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第十二話「ハガネ対クロガネ」6/6

 =多々良 央介のお話=


 クロガネが、崩壊していく。

 何か、まるで、ハガネが負けたのを見せられているようで、気分が悪い。


 アイアン・スピナー、今回の場合はアイアン・ダブル・スピナーの一撃は、十分な威力を持っていたようだ。

 いつの間にかハガネの体表に青い発光線が戻っているあたり、佐介も戻ってきていることになる。


 クロガネの形が崩れ切って、雨の路面に残っていたのは佐介の偽物、佑介。

 その姿は、遠目からでも見るのが少し辛いほどにボロボロになっていた。

 かろうじて人の形を留めている程度で、全身が血に汚れている。


《スティール1、微弱ですが運動反応を検知。央介君、捕獲は可能ですか…?》


「は、はい!」


「気を付けろ、死んだふりかもしれないぞ」


 佐介の言ったことにも気を付けつつ、倒れたままの佑介に近づいてみる。

 特に右腕の損傷が酷く、白く見えているのは、骨なのだろうか。


 その時、佑介が動いた。


 慌ててハガネに身構えさせたけれど、相手の動きは、本当に弱々しいもので、わずかに顔を上げて、ハガネを見上げる。

 次に、ぼろぼろの右手を、ハガネの方に向けた。

 普段の佐介が、手を取って欲しいかのように。


 僕は、思わずハガネの手を伸ばして、佑介のその手を掴んだ。


《――央介君! 気を付けて! ハガネ正面に膨大なPSIエネルギー反応!!》


 次の瞬間、ハガネの目の前。

 何かが居た。


 真っ白い巨人。

 結晶か何かのような素材の翼が生え、足はなく、代わりに沢山の千切れた管をぶら下げた異形の姿。

 そいつは、両手を伸ばし、佑介の体を掴む。


 ぶつん。


 佑介の腕だけが千切れ、ハガネの手の中に残った。

 腕の先は――


《あ、アンノウン、飛翔!》


「ぐっ!? 逃がすかぁっ!!」


 僕が、何が起こったのか理解できず、佐介に遅れて、ハガネの主砲が向いた空を見上げる。


 空に浮かびこちらを見下ろす白い巨人。

 追い縋る、佐介が放ったアイアンチェイン。


「――PKシステム・ファイアー」


 誰かの、声。

 その声と同時に、空中に生じた真っ赤な炎でアイアンチェインは焼き尽くされ、届くことは無かった。


「ぐぇっ、熱っ! また炎かよ!?」


 白い巨人は、アイアンチェインの迎撃を終えると、空を滑るように動き出す。


 速い――。

 そう思う間に、ぐんぐん遠ざかって、空の向こうまで飛んで行ってしまった。


《アンノウン…ダメです、光学電波PSI等一切の反応消失! 追尾、できません…!》


《あんなものを突入させておいて、回収と撤退だけだと!? ギガントの連中、どこまでも…!》


 通信回線から、大神一佐の、激しい怒りの声が聞こえる。


 僕は、白い巨人が飛び去った方向を呆然と見ていた。

 それから、ハガネの手のひらに転がる佑介の右腕に目を落とす。


 勝ったのに。

 苦労して戦いに勝ったのに、こんな嫌な気持にしかならないなんて。


「央介、大丈夫さ。次は、今のアイツを倒せばいいだけだ。違うか?」


 佐介が声をかけてくれた。

 もやもやした考えが頭の中でぐるぐる回って、結局他に答えがないことに辿り着く。


「…うん…。そうだね。確かに、そうだ」


「よし、次の目標だ。それまでにもっと鍛えないとな! アイアンダブルスピナーも、きちんと技にしようぜ! 速く、強く!」


 やっぱり、佐介のおかげで、僕は助かってる。

 今回の戦いも、佐介が現れた時から、ずっと。


 通信回線からは、沢山の声が聞こえる。

 

《補佐体がPSIエネルギーを発生していましたが…Dドライブ光子脳は、あくまでも同調相手のPSIエネルギーを使っているだけという話では?》


《おそらくですが、補佐体のDドライブ光子脳の補助系、合成人体素材の脊椎をはじめとする全身の神経系がPSI出力を起こしていたのだと思います》


《ということは、相手も? でも、なぜ急にパワーダウンを…》


 ぼんやりと通信を聴いていると、ハガネの周りに、軍の車両が集まってきた。

 そこから降りてきた兵隊さん達の手でテントが組み立てられていく。


《多々良博士、木崎三佐、これを見てください。補佐体、佐介君のバイタル値が異常な値になっていて…、ここです。心停止のアラートが出ているんです。スティール1、クロガネのパワーダウンはそれと同時期でした》


《これが、佐介君ではなく相手側の混線ということか。しかしスティール1が、心停止…? どうしてそんな状態に?》


《戦闘中、狭山一尉がスティール1相手に、大きな外傷を負わせています。時間的に見れば、それによる失血ショックは考えられます》


《とすると…佑介の合成人体部分が失血死を起こして、神経系で行っていたPSI出力の制御が不安定になっていた、か? それで佐介のハリボテチェインも千切れなくなっていたのか…》


 父さんと、軍の人たちの難しい会話。

 テントの中で、ハガネを解除して、やっと一息。

 佐介は色々と無茶したせいか、バトルスーツのあちこちが破れていた。


 それと、ハガネが持っていた佑介の腕は、兵隊さんがケースに入れて持って行ってしまった。

 人工のものだとわかっていても、ぐちゃぐちゃになった腕なんて触りたくなかったから、ほっとした。


《それでも、機械的に出現していたスティール1の巨人形態、クロガネは撃破する必要はあったので…、まあ結果オーライですかね》


《敵性巨人コード、スティール1の特殊形態として、クロガネを正規登録しておきます。再度の戦闘が無いのが一番ですが》


《…大神一佐、大神一佐。附子島少将からの通信が入っています。機密通信室へお越しください》


《ああわかった、すぐに行く! …と、多々良博士、央介君達の保護が終わりました。行ってあげてください。今回のは…少し辛い勝利だと思うので》


 ああ、父さんが、こっちに来るのか。

 何か、大人達からも気を使われてるみたいで、少し居心地が悪い。

 もっと強くなって、何があっても、どんな敵が来ても、ハガネで勝てるようにしないと…。


「はい、央介君。オレンジジュースでいいかしら? バナナシェイクにしましょうか?」


 俯いた目の前に差し出されたカップに驚いて顔を上げると、狭山一尉がそれを差し出していた。

 狭山一尉の手元にも同じものがあるし、佐介に至ってはもう飲み始めてるし。


「ありがとうございます。いただきます」


「そんなに気を落とさなくてもいいのよ? 君が頑張って、少なくとも今回の作戦目標には勝てた。あんなのが潜伏してたなんて、大人だって誰も知らなかったんだからね」


 そう言われても、やっぱり、すっきりしない。


「多分だけど、アイツ、偽物もあんなのがバックアップに居るって知らなかったと思うぜ。オレだったら…もっと有効活用するし」


「それは…やっぱり同型だから、思考も似るってことかしら?」


「まーね。自分が…例えば央介を人質に取られて、ギガント側で戦わせられたら、ギガント側にたっぷり被害が出るように戦ってやるし」


 憎らしい笑い顔を作っている佐介の頭に軽くチョップを入れたら、少しだけすっきり。

 佐介はおどけたやられ顔をしているけれど、僕が倒した偽物は、こんな顔をしていられるのだろうか?


「実際、スティール1は人的被害は出してないから…。その辺は、向こうも佐介君だった、ということになるのかしらね…」


「オレだったら、央介を護るためだったら、相手が人間だって容赦しないけどなあ」


「その辺り、学習や立場の差が生じているのかもしれん」


 急に割って入ってきたのは、父さんの声。


「…父さん!」


「ああ、二人とも…、よく頑張ったな」


 父さんはそういうと、僕の方に歩いてきて、屈む。

 そのまま、ぎゅうっと抱きしめられた。

 抱きしめられて、更に抱え上げられた。


 ええと、人前だと、流石に恥ずかしい、かな。

 前は、こうやって父さんにだっこしてもらっていたけど、もう6年生だし。


「オレもー!」


 佐介が父さんの傍に拠ってきて、だっこをせがむ。


「わかったわかった…、よいっしょっ…!」


「多々良博士、結構鍛えられていると思いましたが…結構以上ですね、ソレは」


 背の高い父さんに抱えられた状態だと、狭山一尉も僕を少し見上げる形。


「最近はあんまり…、流石に二人抱えは、キツいですよ」


「ぼ、僕、降りるよ」


「オレも!」


 降ろしてもらおうとジタバタしたけれど、結局父さんの腕に抱えられたまま。

 父さんの顔が、近い。


「自慢の息子が、無事に帰ってきたんだから、親がしたいことをさせてくれ。なあ、央介。…佐介もな」


「う、うん…」


「照れるぜー」


 どうしたら、いいんだろう?

 とりあえず、父さんの肩に、顔を埋める。

 温かい。


 少し、鼻の奥がずきずきして、鼻をすする。


「相手がセコンド乱入っていう卑怯な手に出たんだ。勝ち切れなかったなんて、考えなくていい」


「…うん」


 人前では、泣かない。

 僕が起こしたことが解決するまでは、泣かない。


 それまでは、僕は、ハガネ。


「本当に、央介は強くなったな。…実は、父さんはあのクロガネみたいなのが来る事は予想はしていて、それまでには止めさせようって思っていたんだ。そのためのRBシステム、ダメになっちゃったけどな」


「え? 予想してたの?」


 声を出すと、色々と溢れてしまいそうな僕の代わりに聞いてくれたのは、佐介。


「ああ…。科学ってのは、誰がやっても同じ手順なら同じ結果が出るものだ。だから相手側も夢幻巨人を投入してくる可能性が高かった」


「夢幻巨人どころか、実質無人巨人だったじゃん。オレのコピーだけで巨人作るなんて反則だよ」


「ああ、その反則だがな――」


 父さんが一度言葉を切った頃、僕の方もこみ上げてきてたのを飲み込めたので、顔をあげる。


「少なくともカラクリは分かりそうだ。央介が、佑介の片腕を持ち帰っただろう? あれには相手側のDドライブが握られていたんだ」


「えっ!?」


 あの、右腕?

 そんな、特に深い考えがあって、相手の手をとったわけじゃなかったけれど。


「そういえばさっき、佐介君が言ってたわね。自分がギガント側だったら被害が出るように戦ってやる、って」


「大手柄だぞ、央介! 相手側のDドライブ改造技術を手に入れられたんだ。これで対策が一気に進む!」


 え、ええと…。


「で、でもそれだったら、むしろあの時、偽物を全身を丸ごと捕まえていれば…」


「それだと、あの乱入してきた巨人が機密保持のためにハガネに襲い掛かってきていたでしょうね。彼、佑介君は自身のダメージ状態で偽装することで、それを渡したんだわ」


「うえー、いけすかねえ…。それだったら最初から自分で腹でも切ればいいんだ」


 その辺は多分、偽物――佑介が言っていた通り、狙っているのは佐介だけ、というのが優先だったんだろうと思う。

 そして、負けたから、ギガントに不利になるように動いた。

 じゃあ、今回の戦いで、ギガントには間違いなく勝ったんだ。

 佐介と、もう一人の佐介、佑介のおかげで――。


「まあ、相手の弱点はもう分かった以上、何度来ても楽勝だぜ。」


 ――評価を改めた途端に、佐介が調子のいいことを言い出す。

 確かに、佑介相手の勝ち方はわかったけれど…でも、それって…。


「…うん、佐介には少し説教が必要だな? 央介を護るために造ったのに、真逆の行動にでるとか…」


 父さんの声にちょっと怖い響きが混ざる。

 そのどさくさに紛れて、父さんの腕から降りた。


「いやそれはその、逆の行動をとることで央介の危機を救ったっていうか…?」


「言い訳は、母さんの良く効くドリンクを飲んでからにしようか」


 佐介が顔色を真っ青にして首を振っているけど、父さんは僕を降ろして自由になった両手でしっかり捕まえている。

 逃げることはできないだろう。


 ふぅ、やれやれ。

 重たかった気分が、なんとかどいてくれたように思った。


 その時――


「あのう、央介くんがここにいるって聞いて…」


 ――テントの幌の向こうから聞こえてきたのは、紅利さんの声。

 兵隊さんが丁寧にテントのドアを開けてくれて、車椅子の紅利さんが入ってきた。


「お疲れ様! 央介くん。大丈夫だった? ケガとか、ない?」


「うん…なんとか…何とか勝てたよ…。でも、雨降ってるのに、ここまで来なくても。通信でよかったのに」


「雨? 雨ならもう上がってるよ。 お日様も出てきてた」


 あ、あれ? そんなに天気が変わるほど、時間経ってたのかな?

 戸惑う僕に、紅利さんが手を伸ばして、誘う。


「…お日様、見に行く?」


「…ああ…うん。えっと、父さん、ちょっと出てくるね」


 父さんに声をかけたけれど、その父さんは暴れる佐介を羽交い絞めにするのしないののドタバタの真っ最中。

 そっとしておくことにした。


 紅利さんの車椅子を押して、テントから外に出ると、日光が目を刺した。

 まだ、雲の多い空の真ん中に、開いた青空。

 そこから太陽が強い日差しを向けていた。


 僕からは車椅子の背中側だけが見える紅利さんが、急に、話しかけてきた。


「あのね…、偽物の方の佐介くんの事だけど」


「…うん」


 そこまでで、ちょっとだけ、会話に間が開く。


「ちょっと、可哀そうかなって思ったの」


「……うん」


 相槌を返したけれど、可哀そうというよりは、ギガント側に居たことが、どうしても許せない。

 会話って、難しいな。

 言葉と言葉の間の気持ちを、どこへ向ければいいんだろう。


「いつか、仲直り、できるといいね」


「…うん」



 雲間からの強い日差し、夏の日差し。


 僕が生まれ育った島ではもう少し早く、こっちではやっと、ついに夏が始まる。




 =どこかだれかのお話=


《報告は、以上となります。やはりRBシステムが運用前に無力化されていたというのは、痛手でした…》


「そりゃねえ、敵さんも穴が開いてるとわかっていれば、塞ぐように動いてるよ」


 大神一佐の報告を受け取ったのは、附子島少将。

 その機密通信の距離は遠く、今回の戦場からは離れた場所にいる。


 ――沖ノ鳥諸島海底要塞。


 彼は、密かに進めていた計画が、運用に足るかどうかの確認のため、1000km以上の遠方まで足を運んでいた。

 その成果は、とりあえずの十分。

 何よりも、現場が追い詰められてしまったと言われて、出し惜しみをするほど楽観で動く人間ではない。


「まあね、こちらで相手方に穴をあけるための次の手は用意できたからね。…持ち帰るまでは、ハガネくんと君に無茶をしてでも時間を稼いでもらうよ。…いいかな?」


《次の手、ですか…?》


「極秘計画だよ。楽しみにしてるといい。うん」


 附子島少将は、部下をからかい気味に通信を終えると、すぐに手元の端末を操作し、目的の人物を呼び出す。

 間もなく反応があって、通信画面には小柄な影が映った。

  “彼女”に呼びかける。


「や、訓練中すまないね。やはり、君を連れ帰ることにしたよ。…手続きが済み次第、神奈津川市に来てもらえるかな? お嬢さん」


 通信の先、一人の少女が喜びを露わに、大きくうなずく。



 ――その少女の名は、黒野(くろの) (むぅ)

 央介と共に、最初の巨人発現実験に臨んだ幼馴染の一人。


 See you next season!!

 二体の巨人による両面攻撃!

 その時、央介に届いたのは、思いもよらない声!

 そして、空から舞い降りたのは、新たな夢幻巨人!

 次回『アゲハの夢』

 君達も、夢を信じて、Dream drive!!



 ##機密ファイル##

 沖ノ鳥諸島『新東京島-新東京市』

 21世紀初頭、海上部崩壊の危機にあった沖ノ鳥島。

 この問題を解決するべく、日本政府は国際法に抵触しない、自然現象による島の修復計画として「サンゴの爆発的成長」を提唱。


 それに用いられたのは、日本近海で発見された休眠状態の古代サンゴ、ゼラ・コーラル。

 このサンゴはRA生命体との融合を果たしており、活性物質を得ることで、爆発的に増殖し、骨格部だけでも1日に1メートル以上もの成長を起こすことが確認されていた。

 そして、その遺伝要素を組み込まれた多種多様なサンゴが沖ノ鳥島付近に定植されていった。

 実際のところ、自然界に存在する活性物質、及びサンゴの骨格に変換される二酸化炭素の量から考えれば気の長すぎる計画だと言われていた。


 偶然、沖ノ鳥島付近で、活性物質を満載した実験船が座礁、沈没するまでは。

 ┌───────┐

 │   偶然だぞ  │

 └∩─────-∩┘

  ヽ( `・ω・ )ノ

 流石に、この事件に関して、大陸連邦が当案件は人工島の建造であり、領土領海としては認めないと猛烈な抗議を行った。

 しかし、サンゴ礁諸島での領海を持つ国々は、日本側を大いに支持、国際裁判においても有利となる。

 この確執が第三次大戦の日本海戦争に繋がったとも言われるが、同時期に持ち上がった軌道エレベーター建造計画による太平洋勢力の利権争奪を考えれば、鶏が先か卵が先かの問題かもしれない。


 直後、この問題に関して、大陸連邦主導の調査船団が海域及び地中の活性物質の濃度調査を開始。

 ところが、特に活性物質濃度の高い海域をボーリング調査した際、その爆破掘削ロッドが、同物質を求めて棲み付いていたRA生命体の巨獣、ゼラスの頭部を直撃。

 狂暴化したゼラスは船団に襲い掛かった挙句、日本への第二次ゼラス上陸事件を起こした。

 さらに、触発される形でゼラ・コーラルにゼラスの遺伝子を組み込んだRA生命体アネモデスの暴走事件も発生。

 その責任問題もあってか、大陸連邦は抗議を取り下げざるを得なくなった。


 兎にも角にもゼラ・コーラルの成長によって出現した新島は、都道府県として東京都に属する事と、日本の領土だということが国際的に分かりやすいように「新東京島」と命名された。

 そして、新東京島に建設されたゼラ・コーラルの実験施設、同時にRA生命体の研究機関、維持施設――

 それらの研究を補助するための科学研究特区制度が制定されたため、更に多種多様な科学研究機関が集結。

 人口は増加に増加を重ねていき、最終的に都市指定を受けるにまで成長していった。


 それが、海に浮かぶ先進科学都市・新東京市である。

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