7話
俺は今、燃えるような色をしている草を離れて見ていた。
俺はその草に向かって、小石を投げた。
…ヒュン・・・・・
その小石は草に当たった。
ドッオオォォォォォォ!!!!!!!!!!
周りの木々を巻き込んで爆発を起こした。
ワ~…スゲー。
俺はその予想以上の凄さで片言になったのは仕方のないことだろう。
今、小石をぶつけた草は火薬草と言われていて銃弾を作るのに必要な素材だ。
だが、火薬草は何かに触れると爆発してしまうので危険だ。
危険だって言うレベルじゃないよな?あんなのくらったら一瞬で御陀仏だよな?
俺は愚痴りながら、他の火薬草を採ろうと動き出した。俺は余り密集していない火薬草を集中的に採ることにした。火薬草が密集していると連鎖爆発で本当に御陀仏だからな。
火薬草は水で濡らして採るらしい。俺は水の入った水筒をゴブリン達にも与えて手分けして採ることにした。
何とか一つも爆発せずに無事採ることが出来た。慎重かつ素早く採っていったのでスキル《採取》を獲得してしまった。
俺は目的を果たしたので。家へ帰ることにした。
その日、見た夕陽はとても綺麗に見えた。
俺たちはボロ家まで帰って来て、火薬草を水に浸した。
火薬草は一晩、水に浸すといいとゴブリンに言われたので殆どの火薬草を水に浸すことにした。
俺たちは水で体を洗い、焼肉を食ってベッドが一つしか無いので一緒に寝ることにした。
一緒に寝ると言った時、ミルが嬉しいそうだったのは何でだろう。
やっぱり、毛布で寝たかったんだろうと考えて意識を闇に落としていった。