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ナイトメア  作者: D−Dream
3/6

はじめての

 光がまぶしい。

 フラッシュのように瞬く光が頭上高くにある。

 それは、あの有名な光の巨人が表れる――いや、変身するときの光にしごく似ていた。

 その光を浴びるたび、息が苦しくなった。

 なぜかこれは夢だとすぐに分かった。――しかし、目は覚めない。

 光は瞬き続け、時間が経ってゆくことだけを刻々と伝えてきた。


 ――目覚めたい。しかし、目覚めることができない。そんな悪夢。……そして、初めての悪夢――


 * * * * *


 これは、謎でしかない。

 どこか、博物館のような場所。展示物は鬼の蝋人形のみ。

 そして――私は追いかけられている。

 共に逃げ、扉を勢いよく閉めたのは父だった。扉の向こうに母と兄。

「……ごめん……」

 ――やつらが扉を破るまでの時間。イコール、2人が……亡くなるまでの時間。

 追いかけられる2人の姿に謝罪した。


 ――これは初めての…… 人が死ぬ夢。

 身内が死ぬ、唯一の悪夢。



 小学生の、とりわけ心の弱い私を深く痛め付けた――悪夢。


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