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200文字小説集

鬼の種(200文字小説)

作者: 日下部良介

 家に帰るなり息子が豆撒きをやろうと言う。

 学校の帰りに豆を貰ったのだそうだ。

 息子の手作りの鬼のお面を私は付けた。

「おにはーそと、ふくはーうち…」

 

 撒き終えてから私は息子に言った。

「歳の数だけ食べるんだよ」


 翌朝、隣で寝ている家内の顔を見て驚いた。

 家内だけではない。息子まで…。

 私も鏡を見て驚いた。

 頭から角が生えている。

「まるで鬼じゃないか…」


 ゴミ箱から昨夜の豆の袋を拾って見た。

“鬼の種”

「なんてこった…」




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