで言った方向を見つつ。
〜ふたたび勝瀬倫太郎視点〜
「うーん、そろそろここら辺かな?高度を下げるか。」
ゆっくりと空の旅を楽しみながら、俺はやっと«マップ»で示された場所へとやって来た。上昇してきた時と同じ速度で地面へと近づいていく。
だんだんと、地上がはっきりと見えて・・・・うわぁ、だんだんと怖くなってきた。
大体、高度50メートルくらいまで降りてきた。
「うへぇ、この高さは流石に堪え・・・・・・何だ?あの生物。」
«マップ»でピンが刺さった位置、エイズルバトラコスとか言う魔物がいるのはここら辺なんだけど・・・・いるのは一種類しかいない。
ここは平原で、本当に周りに何も無い。洞窟や、おおきな木など隠れる場所がない。
だから、その魔物は、開き直ったように佇んでいた。
・・・・もしかして、あの気持ちの悪い生物がエイズルバトラコスなのか?あの見た目で、そんな立派な名前なの?
『本当です。あの生物が、エイズルバトラコスっていう名前です。』
それだけヘルプ機能さんは言うと黙ってしまった。あれが、『高機動車』の素材なの?
あっラバーリザードも、その魔物の近くにいる。
見た目は黒いトカゲだった。肌の表面が名前の通りタイヤのように凸凹とした溝があった。
さすがの俺でも、タイヤの素材なのは理解出来た。
しかしなぁ、俺の真下にいるこの生物は・・・
見た目はデフォルメ化されたカエルのような感で丸い。そこを見るとほんの少しだけ可愛い?と思う人もいるかもしれないが、肌の表面がグロいの。
マジでグロいの、ぱないの!
本当にグロいの。大事な事なので3回言った。
そのカエルのような魔物の肌からは、吹き出物のように真っ黒な鉱石が大量に、びっしりと張りついている。いや、皮膚を突き破って出ているという表現の方が正しいんじゃないか?カエルの目も、真っ黒で小さな鉱石がびっちりと張り付いている。目は見えているのだろうか?
それにしても本当に気持ち悪い。
うわぁ、よくみてみると、あの鉱石ウニョウニョと動いてるぅ。気持ち悪いよォ。
『あの気持ち悪い鉱石はとてもいい鉄なんだぜ。
エイズルバトラコスの体表面には純度の高い鉄鉱石が生えるんだ。売ったら結構高いんだぜ。
さぁ!アイツを倒せ!そして、金を稼げぇ!』
頭の中でおまけ機能が、大声を上げるが・・・
触るのがいやだ。それどころか近づくのすら抵抗がある。
どうやって倒そうかな?




