129 解体所にの職人ベコー
冒険者ギルドの受付嬢ミトナが、カウンター越しで俺に聞く。
「タ、タクミ様のご用件は、ルイ様のパーティー登録で良かったでしょうか?」
「うん。頼むよ。」
ルイを俺の冒険者パーティーに登録して貰った。
「他に御座いますか?」
「ああ、後は買取もあるが、それは解体所で勝手にやるから良いよ。」
「畏まりました。」
俺はミトナとの遣り取りを終えて、裏の解体所に向かった。
「こんにちはー!ベコーさんはいますかぁ!」
大声でベコーを呼ぶ。
解体所の奥から奥から毛皮の山賊風オヤジのベコーが現れた。
「おう!タクミ、ドラゴンと悪魔の解体の件かい?」
「そうだ。ちょっと早いが用が出来たんで、解体途中でも良いから、中断して引き取りたい。」
「ん~、ほぼ終わってるぞ。あと30分ぐらいくれないか?」
「ほう、分かった。30分待とう。あ、それから追加で買取をお願いしたい。」
「おう、分かった、また沢山あるのかい?」
「いっぱいあるよ。」
「じゃあ、奥に出してくれ。」
俺達は奥に行くと、狩ったモンスターの素材をアイテムバッグから、解体所の倉庫に出していく。
「ああ、そこまでにしてくれ。」
途中でストップがかかったので、モンスターの素材を出すのを止める。
「ん~、これの見積もりするから、追加で20分くれ。」
「分かった、余裕を持って1時間後にまた来るよ。」
「おう、有難う。またな。」
「ああ、宜しくな。」
俺達は解体所を出る。
「なんだかお腹空いたなー。」
ノワが俺の腕に腕を絡める。
「ん?まあ、時間も潰したいから、ちょうど良いね。ルイ、どこか美味しい店知らないか?」
「値段が高くても良いから、美味しい店宜しくねー。」
「分かった。Aランク冒険者の情報通ぶりをみせてやろう。」
剣聖ルイの案内で、お洒落で高級そうなレストランに行き食事を取って、近くの店をぶらぶらした後、解体所に戻って来た。
「ベコーさん!解体と見積もり終わった?」
「おう、出来てるよ。倉庫にドラゴンと悪魔の素材が置いてあるよ。そしてこれが見積もりだ。」
「有難う。」
俺はベコーさんから見積もり受け取り、内容を確認したフリをする。
相場とか分かんないから、いつも言い値になっちゃうんだけどね。
そうだ!ルイが居るじゃん。
Aランク冒険者だから相場とか分かるだろう。
「ルイ、問題無さそうか?」
ルイに見積を見せる。
「ん~、問題無いです。」
「有難う。」
「ベコーさん、これで良いです。」
「あいよ。んじゃこれね。」
ベコーさんから布袋に入った金貨を受け取り、そのままアイテムボックスに収納した。
その後、倉庫でドラゴンと悪魔の解体後の素材もアイテムボックスに収納した。
「こ、これが悪魔なのね・・・。」
なんてルイは感動して見てたけど、「じっくり見るのは後からね。」って言ってサッサとしまう。
「じゃあねぇ!」
俺達はベコーさんに手を振って解体所を出た。
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カクヨム様にて10話程度
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