3話
「どういう事だ!!!」
街に怒声が響く。
それもあちらこちらから。
街の人々はパニックに陥っていた。
「何!?このメール??」
「どういうことだ!」
「ログアウト出来ねぇ?」
「えっ?死んじゃうの…?」
「うっ…うううぇぇん!ママー!」
「帰りたいよー!」
「じゃあ、さっきフィールドで死んだ奴は?」
「誰かー!」
街のあちらこちらから怒りの声や悲しみの声が響いている。
その中にはキョロキョロと何かを探しているように首を振っている少女がいた。
少女は人混みを掻き分け、進んで行く。時より、少女が何かを叫んでいるが虚しくもその叫びは周りの声に混ざって消えていく。
それでも少女は進んで行く。
突然、手首を後ろから掴まれ、それは阻まれてしまった。
症状は掴まれた方を振り向いた。そこには少女の仲間と思われる少女が立っていた。
その二人の少女は何かを話し合って、その後、追いかけて来た少女に引っ張られて連れて行かれた。引っ張られている少女は何か言っているがお構いなしに連れて行かれた。
その時の少女の言葉は「お兄ちゃん、何処ですか?」と言っているようだった…
~職業~
職業は神殿へ行くと替えることができる。プレイヤー達は最初に神殿へ行き、職業を替えること。
特定の条件で貰える職業もあるがプレイヤー達はまだ知らない。