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りかしつ/かいだん
「やつらだ! やつらが来た!!」
声を荒らげたのは、友人の兄。
なんでここにいるんだろう。そんな考えは、夢の中のおかしな修正で頭をよぎることはなかった。
響く機械音。それもアニメチックな、……なんともいえない機械音。
それに見合う、そのころハマっていたゲームの敵キャラが窓の外をゆっくりと横切っていた。
『迎撃しなきゃ』
そう思い、友人の兄を見やると既に迎撃体制を整えていた。その敵と似た見た目のプロテクターを着けて、外へと出て行くところだった。
* * * * *
――この夢は、いつ、何回見てもここで途切れる。そして、しばらくすると絶対にある夢へと続く。
* * * * *
私は階段を急ぐ。
二階と一階の狭間の踊り場。
急いで通り過ぎるその踊り場には、“やつら”が仕掛けた爆弾が設置されていた。
今思えば、現在売られている自動御掃除ロボットに酷似した、丸くて少し薄べったいイメージの爆弾。ただし、この夢を見ているのはそれの発売の数年も前である。
その動かない爆弾の横をすり抜け、ランチルームへとかける。
――そこで夢は途切れ、それが爆発するところは今だ確認していない。




