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影法師の悠々自適な異世界ライフ  作者: マッドちゃんぽん
港町ケルプ編
102/309

アイナの相談

最近暑いですね、皆さんも熱中症には気をつけてください。

ご主人様が、ご友人の方と遊びに行った本日、私とシャティちゃんとリシアちゃんの3人は、あきら様のところに行きました。訪問する理由は、いつもの通り相談を行いに行くためです。それにしても・・・・・ご主人様のご友人の方々は、個性が強かったです。それにご主人様がご友人の方々とあった時に見せた表情・・・・少し嫉妬してしまいますね。いけませんね、少し冷静になりましょう。


留守は、絶賛畑作り中のシェラちゃんたちが変わってくれました。彼女たちは、ご主人様がハウスキーパーとして雇った人たちです。1度は私たちを襲った人達なので最初来た時は、警戒をしていたんですが・・・・・意味が無いと判断しました。彼女たちは、ご主人様に忠誠を誓っているようなので、放置でよいでしょう。

なぜ、彼女たちがご主人様に忠誠を誓っているのかは分からないです。ご主人様にお尋ねしても、「分かんないです。アハハ。」と苦笑いされるだけでしたから。今度、彼女たちに聞いてみるのもいいかもしれませんね。

・・・・しかし、双子のリーリンユーちゃんとリンリーちゃんはともかく、シェラちゃんは・・・・・別の意味で警戒しなければいけませんね。敵といえば、敵なのですが・・・・・近々、リシアちゃんたちと相談会を開きましょう。予定がいっぱいですね。



そういえば、彼女たちのお給料を、ご主人様はきちんと渡しているのですが、それもかなりの額を。それを、彼女たちは要らないと言い、ほんの少しのお金だけを受け取って残りを、私に渡してきました。どうしてお金を返すのか、その理由を尋ねたら、「わっちたちは、旦那様に命を救われました。わっちたちは望んでここにいるのです。言うならば奴隷で、自分の奴隷に給料を払う人間がどこにいるんですか?」と、笑いながら言っていました。・・・・・ちょっとよく分からないですけど、ご主人様。彼女たちに一体何をしたんですか?普通ここまで、忠誠を誓いませんよ。


また、この屋敷で地縛霊をしていたラータちゃんは、ご主人様がお布団の材料を渡してからずっと部屋にこもってます。さすがに、幽霊さんとはいえ、心配で、昨日、シャティちゃん謹製のとても美味しいサンドイッチをお部屋に持って行ったとき、彼女の部屋の中から、「ハッハッハ!なんだかハイになってきた〜!最高にハイ!って気分だァ!」と聞こえて、本当に驚きました。ご主人様にも、その事をお伝えしたら、また苦笑いを浮かべ、困った顔をしておられました。


私たちのお屋敷から、しばらく歩くと、あきら様たちがいらっしゃるお屋敷へとたどり着きました。何度か道に迷いそうになりましたが、リシアちゃんがいたので、問題もありませんでした。


お屋敷の前では、あきら様が出迎えてくださいました。

「アイナちゃん、久しぶりー。元気だった?」

「はい。あきら様もお元気そうですね。本日は・・・・その相談事がありまして。」

「あぁ、いつものね。りんお兄ちゃんのことでしょ?」

「あ、あまり大きな声でおっしゃらないでくだひゃい!恥ずかしいです。」

「(あー、これは・・・・りんお兄ちゃんが好きなのもわかるわー。抱きしめたくなる可愛さだもんね。)」

「あの、どうかしたのですか?」

「いや、何でもないよ。さぁ、中に入ってはいって。」

あきら様に案内されるがまま、リビングルームへと、私たちはやって来ました。今、この場にいるのは、あきら様、私、リシアちゃん、そして、あきら様の専属メイドの方の4人です。彼女は、私の同僚にあたる方なのですが、私が『フリーチェ王国』に来るのが遅かったせいでろくに挨拶も出来なかったために、少しぎこちない感じになっています。同じ、勇者様にお仕えする者同士仲良くしたいのですが。


シャティちゃんも先程までいたのですが、三香原様に連れていかれました。連れていかれた様子はこんな感じでした。

リビングルームの扉が大きく音をたてて開かれました。

『ロリガキが来てるらしいね!あきらちゃん!』

ツインテールにした髪を風でたなびかせて、三佳原様がお部屋に入ってきました。それに、シャティちゃんが反応します。

『誰がロリガキよ!またアナタね、ミズキ!』

『あら、ごめんなさい、いたのね。小さくて見えなかったわ。ゴメンねホントに。』

『上等よ!そのケンカ買ってやるわ!そろそろ決着をつけようよ。』

『あら、まだ胸すらも成長していないロリガキ如きが、瑞稀のような大人の女に勝てるのかしら?負けてるのは・・・無いわね。あっ、胸の軽さくらいかしらね。』

『・・・・表に出なさい。』

『あら、ゴメンなさい。小さすぎて聞こえないわ。』

『表に出ろって言ってるんだよ!アナタは超えてはならない一線を超えたわ!』

『面白い、やってみなさい。』

とまぁ、そのような会話をしながらふたりとも仲良くお庭の方に出ていきました。今、お庭の方からは、大きな音がしていますが、気にしないようにいたしましょう。


「それで、今日も相談したいことは『りんお兄ちゃんにどうすれば振り向いてもらえるか』ってことでいいんだよね。」

実は私はあきら様のところへ行くたびその質問をしているのです。もちろん、ご主人様には秘密ですけど。だって・・・・恥ずかしいんですよ。

「実はもうひとつありまして・・・・それは『強くなりたい』です。」

「ふーん・・・・聞くけど、それは、女の子としての強さ?それとも単純な戦闘力のどっち?」

あきら様は、オレンジジュースが入ったコップを傾けながら、値踏みするような鋭い眼で質問をしてきました。ご主人様と同じような鋭い眼に、少し緊張しましたが、何とか言葉を出せました。


「はい、どちらかと言えば後者ですね。以前、私が弱いせいでご主人様に迷惑をかけたので・・・。いつまでも、守られるだけではダメなのです。」

「うーん、りんお兄ちゃんに関してのものだったらね、大体答えられるんだけど・・・・戦闘よ強さとかに関してはあたしは分からないなぁ。地道に努力していきなさいくらいしか言うことがないよ。あたしの管轄外だね。」

なるほど、やっぱり努力するしかないのですか。

・・・・・最近、ご主人様のステータスがとんでもないことになってるのですが、普通に努力して追いつけるのでしょうか?自信がありません。



「バウっ!へっへっへっ。」

「あはははっ、やめるっスよ。くすぐったいよ!あははは!」

私があきら様から、他にも色々とアドバイスを貰い終わったとき、リシアちゃんは床で、あきら様の召喚獣のイヌワノフちゃん?でしたっけ、とにかく、子犬のような見た目のその子に顔を舐められています。転げまわっていたせいか、リシアちゃんが着ているスカートがめくれています。


リシアちゃんに注意をしていると、庭の方から聞こえていた、大きな音が無くなりました。シャティちゃんと三香原様の遊びが終わったのでしょうか?用事も終わったので、そろそろ帰りましょうか。あっ、ご主人様は、お昼は必要なのでしょうか?聞くのを忘れていました。お屋敷に帰ったらココちゃんを介して聞いてみましょうか。


「音がしなくなったらスから、シャティを迎えに行って来るっス。」

リシアちゃんは、頭にイヌワノフちゃんを乗せたまま、庭の方に行きました。そう言えば、ご主人様も、よくココちゃんを頭の上に乗せておりますが、なにか意味があるんでしょうか。

「それではあきら様、リシアちゃんが戻ってきたら、お暇させていただきます、今日もお世話になりました。」

「たいしたアドバイスしてあげられなくてごめん・・・あっ、今、面白いことを思いついたんだけどやる?多分成功すると思うよ。」

「お、教えてください。」

「それじゃあーーーー」

「なるほど、分かりました。早速今日実践してみます!」


私は、鎖でグルグル巻にされたシャティちゃんを抱えてきたリシアちゃんがお庭の方から帰って来たので、お屋敷に戻りました。三佳原様は、イヌワノフちゃんが大きくなって運んできていました。



今は、深夜の1時、私はご主人様の部屋の前にいます。ご主人様は、12時には、寝るのでそろそろ眠ったことでしょう。あきら様のアドバイスの通りに出来るでしょうか?自信がありませんが・・・・・やるしかありませんね。


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