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異世界放浪記
「まったく、しつこいわね、、、」
戦闘が始まってからすでに1時間
冒険者や魔獣の強さは良く分からないが、けっこう互角な戦いが繰り広げられている
なんか見てるの飽きてきたな
冒険者の方もソロソロ体力的にキツそうだし、どーすっかなー
んー、、、町の情報欲しいし行くか
「そこの冒険者さーん!お手伝いいりますー?」
アキは冒険者に声を掛けながら魔法の準備をしていた
その手の平には炎の槍が浮いている
「え?誰!?危ないから早く逃げて!」
自分もきついだろうにこっちの心配か、
死なすにはおしいかな?
「俺は旅人でーす!その魔獣を倒すの手伝いますよー!魔法が得意なんでぶち込んで良いかな?」
「ならお願いするわ!その魔法を打ち込んじゃって!」
お許しが出たしサクッといきますか
ソレっと
ドン!!
「キャ」
短い悲鳴のあと、魔獣の方を見ると炎に包まれ倒れ込んでいる、、、
アカン 過剰攻撃かもしれん
そんな思いを抱きながら俺は冒険者のそばに歩いていく