表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/26

(二)-6

 彼がいれば、引き続き反政府活動を続けていくことができるだろう。大統領の暴虐な独裁ぶりをアピールして国際社会の世論も味方に付けて支援を受けることもできる。

 さらに「情報屋」のナボコフの元に電話があった。床屋のユーリ・ウソヤンからだった。彼は元ソ連特殊部隊出身で、軍を退役した後、故郷のこの町に戻り床屋をやっていた。しかし昨年のクーデターの後、反政府組織に参加し、主に武器の調達や訓練の担当をしていた。退役したのは二〇年ほど前であったが、軍の経験のおかげか、無事に逃げることができたようだ。心強い味方で、ロイも色々と相談をもちかけた。他の組織のメンバーも頼りにしていた。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ