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悪逆無道の異世界冒険記  作者: ボルトコボルト
168/192

168 キオーガと会った

俺達はツハママ公爵の居城のバルコニーから侵入したら、ツハママ公爵がいたので、国王キオーガのいる場所へ案内させようとしたが……。


「儂は案内などせぬ。命に替えても絶対じゃ」


「はぁ、面倒臭いなぁ。取り敢えずコレを付けてみるか」


俺は時を止めて、アイテムボックスから『真実の箍』を取り出し、ツハママ公爵の頭に取り付けた。

そして時を動かす。


「な、ななななんじゃ~、これぇ~」

ツハママ公爵は真実の箍を外そうとするが外せない。


「ノワ、縛って連れて行こう」


「了解でーす」


ノワがツハママ公爵を縛り、一緒に部屋を出た。


「で? キオーガのいる部屋はどっちだ」


「右じゃ、……え? 何で教えてる」


暫く進み。


「次はどっちだ?」


「その階段を下る。……あ!」


と言いながら一つの部屋の前に到着。


「ここにキオーガがいるんだな」


「そうだ。……はぁ」


俺は扉を蹴破った。


ドカッ!! バコン!


部屋には、キオーガとレク、数人の騎士がいた。騎士達はすかさずキオーガとレクの前に進み剣を抜いて構えた。


「何者だ!」

「国王陛下、下がってください」


「あ! 兄貴ぃ」

レクが驚きこちらを見た。


「タクミさん? 何故ここに」

とキオーガも驚く。


「キオーガに話がある」


「お前達、剣をしまえ」


「いや、しかし……」


「タクミ兄貴には敵わないから諦めろ、兄貴が俺達を殺す気なら、俺達はもう死んでいる」


「そうだ、早くしまえ」


レクの言葉とキオーガの言葉に騎士達は渋々剣を鞘に収めた。


「それで、何でおじきは縛られてるのですか?」

レクがツハママ公爵を指差す。


「あぁ、コイツにここまで案内させた」


俺はツハママ公爵から真実の箍を外し、アイテムボックスにしまって、ノワに指示を出す。


「ノワ、コイツを解放してくれ」


「はーい」


「ツハママ公爵、もう何処へでも行っていいぞ」


拘束を解かれたツハママ公爵は、縄で締め付けられた手首をさすると。


「いや、タクミとやら、儂も話に参加させてくれ」


「ん~、まぁ、別に良いが。聞くだけにしろ、疑問や質問があれば俺達が帰ってからキオーガとレクに聞け。俺達とキオーガ達の関係とかを、説明する時間惜しい。」


「むむ、分かった」


俺はズカズカと部屋の中を歩いて、1人掛けの立派なソファーに座った。


「そこは、国王陛下のソファー……」


騎士が言い掛けたが、キオーガが手で制する。


「良し、ソファーの席は残り3つだ。キオーガとレク、ツハママが座れ」


俺はソファーに背を凭れて指示する。ノワとリンは俺の背後に回った。


3頭のヒッポグリフが端にならんでいる。ヒッポグリフは、何も言わないが、利口なモンスターだなぁ。

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読んでいただけたら幸いです。


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