表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/26

(二)

 階段を上がり二階に来きて、そのすぐ前の扉まで来て、僕はコンコン、コンコン、コンとノックした。ノックの回数が仲間であることを示す合図となっていたのだ。

 少し間を置いてから部屋から東洋人が出てきて「ご無事でしたか」と迎えてくれた。ライアン・チェン氏だった。

 チェン氏は厳密には中国系だが、彼の父親の代にこのカヘティ共和国に帰化し、彼自身はこの国で生まれ育ったカヘティ人だ。アジア人でも東洋系の顔立ちのためこの国では目立つ。そのため反政府運動には参加していても表立ってではなく、こうして裏方として協力してくれていた。ここは彼の自宅の一つで、組織のセーフハウスとしても使わせてもらっていた。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ