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噺の扉(短編集)

毒、濁、独

作者:

たまに、こんな気持ちになります。

それは、じわじわと静かにやってくる。


誰にも気付かれないように。


足音を一切立てずに。


体をどんどん蝕んでいく。


そして、いつの間にか体中に蔓延するのだ。


まるで、毒の様に。


気付いても、もう間に合わない。


いつしか透明感はなくなり、色を感じる事が出来ない。


緑が綺麗に映えていた景色。


美味しそうに見えていた食べ物。


優しい笑顔が大好きだったあの人。


全てが、黒く黒く濁って見える。



「いっそ、全て塗り潰してやろうか」



そう呟いた声は独り、誰にも届かなかった。


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