復讐?or服従?『アリスト王国編』
「やーっと見つけた♪」
「.........」
「貴方は何者なの?それになんで転移使える訳?ねえ?」
「......」
「ちょっと何か言いなさいよ!誰のせいで私が今来てると思ってる訳??ねえ?」
「.........」
「あー。めんどくさっ。早く帰りたいんですけどー!!答えないなら死んでもらうわよ?」
「.........」
僕は転移魔法でクレアの場所に向かった。はずだった。
今僕の目の前には杖を持った女の人がいた。
僕がいる場所は多分時空の狭間なのだろう。
そして僕がこの場所に今いるということは必然的にあれが誰なのかもわかっていた。
「僕......気づいたらここにいたんだ...」
「気づいたら...ねえ?あはは。貴方タナトス殺ったわよね?」
「.........お姉さん僕と遊ぼうよ!」
「あらあら...早く帰りたいんですけどー。少し本気出しちゃうわよ?」
「僕も早く帰りたいんだ......「プリズムジャッジメント」」
「まぁまぁ......「╂┻╋┳┛」」
僕の魔法は一瞬にして発動しなかった事になった。
「うーん...やっぱりお姉さん僕嫌い。」
「あらあら...私の事知ってるみたいな口ぶりね。」
「クロノスお姉さんの事なんて知らないよ?」
「あらあら...本当に不思議な子ね。貴方は神でもなんでもないのに刻の神である私の事知ってるなんて♪やっぱり死ぬべきね。「╋╋┳┫┻┨┰┥」」
クロノスの力により空間に亀裂が入る。
その亀裂から紅黒い閃光がゼロに向かって解き放れた。
「「╋╋┳┫┻┨┰┥」クロノスお姉さん。クロノスお姉さんが神な訳ないじゃんあはは。」
クロノスが放った紅黒い閃光はゼロの放った漆黒の閃光に呑み込まれ漆黒の閃光はクロノスの杖に当たった。
クロノスの持っていた杖は漆黒の閃光に呑み込まれ漆黒の閃光は同時に消えた。
「なん...なの貴方?!なんで神滅法が貴方なんかに?!」
クロノスは訳が分からず立ち尽くしていた。
「クロノスお姉さん早く帰りたいんだよね?僕が早く帰らせてあげるよ!!」
ゼロは薄ら笑いをクロノスに向けクロノスは戦意を失う寸前にまで追い込まれてしまった。
たった一撃で。
「「┸┝┸┳┛」「┝┥┰┝┥┸」「┨┻┨┻╋」あはははは。「┥┝┥┝」お姉さんどうしたの?「╋┻╋┳╂」ねえってば?ねえねえ?」
ゼロの神滅法によりクロノスの両手の指先。右肩。右足。左手が消えて無くなる。
「く.........」
「く?苦しい?悔しい?ちゃんと言わないとわからないよ僕。あはははは「┛┫┛┫┰┸┰┨」」
クロノスの背後に亀裂が入りその亀裂に吸い込まれるようにクロノスは呑み込まれていく。
「私は何度でも蘇る。あぁ...カオス様。」
クロノスは完全にその亀裂に呑み込まれていった。
「カオス...ねえ。」
(カオス?)
(ゼロはまだ知らなくて大丈夫だよ)
(ん...)
(帰ろっか。短い時間に色々ありすぎた。)
(ん。カオス......私知らない......でも知ってる...)
(ゼロはゼロだよ。ゼロには僕がいる。僕がいるから...)
(ん...私も......)
(あ!ロレン忘れてた!!)
(クスっ。ロレンの事好き?)
(ロレンは僕は嫌いじゃないよ?)
(ん...好き?)
(嫌い。)
(ァハッ...好きなんだ...)
(僕はゼロが好きなんだよ...好きな人はゼロだけ...)
(ん...ルナは...?カリスは...?)
(............嫌いじゃないよ...)
(クスクス...)
(ゼロ...?もしキミが僕を殺す事になったら迷わずに殺せる...?)
(......?私もゼロも二人で一人...だよ...?ゼロが死んだら私も死ぬよ...?)
(そうだね...でもさ...もしキミが生きてられたらどうする...?)
(ん...意味が分からないけど......その時はゼロを助けるよ...)
(ゼロは...なんで僕を選んだの?)
(ん...知ってるよね...?)
(うん。知ってる。)
(ん...)
(僕が何のために生きてるのかゼロは知ってる?)
(ん...復讐。)
(............当たり。)
今はそれでいい。この気持ちはゼロには秘密......
僕は次元の狭間に転移した。
「ロレー......」
僕は次元の狭間に移動した瞬間この空間を消してしまいそうになった。それほどやばい気配がしたのだ。
「あ!ゼロの兄貴-!!どうっすかこのハンマー!!俺みたいなやつにはおんぼろハンマーがお似合いっしょ!」
「ふぉーっふぉっふぉ」
「.........ロレン...アッハッ。やっぱりロレンは面白い!!」
僕は大笑いしてしまった。
「このおっさんさ。見た目より中々強くてさ!色々教えてもらってたんだ!」
「ふぉーっふぉっふぉ。そなたこの子供......」
僕はそいつに殺気を放った。
「ロレン。おっさん?僕には見えないや!でもそのハンマーに認められたって事だよね?凄いじゃん!!」
「ゼロの兄貴にはおっさん見えないんだ...ちょっと残念っす!でもおんぼろハンマーが今の俺にはお似合いっすよ!!」
「あはははは。確かにお似合いだ!そこにおじさんがいるんだよね?」
「はい!俺の横におっさんがいるっす!」
僕はロレンの横に向かいあった。
「僕には見えないんだけど...ロレンの事よろしくね☆」
そして小さな声で「余計な事言ったら......」僕は威圧した。
「...............」
「ゼロの兄貴俺の覚えた技見てもらえます?」
「いや...今日はもう戻ろう!身体も休めないとね!」
「了解っす!!」
ロレンのハンマーは小さくなり首輪となった。
(ロレン...びっくりしたよ)
(ん...ミョルが動くなんて意外ね...)
(均等が崩れてきてるからかな......急がないと大変かな...)
(ん...大丈夫...)
(.........難しいね。色々。)
(ん...)
「ロレン。ロレンは神様を信じるかい?」
「神様......俺は信じてないな。」
「そっか。あはははは。僕がロレンの敵になったらロレンはどうする?」
「冗談でも達悪いっす!ゼロの兄貴に敵うはずないじゃないっすか!」
「.........僕がエレナを殺すっていったら?」
ロレンは自分では気付いてないがものすごい殺気を放っている。
今のロレンの目は死を何度も経験した目で僕を見つめた。
「その時は......俺が死ぬっすよ。」
その言葉はとてつもなく重い言葉であった。
「ロレンはやっぱり面白いなあ。あはははは」
「ゼロの兄貴は俺の憧れっすから!!」
「戻ろっか!ロレン一緒お風呂いこー?」
「了解っす!!」
ロレンとゼロの間には見えない何かがつながっていたのはロレンしか感じていなかった。
(クスクスッ)
ゼロは気付いてないが、素を見せていることにはゼロしか知らなかった。
今のロレンの力はルナと同等の力を手にしていることに気付いているのは、ゼロだけである。
ブックマーク、評価ありがとうございます。
作者ものすごい喜びました。
そして最近更新一切していなくてすいませんでした。
読んで下さる方に申し訳ないと思いながらも、ゼロとゼロの作画をしたくて頑張っていたのですが、絵心がなくとうとう諦めてしまいました。
作画している間も書き溜めていたので、ゆっくり更新再開したいと思います。
読んで頂けるだけで作者は嬉しいので、頑張ります。
物語がよく分からないと思いますが、多分分からないと思います。
最後に繋がるような作品を目指しているので、文章力下手ですが、それでもお付き合いして頂ける方に楽しんでもらえるような作品を作れるように作者は頑張ります!
これからもよろしくお願いします。