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悪逆無道の異世界冒険記  作者: ボルトコボルト
135/192

135 国王フギ・マヒロシ殺害

マヒロシ王国国王の執務室にて、俺はフギ国王と対峙する。


「国王個人に恨みは無いが、覚悟して貰おうか。」


「ま、待て!」


宰相が慌てて俺の前に身を投げ出し、両手を横に伸ばして国王を庇う。


その時、天井から俺に矢が放たれた。


シュッ!


ジャイアントハーフの聖騎士リンが 、結界を張っており矢を弾く。


「タクミ様には指一本触れさせません!」


カツッ!


ブラックジャガー獣人のノワが、天井に投げナイフを投げた。


「タクミ様に何をする!」


ドカッ!ガタガタン!!!


天井から国王警護の暗部が落ちて来た。


剣聖ルイはノワに先を越されて、ちょっと悔しそうだ。


そして、フギ国王の首が落ちた・・・。


俺が時を止めて、聖剣で首を斬った。


部屋には国王と、天井に潜んでいた護衛の暗部の遺体が転がり、ヤナゴ宰相が青い顔で震えながら立っている。


宰相は、身を挺して国王を庇おうとした忠義の老人だ。


俺は宰相に話し掛けた。


「ヤナゴさん、国王は神に召された。第一王子が後を継ぐと思うが、第一王子の居場所を教えて欲しい。第一王子の考えを知りたい。」


「な、な、何を言う。その様な事を教えるはずがなかろう!」


「ふむ、そう言うだろうね。」


俺は顎に手をやり考える。

どうしよっかな?


「あ、私が第一王子の居場所を分かりますよー。」

そう言ってノワが手を上げた。


手はあげなくても良いんだけどね。


俺は時を止め、ヤナゴ宰相を雷の杖で気絶させた後、時を動かしノワを見る。


ドサッ!


倒れる宰相。


「流石ノワだ、案内してくれ。」


「はーい。」


ノワを先頭に執務室を出ると、第二王子キオーガの騎士イカサが待っていた。


「タクミ様、キオーガ王子の元にご案内致します。」


「ちょっと待て、第一王子の元に行ってからだ。」


「第一王子のカオーサ様が、今どちらにおいでになるかは存じ上げませんが・・・。」


「大丈夫だ。うちのノワが知ってるそうだ。」


ノワがサムズアップをしながら、ウィンクした。


「同行致します。」


イカサも俺達の後について一緒に歩く。


俺達が王城の通路を歩いていると、前方から第三王子レクと騎士2人が歩いて来た。


レクは俺に気が付くと駆け寄って来た。

「兄貴ぃ!王城に来てくれたのか。」


「レクに会いに来た訳では無いぞ。」


レクは俺の後ろにいるイカサを目にする。

「イカサ!何故タクミ兄貴と一緒にいる? まさか、兄貴はキオーガに用があったのか。」


イカサは無言で会釈するだけ。


「いやいや、俺は国王と第一王子に会いに来たんだよ。」


「どういう事ですか?」


「まあ、歩きながら話そう。」


レクも俺達に加わり、ノワを先頭に歩き出した。ノワの次に俺とレクが並んで歩く。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

カクヨム様にて先行掲載中、

続きが気になる方はどうぞ。

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