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妖物語  作者: 鎌谷こま
海と朱雀編
2/3

第弐話 ヤマタノオロチのの妖人、海

 次の日起きた時、急に頭に声がした。

「----えるか。きこえるか。元気かの。」

「えっええ!?」

 やけにうるさいと思って起きてみたら、少女の姿をした狐?しかもその声は幼いながらも昨日聞いたタマモの声のようだった。

「そなたの行動は見ておったが、なかなか面白いものじゃの。そなたにしてもらいたいことは一つ。

我が宿敵ヤマタノオロチを宿す人間を探し、その人間もろとも始末することじゃ。」

 やはり多少のことでは気にしない、タマモの性格だ。

「うん、わかった。」

とりあえずよくわからないが、とりあえずタマモのいう通りにすることにした。案外似ているのかもしれない。

 その日、学校に行くと、いつも通りに海へ挨拶をしたら、

「おはよう、海。」

「おはよう、ハヤト。」

「あやつ、ヤマタノオロチの妖人じゃな。」

 タマモが変なことを言った。そういや、山何とかの何とかを始末せよって話じゃ…。

 って海が!?俺そんなことできないわ、どうすりゃいいんだ…。

「いきなり頭を抱えてどうしたんだ?」

海の一言で、ハヤトははっと目を覚ました。どうやら無意識に頭を抱えてたみたいだ。

ハヤトは、放課後聞くことに決めた。

「あのさ、放課後校舎裏に来てくれない?」

「?いいけど。キャッチボールする?」

「あ、うんそれで。」

「他の人は呼ぶ?」

「えーっと、久しぶりに二人でしたいなあ~と。」

「そっか。じゃあ放課後キャッチボールで遊ぼうか。」

「うん……。」

 うん、ちょっと俺ごまかすの下手すぎだな。まあ後は放課後どうなるかだ。

「ハヤト、もうすぐホームルームだけどいかないのか。」

「えっ!?いい今すぐ行くよ!」

友達の一人に言われて、時計を見たらもうすぐホームルームの時間だった。いつもはそんなに遅れないのに。

 その後、俺は先生に怒られた。

 その放課後、俺は海に聞いた。

「あのさ、海ってヤマタノオロチの妖人だろ。どうしてなんだ。」

すると、海は一瞬驚いたようなそぶりを見せてから、目が、異物を見るような恐ろしい目に変わった。

「ハヤト、それを知ったら僕はもう君に会えない。君は九尾の妖人だったんだね。」

 普段の海とは考えられないような冷たい声が響く。

「いや、なんーーーー。」

 いいかけているその瞬間、自分の体に炎のような痛みが走った。そして、俺をあざ笑うかのように笑う海を見ながら意識を失った。



 目が覚めたハヤトの視界に移ったのは、海の姿ではなく、白い部屋だった。

「ここは?」

 一瞬、ここはどこかと思ったが、10秒もするとここが病院だと分かった。おそらく、海が何かをして気を失ったのだろう。

 ちょうどタマモも起きたようで、めのまえにあらわれた。

「起きたか。それにしても、おぬしがあんな妖術、八尾毒牙オロチアリューティスによけるどころか認識もできないなんて、情けないものじゃな。」

「オロチアリューラス?タマモは知っているのか?」

「知っているにも何も、あの妖術には何度も苦しめられたことだからのう。」

 また知らない単語が出てきた。

「あのさ、妖術って何のこと。」

「ああ、其方は知らなかったか。」

何故か俺のことをバカにしている気がしなくもない。

「妖術は固有型と凡用型の2種類があるのじゃ。固有型はその種しかできない妖術で、凡用型は誰でも特訓すればできるようになる妖術じゃ。種によって得意な妖術も変わる。あやつのくりだしたオロチアリューティスは固有型じゃな。」

 そんな感じでタマモが説明してくれる。

 簡単に続きの説明を省略すると、

・妖術は内包する妖力で放つことができる。

・妖力の内包量は妖としての格で決まる。(同じ種でも個人差がある)

・妖術には属性があって、火、水、木(天候・植物)、金(金属)、月(重力・状態異常)、邪(邪鬼化・混沌)、無(物理)、聖(浄化・回復)がある。九尾は火で、ヤマタノオロチは月属性らしい。

・妖を宿す人間を妖人という。

っと、こんなところだ。

「そういや学校ってどうなったのかなあ。」

「それならばわしが知ってるぞ。」

タマモの説明が終わって、独り言のつもりが、急にタマモがしゃべったたので、ハヤトはびっくりした。

「わしがその辺をほっつけ歩いているとき、ちょうど海が転校していたぞ。」

「え、マジ⁉」

ていうかタマモって妖人から離れられたのかな。

「本当じゃこの目でじっくり見てきたからのう。」

 すごい圧だ。これには文句を言わざるを終えない・

「そのことは置いていて…。もうすぐ白い奴が来るぞ。」

 タマモの言ったとおり、本当にナースさんが来た。ナースさんがハヤトを見ると、

「ウソ、起きてる⁉」

というなりどこかへ走り去っていった。

やがて戻ってくると、

「ごめんね、さっきは取り乱しちゃって。容態はもう大丈夫だから、かえっていいよ。」

 といわれておとなしく家へ帰ったら親からこっぴどく叱られたのだった。

 翌日、親に許しが出たので学校に行くことができた。タマモによるとこの学校にヤマタノオロチを倒せるかもしれない。四神の二柱(ふたり)がいるらしい。あと、タマモが家に帰ったら俺を鍛えてくれるらしい。なんか厳しそう。

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