2話
俺は今、ボロい家の中にいた。
家の中の家具はボロくは無いが家の中は埃が溜まっていた。
そのため、俺は扉や窓を全て開け放った。
そして、床に落ちていたハタキや箒を駆使して部屋を最低限住むことのできる状態にまで掃除をした。
何故、俺がここに住むようなことを言ったかというと家の周りが深い森に囲まれていたからである。
俺は森を探索する為に家の中を軽く物色した。
物色し始めて数十分後、見つかったのが短剣二本と単発式の銃一丁と銃弾十二発と黒いローブを見つけた。
この銃は先端にナイフを取り付けるようになっていて、取り付けると銃剣になった。
そして、俺は今、白いパンツとシャツだけだったので黒いローブがあったのには助かった。
これで変態と言われることはない。
そして、俺はゆっくりと森の中へと入って行った。
森に入って暫くすると、何かが叫ぶ声が二つあった。気になった俺はその声の元へと向かった。
暫く歩いていると二つの内一つの叫び声が止んだ。
その音の元を見るとドラゴン?よりも恐竜に似た緑色の生き物が雄叫びをあげていた。
この生物のことをグリーンドラゴンと呼ばせてもらうことにした。
グリーンドラゴンは戦いで頭の上にあるHPバーが一割弱にまで減っていた。
レベルは『???』になっており、レベルがかなり離れているようだ。
俺は少し、ビビってしまった。
ゲームがこんなにリアルだなんて。
俺は葛藤した。
戦うかそれとも逃げるのかを。俺がここから逃げてもまだまだいるだろう。
だから、俺は戦うことを選択をした。
俺はゆっくりと弾を装填し、グリーンドラゴンの頭を狙うように構えた。
それに気付いたのかグリーンドラゴンが一瞬で距離を数メートルまで迫っていた。
俺は何故か冷静に頭だけを狙っていた。
それから、ゆっくりと引き金を引いた。
…ダッァン………
銃声が森の中で響いた。クリティカルヒットという文字を浮かび上がらせて。
グリーンドラゴンは倒れ光となって消えていった。
俺は何かが切れたように地面に座り込んだ。
ポーンという音と共に「無職」レベルが2に上がりました。レベル3に上がりました。・・・・・・・「無職」レベル10に上がりました。スキル《ジャンプLv1》《ステップLv1》《体術Lv1》を獲得しました。・・・・・・「無職」レベル20に上がりました。スキル《幸運》を獲得しました。職業〈銃剣士〉を獲得しました。
職業を「無職」から「銃剣士」に替えますか?
・・・YES
職業「銃剣士」になりました。
スキル《射撃Lv1》《狙撃Lv1》《銃剣術Lv1》《突きLv1》を獲得しました。・・・・・・・・・・・・「銃剣士」レベルレベル15に上がりました。《急所狙いLv1》《貫通強化Lv1》《隠密Lv1》を獲得しました。・・・・・・・レベル25に上がりました。《拡散攻撃Lv1》《受け流しLv1》を獲得しました。
一定値以上の経験値を獲得したため、《弾数2倍》《連続射撃Lv1》《見切りLv1》《索敵Lv1》《状態異常無効》《即死無効》を獲得しました。
特定の条件を満たしたのでスキル《威圧Lv1》《冷静Lv1》《下克上》《才能》を獲得しました。 称号《竜殺し》《スナイパー》を獲得しました。
おぉ、スゲー。こんなに沢山貰ったぜ。
グリーンドラゴンのドロップ品もかなり良かった。
ドロップ品は亜竜の鱗五つと亜竜の牙四つと亜竜の肉八つだった。
よし、満足したしログアウトしよう。
俺はログアウトを探して選択した。
だが、ログアウト出来なかった。
何故かと思っていたら、一通のメールが届いた。
送信者:???
本文:君たちをゲームの中に閉じ込めた。
ここから出るためにはゲームを進めなければならない。
この世界の死は現実世界の死と同じである。
さぁ!進め冒険者達よ。
健闘を祈る……
・・・・・・・・・・・・は?
嘘だろ?意味が分からない。
でも、現にログアウトが出来ない。
この世界の死は現実世界の死と同じ。
ここで焦るのが普通だろう。
だが、俺はとても冷静だった。
俺はこれからどうしようかと考えていたのである。
~スキル~
【戦闘スキル】使いたい時に使うことが出来る。MPを使用すると発動するスキル。
基本的に一部の街では使用不可。
《ジャンプLv1》
《ステップLv1》
《体術Lv1》
《射撃Lv1》
《狙撃Lv1》
《銃剣術Lv1》
《突きLv1》
《急所狙いLv1》
《貫通強化Lv1》
《隠密Lv1》
《拡散攻撃Lv1》
《受け流しLv1》
《連続射撃Lv1》
《見切りLv1》
《索敵Lv1》
《威圧Lv1》
《冷静Lv1》
【常時発動スキル】MPを使用しなくても発動出来るスキル。常に発動している。
《幸運》
《下克上》
《才能》
《状態異常無効》
《即死無効》
《弾数2倍》
【生活スキル】MPを使用する物もある。生産職の必至スキル。
【称号】スキルとは違って、常時一つしかつけることが出来ない。
いつでも付け替え出来る。効果はかなり高い。
《竜殺し》
《スナイパー》