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ブランクの先に
夢を見なくなって久しい。
4年ほどのブランクのすえ、私が見たのは――
* * * * *
どこかの研究所のような場所。その廊下。
私は浮いていた。
そして廊下を高速で飛行する。行き着く先は――
――どこかの研究室。
被検体の無惨な姿が目に写る。――やめろ、見たくない!
――もうひとつの分岐。
廊下を飛び続け、どこかを目指すように疾走する。
隠し通路のようなパイプを昇ったり、いくつもの扉をくぐった。
ゴールにはたどり着かない。
* * * * *
この夢に引き出されるように出てきたのは、美術館の悪夢。
見たくもないのにミイラを見せられる。ただそれだけ。
これがピラミッド型美術館の――悪夢。




