表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
港町ケルプ編
106/309

狐っ娘農作業系バーサーカー

以外にストックが貯まらないので、更新が遅くなりました。ネタはあるんですが・・・・書くのが遅いんです。すいません。

さて、そろそろ、シェラたちのいる畑に行こうか。待たせすぎたなぁ。

・・・・たしか畑って庭の端の方だったかな?

俺は、玄関から庭の方に出る。

・・・・・やっぱ、この屋敷広いなぁ。端の方なんて、俺の視力だとぼんやりとしか確認出来ないよ。あっ、結構奥の方でちっこいのが2人、手を振っている。あそこかな?


手を振っている2人組の方に近づいていると、地面が急に柔らかくなってきた。もしかして、畑踏んでしまったか?もしそうなら、後で謝っておこう。


「あっ、だんな様来たネ、遅刻ネ!」

「遅いネ、すごく待ったネ!」

「へっ?ちょっ・・・二人とも待っ・・・・うぎぃ!」

手を振っていたのは、リンユーとリンリーの2人で、近づいていくと、2人が脇腹に体当たりしてきた。2人の格好は、紺色の作務衣でよく似合っている。狐っ娘には、和服系だよなぁ。

・・・・・それにしても、2人はまだ子供で軽いが、さすがにタックルはキツいな。

「うふふ、二人ともだんな様がいらっシゃって、はしゃいでいるんでスよ。」

シェラが、メガネを外して、額の汗を拭いながら言ってくる。彼女のその手には鍬のようなものが握られ、額には鉢巻を巻いている・・・The農家さんみたいな格好だなぁ。顔には、少し泥がついている。


「あれ?そんな鍬あったっけ?」

シェラは少し顔をピクリと動かした。狐耳がイライラしているみたいにピクピクしている。そして、彼女は、少し引きつった顔で言ってきた。

「これは、[鋤]ですヨ。」

不機嫌そうな声音で言われた。そんな少し不機嫌になったシェラの周りを・・・

「あー!今シュェランさん!だんな様のコと、[好き]って言ったァ!」

「これは、アイナ様タちに報告だァー。」

リンユーとリンリーの2人がまるで雨乞いでもするかのように両手をあげて踊っている。うわぁ、子供って残酷だなぁ。2人にシェラは。

「今のは、そっちの[好き]じゃなくて、[鋤]のほうデす!」

「「違いがわかんなーイ。あははははっ。」」

「むぅぅぅ。」

煽りに我慢出来なくなったらしく、シェラはふくれっ面で2人を追いかけ始めた。

2人が猫のように捕まえられたのは、それから10分ほど経ったあとだった。リンリーとリンユーの2人はケタケタと笑っていた。



「シェラ、俺は肥料を作ればいいんだね。」

「あ、はい。ありがとうございまス。」

若干息を整えながらシェラは答える。

俺は、以前と同じ手順で、俺は肥料を作った。作ったあとで思ったんだが、«日曜大工EX»で作ればもっと早かったんじゃないだろうか・・・・まぁ、もう遅いけど。


「じゃあ、これを撒いて、耕そうか。俺も手伝うけど・・・・やり方が分からないから教えて。」

「いいでスよ!だんな様にも、農業の素晴らしサを知ってもらいたかったトころです!」

ずいっとシェラは近づいてそう言った。メガネの奥の目が怪しく光っていたのは気のせいだろうか・・・・・ん?なんかリンリーとリンユーが震えてる。

・・・・なんか、『だんな様、勇気あるネ。』『シュェランさんに畑仕事について聞くなんて、すごいネ。』と、シェラには聞こえないように、コソコソ言ってる。なんか、怖くなってくるから止めろよ。


・・・・・ふたりの言っている意味が、しばらくして分かった。やっぱり公開は先に立たないんだなぁ。

「だんな様!もっと腰に力を入れて!力で耕すんじゃなくて、刃の重みを利用して、振り子のようニ!ほら!手を止めなイ!」

・・・・いざ、畑仕事をシェラに教えてももらい始めてから、ずっとこんな感じに注意されまくっている。刃の重みを利用してってこんな感じかな?

「あっ、そんな感じでス、そろそろ、だんな様も、畑仕事の楽しさに目覚めたんじゃないですカ?」

シェラは、笑いながら物凄い勢いで・・・・俺の何倍も早く、それこそ重機にも負けないほどの速度で畑を耕しながら、そう言ってくる。

速度とかはおいておいて・・・・いやー、うん。いい笑顔なんだけどね。いい笑顔なんだけど・・・目がね、なんだろうな、正気じゃないっていうか・・・とにかく怖い。あれ、何か危ないものキメちゃってるんじゃないか?


「(リンユー、リンリー。シェラは、いつもあんな感じなのか?)」

「(そうネ、いつもあんな感じネ。というよリ、畑にいる時は大体あんな感じネ。)」

「(シュェランさんは、絶対に、農業中毒ネ!)」

俺は、近くで鍬を振っていた二人に聞いてみる。

農業中毒・・・・やっぱりかぁ、ていうか、いつもあんな感じなんだ。見た目のイメージと違うな。

「3人とも!口を動かすのもいいんですケど、手の方が止まってますヨ?」

いつの間にか後ろにいたシェラが怪しい笑顔を向けてくる・・・勝手な感想だが、『働け!クズども!』と言っているみたいな目が怖い。



その後、少し顔が赤いアイナと、風呂に入り終わったラータがやって来た。アイナは、逆上せたのか?

「ご主人様、ラータちゃんをおふろに入れま「アイナ様!手伝ってくだサい!ラータさんも!」・・・・いいですよ。」

「うぇー、小生も?お風呂に入ったばかりなんだけど。」

「後でもう一度入レばいいんです!ほら、動いて。」

そんな感じに、シェラは、彼女たちにも畑仕事をさせていた。アイナは少し楽しそうに、ラータは本当にめんどくさそうに、鍬を使っていた。

シェラは結局、終わるまでずっと、高笑いをしていた。

おい、彼女のどこが見た目が委員長をしていそうだ!どっちかって言うとバーサーカーじゃないか!


畑の大きさは、どれくらいだろう・・・説明するのが難しいなぁ。うーん、まぁ疲れるくらいの広さっていえばいいかな?

そんな畑を耕し終わると、シェラはすっごい綺麗な笑顔で汗を拭いていた。作務衣を腰に巻き、様になっている。

「いやー、仕事をしたあとは気持ちいいですネ。旦那様!また、手伝いをよろしくお願いしまス。」

「はぁはぁ、ゲホッ・・・お手柔らかに・・ゲホッゲホゲホ、頼むな。」

俺は、少し疲れてフラフラになりながら答える。そう言えば、元の世界で、学校の技師さんという用務員の方に手伝いを頼まれて木を切ったときも、これくらい疲れたっけ。本当に、農業をしている方は偉いなぁ。でも・・・・・たしかに、シェラの言う通り、少し充実感はあるな。


「任せてください!アイナ様たちも、その時はよろしくお願いしまス。」

「はい!意外と農業って楽しいんですね。」

「も・・もう・・だ・ゲフォ・・・ゲホッゴホッ・・・ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」

アイナは、普通に元気で笑っていたが、ラータが・・・・酷い。うつ伏せで、ピクリとも動かない。どこかの物凄い威力の魔法を使い終わった女の子みたいな感じだ。

あっ・・・なんか危ない感じで痙攣し始めた。

あれ、«回復魔法»かけておいた方がいいのかな?そうすれば少しは体調良くなるよね?

『幽霊とかゾンビとかのゴースト系に«回復魔法»をかけると、成仏するぞ。気をつけろよ。』

あっ、そうなんだ。じゃあ、俺には見るだけしかできないな。

あれ?成仏・・・・あれ?なんか引っかかることが・・・・まぁ、いいや。


というか、せっかくラータは綺麗にしたのに、また汚れてしまったな。他の女の子たちも、泥だらけになっている。アイナは何故かメイド服に汚れが一切ついていないが。

このままだと屋敷が汚れるな。

俺は、«影転移»で脱衣所と、繋げる。


「みんな、泥だらけだからお風呂に入ってきな。さっきラータが風呂に入ったばっかりだから、多分まだお湯は張ってあると思うよ。着替えは・・・・俺は屋敷の外にいるから、お風呂に入ったあとにゆっくりと取ってくるといい。」

女の子たちは嬉しそうに入っていった、一人を除いて。


・・・・ラータは、まだ地面に横になっている。痙攣から次は激しく咳をし始めた。

「ラータ、お前動けるか?運ぼうか?」

「だ・・・旦那はんいま・・うご・・・かさんといて・・し、死ぬぅ・・。」

さっきまで青色だった顔色が、今紫になってきた、いや、紫というよ・・・・あっ!


その後なにがあったかは彼女・・・ラータのプライバシーに関わるのでやめておこう。

・・・・処分は«水魔法»でしました。あと、ラータの服に付いた汚れも・・・。と言うか、ラータを水で洗い流して、脱衣場にへと繋げてある«影転移»の入口に放り込んだ。

いやー、やっぱり農作業って、運動不足には、辛いんだね。




念の為に、説明しておきますが。

リンユーとリンリーがシェラのことをシュェランと呼んでいるのは、それがフルネームだからです。主人公が略しているだけなのです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ