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経験から話せる大学生活で失敗しないためのススメ〜1回見とけば大丈夫かも!ゴシのしくじり先生講習〜

大学合格発表のニュースが多かったんで書いてみました。

大学関係ある人も、無い人も読める内容だと思いますので是非読んでみてください。

 はじめまして、ゴシといいます。

 これを見てるということは、大学入学が決まった方が多いと思います。


 大学進学、おめでとうございます!


 春から楽しい生活が待っていると思っていることでしょう。

 私も大学入学時は楽しい事が待っていると胸をおどらせていました。

 ドラマや漫画で見たきらびやかな世界。楽しく仲間とじゃれあって、青春を謳歌おうかする。


 でもそれ、実は夢なんですよ。


 すいません、開始数秒でこんなこと言って。

 「楽しみにしとるんやから、邪魔すな!」って声も上がってきそうな気もします。

 それでも言いたいんですよね。大学って楽しいことばっかりじゃない、苦労もちゃんとあるというのを伝えたくて、この文を書く事に致しました。


 今回私が紹介するのは、私の過去の大学生活を踏まえて大学でやった方が良い事、やらない方が良い事をまとめてみました。

 箇条書きにするとこんな感じです。


『部活、サークルはしっかり選ぼう』

『授業の単位を舐めないで』

『酒、たばこ、ギャンブルは危険』


 大きく分けるとこの3つですかね。

「当たり前だろ!」って思っている方も多いと思います。

 でもこれ、わかっていても中々行動に移せないんですよね。

 他にも色々話したいことはありますが、今回は自分の体験を踏まえて話をするということで、この3つを失敗談と共に話をさせて頂ければと思います。

 それでは語っていきましょう。



『部活、サークルはしっかり選ぼう』


 大学には部活やサークルという物があるのはご存知だと思います。もう何に入ろうかと考えて方もいるかもしれませんね。

 でもその部活とサークル、ちゃんとした先輩がいますかね?


 私が大学で失敗した経験その1、『好きなスポーツだけで部活決めたら頼れる先輩がいなかった件』。


 私は大学で格闘技に興味があったということもあり、そのジャンルの部活に入る事にしました。自分の趣味でやれる部活というのはそれは楽しい事ばかりでした。


 それ、失敗じゃ無いよね、楽しいって言ってるやん、って思ったでしょ?

 ただ私が失敗したと思ったのは部活の内容では無く、大学の試験に関わってくることで大変な思いをしました。


 部活と試験って何か関係ある?って思うでしょうが、実は関係あるんですよ。

 試験を受けてきた先輩たちのアドバイスや持っている資料というのは絶大な力があるのです!

 特に試験の過去問というのはかなり重要。教授たちが大事だと思っている分野がどこかを精査するのに必要不可欠なのです。大事なことと思っているから試験に出すわけですから。


 そして重要なのがその過去問を手に入れる方法。それは部活やサークルの先輩に貰うしか無いのです。

 自分は友人関係が広く構築できるから、誰かに貰えば大丈夫と思っている方ほど聞いて欲しいかもしれないです。


「俺の部活先輩2人しかいないけど同級生の友達いるから、資料集め……まぁ、なんとかなるっしょ!」


 当時のゴシはそう言っておりました。

 しかし残念なことに試験日の2、3日前ぐらいに気づいたのです。


「やばい、先輩資料何も持ってない。友達も資料集めてる気配ない。試験どうしよう!?」


 これが当時の私が試験で失敗した経験です。

 歯学部に通っていた私は夏休み明けの期末試験12科目のうち、10科目を落としてしまいました。

 大学によるかもしれませんが、本試験に受からないと基本追試があり、追試を受けるにはお金がかかります。

 私は前期だけで10科目×5000円で5万円払うハメになりました。

 みなさん、5万円って払いたく無いですよね?


 先輩だから資料を持っているとは限りません。後輩のためにしてあげなきゃと思ってる人はかなり少ないのです。

 考えてみてください。自分だったら過去問作りますか?

 試験の問題は回収されることが多いので、再現を作るなら試験の問題を覚える必要があります。そして試験後に問題を再現する。

 そんなことしないで、次の科目の勉強したくないですか?

 やらないんですよね、なかなか再現って。追試になってから必死に思い出すんですよ。辛いですよ、これ。


 そして友人に頼ればと思ったあなた。その友人は自分と性格の近い方が多いと思いますよ。その友人も「誰かが資料手に入れるでしょ!」って人任せにしてますよ。


 結論何が言いたいか。

『資料を集めるために多くの部員が所属している部活、サークルに入っておきましょう』

 これですかね、1番手っ取り早いのは。


 好きな部活に入る、いいと思います。

 でもその部活だけでは試験に苦労するかもしれません。

 ですので同級生も先輩も多くいるサークルなんかに入って置くのをオススメします。


 私の大学は茶道部にかなり多くの学生が集まってましたが「茶道?男が?やらねーだろ、ただのナンパグループだろ!」という理由で私はその部活を蹴りました。

 そして茶道部員たちが楽に試験の過去問を回しあっているというのを、期末本試験が終わった後に気がつきました。


 茶道部というのは例ですが、みなさんの大学にもそういう楽して資料が回って来る優しい部活、サークルがあるかもしれません。

「ここにする絶対!」と思うのでは無く「こっちも入っとこうかな」ぐらいの気持ちを持って部活、サークルを選んで行くのを私はおススメします。



『授業の単位を舐めないで』


 大学には様々な授業があります。

 自分で科目の種類や受ける日時を選んで行くと思います。

 残念ながら私の大学は医療系だったということもあり、朝から晩まで詰め詰めで授業が入っていたので、日時を選択するという点に関してのアドバイス出来ないです、すいません。

 ただ1単位を取るためには何回出席しなければならないかというのはどの大学にもあることなので、その出席回数などについて今回お話しさせて頂ければと思います。


 単位を取るためには授業を受けなくてはならない。大学ごとで最低限取るべき必要授業回数というのは変わってくると思いますが、今回は私のいた大学を例に上げて話をさせてもらいます。


 私の大学では1単位につき授業が15回もしくは30回あり、期末試験を受けるために必要な出席回数は1単位につき8割以上。つまり12回もしくは24回、最低でも授業に出なくてはいけません。


 ここで1つ、問題です!

 授業が全部で30回あります。授業を受けないといけないのは最低でも24回です。あなたは何回授業に行きますか?

 ………考えましたか?では答えを発表します。


「30回全部行けばいいじゃん!」って思ったあなた。大正解です。

 授業を受けないとテストも解けない、親が金払ってくれてるから行くべきだろなどなど、真面目な考えを持っていらっしゃるあなたは、この先を読む必要がないと思えるほど真っ当な考えをお持ちだと思います。


「1、2回なら休んでも大丈夫か」、「6回も授業休めるの、ラッキー」と思っているあなた。この先の文章もちゃんと読むことをオススメします!

 「単位を舐めるな!」

 この一言を、続きを読んでいるあなたに送らせて頂きます。


 確かに授業が30回もあって全て行くというのは、辛いこともあります。

 風邪を引いてしまった、免許の試験や市役所が平日しか行けないなどなど、やむおえず授業を休まなくてはならない時はあります。でも……これっていつですか?


 私が大学で失敗した経験その2、『めっちゃ休めるじゃんと思ってたら休む必要がある時に休めなくなった件』。


 さっきの問題に対して「6回も休めるじゃん、ラッキー」というのがありましたが、これ当時の私の言葉そのまんまです。

 私は1単位で3回もしくは6回授業が休めると聞いて4月、5月の段階ですぐに遊びの予定を立ててしまいました。

 平日は人も少ないから遊びに行くのに最適。ストレス無く遊園地、映画館、ボーリングやダーツなどなど。

 私が1番多かったのは徹夜で麻雀をして、サウナでゆっくりからの、次の日の授業全切りでしたかね。

 それはもう楽しい平日を送りましたよ。

 でもそれは1年前期の中盤辺りで、終わりを迎えます。


「えっと、〇〇学はあと1回だけ休める。〇〇学は……あれ、もう休める日無い」

 まだ授業が半分以上残っていた時期に、私は『強制出席!じゃないと留年確定』というところまで追いやられていました。

 その後風邪を引いても休めない、免許の本試験を受けたいのに平日しか試験がないから授業を切れないなど、上手くいかなくて困った事が後から多く出てきたのです。


 1番辛かったのは朝9時の授業に絶対出なきゃ留年確定するから、前日早く寝て朝早く起きるってのを強いられた事ですね。

 友達にも鬼電してもらったりして、かなり迷惑をかけました。


 よって結論、『休めると思わず授業は全部行け!』。

 この一言ですかね。

 バイトしたい、友達と遊びたい。

 若いんだから当然考えますよね。いっぱい楽しんでください!

 でも授業を切る事前提で行動するのはやめた方がいいと、私は伝えておきます。


 単位落として留年するって結構辛いですよ。友達との時間は合わなくなるし、留年したやつだって下に見てくる奴も少なからずいます。


 睡眠不足とかでも休まず授業に出る。そして授業中に寝ててください。それでも単位は取れると思いますので。

(授業を受け持つ教職の方やお金を出してる親御さんなどが読んでたら申し訳ないです)

 授業を切るというのは、実は身を滅ぼしかねない危険な行為だということが伝わってくれれば嬉しいと思います。



『酒、タバコ、ギャンブルは危険』


 今からの話は、成人をいずれ迎えることになる人たちだけで無く、それらに関わりが無いけど興味があるという人にも向けて話す注意勧告だと思って読んでください。

 では、さっそく話していきます。


 まず初めに大事なことを1点。

 酒・タバコ・ギャンブルは20歳からでないといけない。これは法律でしっかり定められています。

 18歳、19歳で大学に入った方々はそもそも関わりを持ってはいけません!

 先輩にススメられることもあるかもしれませんが、断固として拒否してください。

 酒・タバコ・ギャンブル、全てに関わりのある自分だから言える事だと思いますが


 やって良かったと思うことはほとんど無い!


ですかね。なんならやって後悔した事が多いかもしれません。


 ススメられたら断れない、そういうのに興味を持ってるなどの人は、これから先の話を一度は見て欲しいと思います。

 その上でやるかやらないかを判断して頂きたいですね。(18、19歳はやっちゃダメよ!)


 じゃあまずは軽い酒の話から。

 大人になったら酒を飲む。結構な人が思ってますよね、これ。

「喉越しスッキリ!」、「1日の疲れをリセット!」などなど酒を飲を飲みたくなる理由って沢山あるんですよ。

 でもね、酒で失敗することってやっぱあるんですよ。


 今回は大学生に向けて話してるつもりで書いてるので、大学での酒の失敗を例として出していきましょう。

 アルコールを摂取すると気分が良くなる。飲んだことない人でも知ってると思いますがこれには落とし穴も。

 特に大学生に関係するのは『二日酔い』でしょうね。これで何度大学で失敗したか。

 私はあまり酒が強くないです。ほろ酔いって酒でベロ酔いできるぐらいなんで。

 でも先輩や同級生との付き合いもあるので、私もその都度ビールやハイボールなどを頑張って飲んでいました。


 飲んでいる時は気分が良くなって、とても楽しいのですが……次の日なんですよね、問題が。


 平日は学校に行かないと行けない、休日でも家のことや宿題のレポートなど、やる事は多いです。

 でも酒を入れた次の日から自分が考えていたスケジュールがどんどん崩れていくんですよ。

 朝は起きれない、夕方に起きてやる事をこなさなくてはならない、夕方まで寝てたから夜眠れない、次の日の昼ごろまた眠くなる。これがしばらくループしちゃいます。


 酒に強い人は問題ないかもですが、酒に弱い人が飲んじゃうと、1、2時間気持ちー、でも2、3日辛いなんて事になりかねないです。

 ひどいやつだと、アル中になって救急車、その後学校に来なくなって退学。そんな同級生も1人ですが知り合いにいましたね。


 結論『付き合いでも酒はほどほどに』。

 酒に関しては『飲むな!』とまでは言えないですかね(何度も言うけど未成年はダメだぞ!)。

 付き合いとかも大事なんで、先生とか先輩との飲み会は大切にしたほうがいいです。

 でも飲み過ぎは次の日から痛い目見るかもということを忘れずに。

 自分の許容範囲を知って、お酒とは付き合って行ってください。



 次に話すのはたばこについてですね。

 これは勉強しないといけない学生さんには天敵ですよ。

 私が大学に行く上で1番邪魔になったのがたばこと言っても過言じゃ無いかもしれないです。

 ではたばこについて、失敗談も入れながら話していきましょう。


 たばこ。映画やドラマで俳優さんが吸ってて、カッコいいとな思ってる人いませんか?

 ヤンキーの方なら「たばこ、必須っしょ!」と思ってる人もいるかもしれないです(ヤンキーはそもそもこれ読まないか)。


 今は健康増進の世の中なので、たばこを吸うとか無いでしょ、体に悪いし臭いしって思う人の方が多いかもしれないですね。


 実際私もたばこを吸ってなかった20歳までは、たばこを吸ってる人が嫌でした。

 カラオケとかで吸われて、臭くてゲホゲホしてたのを思い出します。

 今は吸ってる身なんで立場が逆なんですが、いや、非喫煙者には申し訳ないです。

 ……そんな喫煙者の私ですが、たばこを今から始めるのはオススメしないです。


 そのススメない理由を、自分の経験談とちょっとした医療の知識を踏まえて話せればと思います。


「やべー、ニコチンが足りない!」

 こんなことを言っている喫煙者、見たことありませんか?

 たばこに含まれている『ニコチン』という物質。これは喫煙者とは切っても切れない物質なのです。

 たばこをやめたくてもやめられないのは、このニコチンという物質が主な原因と言われています。


 ニコチンを摂取するとドーパミンという神経を伝達する物質が脳から出てくるのです。そのドーパミンというのは脳内で大量に放出されると、気持ちよくなっちゃうんですよね。

 そしてそれに慣れちゃうと、今度はニコチンが無いからドーパミンが足りないって脳が思い込んでしまうようになるんです。

 だから喫煙者は時間が経つと、気持ちよくなるために、ニコチンを摂取するというループに入っちゃてるんです。

 これって実は、仕組みとしては麻薬と近いんです。なので依存してしまうと中々抜け出すのが難しいんですよね。


 なんでこの話をしたかというと、その依存ループに入った私が大学でどうなったのかを話したいからです。

 大学に入学した私は、社会人から大学に入り直したということもあって、大学1年生の時にはもうたばこを吸っていました。


 朝たばこを吸って大学に行く、昼飯食べてたばこを吸う、大学終わって家でたばこを吸いながら勉強、遊びに行けば喫煙所を探してスパスパ。どこで何をやるにしてもたばこと一緒に行動していた私。

 ただ困ったことに、大学生の私はたばこを吸って勉強がはかどった試しが、一度も無かったのです。


 当たり前ですが、授業中にたばこなど吸えません。そうなるとニコチン依存症の私には、1時間の授業が耐えられなかったのです。

 先生の話を聞いてても、あと何分でたばこ吸いに行けるかを考えるだけ。

 ニコチンが切れたら余計たばこことを考えて、勉強に全く集中できない。

 授業中は手に残ったたばこの匂いを嗅いで、吸いたいのを我慢していました。

 家やファミレスで勉強してても、右手にはペンよりたばこを持つ事が多く、書いて覚えるなんてことをしない大学生になっちゃってました。


 外に行くにしても今は分煙がかなり進んでいる時代。

 喫茶店は喫煙してお茶するところと思っていたのに、コーヒー飲みながらのたばこはダメ、うちは全席禁煙という店まで増えてきた。

 たばこは持っているけど自由に吸えない、ゾンビのようにフラフラしながら喫煙所を探すなんてのがザラにありました。


「こんな生活ダメ、たばこやめる!」

 そう思ってタバコをやめようとした時期もありました。

 今あるタバコを全部捨て、よし禁煙と思い次の日の朝を迎えると、換気扇の下で涙を流しながらライターの火をじっと見つめる男がいたんです。


 これ、怖い話とかでは無く、普通に私の実話です。


 たばこを吸わない時間を何していいか分からず、とりあえず換気扇の下に行ってライターに火だけつけたけど、たばこは無い。 ニコチン切れで頭がぼーとしてた私は、いつの間にか泣いてたんですよね。

 これ、アラサーのおじさんがやってるんですよ。自分で言うのもなんですが、怖く無いですか?

 そうなりたく無いなら最初から吸わないでください。

 特に医療系に進む人がいるなら絶対やめろ(強く言っとく)。

 今私はなんとか朝と夜だけ吸えば大丈夫になりましたが、だいぶ訓練(ただの我慢)しましたよ。


 結論、『たばこ高いし、もう要らんやろ』。

 正直もう今からは吸わなくてもいい時代だと思ってます。

 吸って幸せになるのは一瞬、後がかなり辛いですよ。

 健康で文化的な最低限度の生活に、たばこは要らないです。



 最後はギャンブルの話ですかね。

 危険な3つの中で1番話したかったのはたばこの話なので、ギャンブルについては気楽に読んでください。

 最後ちょっとストーリー調で書いてます。


 ギャンブルと行っても色々ありますが、今回私が大学で失敗したなと思ったのは、パチンコ・スロット、そして公営競技(競艇とか)です。


 話すと言っておきながら先に結論言いますわ。これから先は気楽なアホ学生の話を書くだけだと思うので。


 結論、『親の金でギャンブルしてんな、勉強せえ』。

 この言葉だけで大学生への注意勧告になると思います。

 親に金払ってもらって、授業切って、朝からパチンコ・スロット。期待値的に言って大赤字ですよ、これ(期待値ってギャンブル用語なんかな?)。

 バイトして金貯めて、土日に行くかなぐらいにしておいて下さい。でないとこんな事になります。


◆◆◆◆◆


この物語の登場人物はフィクションです。ただ内容は残念ながらノンフィクションです。



 俺は大学サボってスロットを打ちに来ていたんだが、今金が大ピンチ。負けに負けてギリギリのところまで追い詰められていた。


「……えい!」


「あ、コイツ。追試代突っ込みやがった」


 俺は期末試験の追試代に使うために残していた5000円を、今座っているスロット台に全部投入する。

 隣で打っていた友達は心配そうに俺を見つめるが


「あ、ここ。ここ光れば追試代一発やから!」


とスロットの左隅に書いてある『GOGO』という文字を指差して、俺はスロットをひたすらに回す。


 スロットは当たればメダルが出てくる。今座ってる台は、いい当たりを引けば5000円ぐらいになって戻ってくる。だが俺の台は設定が悪いのか、台から5000円出すために、財布から8000円は出してる気がする。

 それでもいつかプラスになるだろうと思って

「燃えろ、俺の宇宙コスモ!」

と某アニメの名台詞を口にしながらスロットを回し、命の追試代を燃やし尽くしたのだった。


◇◇◇◇◇


 俺は財布の中身を空にして、トボトボと帰宅している。


「あ、やべ、追試代明日払わなきゃじゃん……金下ろさないと」


 途中で見つけたコンビニのATMに立ち寄り、銀行にいくら残っているかを確認する。

 銀行に残っていたのは8000円。次の親からの仕送りまで20日はある。1日400円で生活というのはちょっとキツイと思った。

 キツイなと思っていた所に、まだ追試代という辛い支払いが残っていることを考えると、1日に使えるお金は150円。自販機でペットボトルすら買えなくなった。

 俺はあと20日、どう生きるかを必死に考えてみた。そして

「……あ、そうだ!」

現状が苦しく、どうすればいいか悩んだ末に閃いた方法。

「今日の平和島の12レース◯◯が出るからそれに賭ければ!」

 またもやギャンブルであった。

 さっきと違うのはスロットが競艇に変わっただけ。

 8000円あるのを確認した俺は急いで家に帰って、スマホで競艇選手のデータを洗うのであった。勝って美味い飯を食うために。



◇◇◇◇◇


「いけ………いけー差せーーー◯◯!」


 狭い自室に俺の声は響き渡る。

 5号艇来い、5号艇来いと何度もスマホの前で連呼する。

 しかし無情にも俺の願いは届かず、買った舟券はパーになってしまった。


 競艇に入れたのは8000円。本当に一文無しになった俺は、最後の手段を思いついた。

「……テレビ売り行くか!」

 重いテレビを抱きかかえ、俺は夜の闇に消えていく。

 その後テレビを売ったお金でまた競艇に賭ける事になるとは、この時の俺は、まだ、知らない………。


◆◆◆◆◆


 ギャンブルハマるとこうなるからな!

 気をつけろよ!!

 家の中すっからかんになるぞ!!!

 以上、テレビを6年で4回買い替えたゴシでした!


 いろいろ話してきましたが、めちゃくちゃ大学は楽しいとこですよ。

 これから大学入学される方々に幸あれ!

 ここまで読んでくれてありがとうございました!


はじめましてゴシといいます。

読んでいただきありがとうございます!

この話を読んで面白かったよって少しでも思ってくださる方がいてくれると嬉しいです。


下の★★★★★を押して応援してくれると嬉しいです!

応援されてると思うとやる気めちゃ出てスラスラ書いちゃいます。

これからも愛読と応援のほどよろしくお願いします。


『転生した俺YOEEEけど、何故か勇者やってます〜スキル習得が運ゲーガチャの鬼畜世界で俺はしぶとく生きていく〜』

異世界ファンタジーも連載してますので、興味があれば足を運んでくれると嬉しいです。

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