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第1章 出会い 6話 ゼンの善行と聖女マリー

ブックマーク400ありがとうございます!!! これからもじゃんじゃん投稿するんでよろしくお願いします!


 最初はゼン視点でございます。ご了承をお願いします。


 少し、改正もしました。

「離れなさい!」


「やーーーだ!!」


 俺ことゼンは今起きている状況をあまり理解出来ていない。聖女様が駄々をこねて、俺から離れないようにしている、それを剣姫様が必死に剥がそうとしてる。


「お前ら、恩人の前でみっともないぞ」


「コロス........」


「だって、マリーがやたらと離れないんだもん!」


 だもん? あれ口調変わってね? なんかさっきまでの凛々しい声がキュートになっちゃってるんだけど、どうしたんだ剣姫様よ!


「別にいいですよね? 私とゼン様がくっついていてもレイには関係ないですよね?」


「私だって..........」


 おいおい、剣姫様が泣きそうだぞ。なにこれ、すごいギャップで可愛いんですけど。


「私たちは、謝罪と感謝を言いに来ているんだぞ? しっかりしろ」


「コロス..........」


 賢者様の言っていること、ダークネスなんですけど!! 詠唱だけはやめて、家がなくなるから。


「そ、そうね! 忘れてたわ!」


「それも、そうですね。お礼が終わったらまた.......。ふふふ♪」


「ハァ。すまないゼン殿、こいつらが迷惑かけて」


「いえいえ、そんな迷惑だなんて......」


 ぱぁっと明るくなる聖女様の顔と怒り狂う賢者様の顔、そして、なぜか泣きそうな剣姫様の顔。なぜだ、なぜこうなったのだ。



「私たちを助けていただき本当にありがとう」


「ありがとうございます」


「ありがとう」


「ありがと.......」


 またしても、『崋山烈火』がゼンに対して頭を下げ、先ほどの謝罪とは違う、感謝の言葉をゼンはかけられていた。


「いや、当然のことをしたまでですから」


「『蘇生の薬草』を使うことが当たり前だって言うの?」


「当然です」


「ついこの間までゼンをストレスの捌け口にしてたわたしらでも?」


「それは、助けることに関係ないことです」


「ゼン優しすぎる........」


「当たり前のことしただけだし、むしろ1年間も治せずに申し訳ありません」


「何を言ってるの? あなたがいなかったら私たちここにいないんだよ?」


「そうですよ! ゼン様のおかげで私たちはまたこうして生きることができます」


「私たちはゼンに感謝しきれないわ」


「そ、そんな。でも、無事でよかったです」


 ゼンは微笑んで『崋山烈火』に向けて、言った。


「はぁう!」


「ちょ、大丈夫ですか聖女さ———————————マリー様」


「これは重症だな」


「コロス.........」


「え、ど、どういうこと?」


 いきなり体をくねくねさせながら倒れるマリー、頭を押さえているリン、殺気がフルパワーのエリ、ゼン同様状況が理解できていないレイ。


 すると、倒れていたマリーが衝撃的な発言をした。


「私、決めました! ゼン様に『聖女の加護』を捧げます!!」




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