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異世界放浪記
面倒は事前に防止!ってね?
てなワケでサヨナラだ少年
「ねぇ、やっぱやめようよ!
流石に寝てると思うけどバレたらヤバイって!」
「今更かよ?俺達に失う物なんて何も無いだろ?
力が無いと…金が無いと何も出来ないんだ…
待ってる奴等の為に何か売れそうな物を…
何も殺しなんてしない、少し脅かして少しだけ貰うだけさ。返せるアテは無いけど、野垂れ死ぬよりはマシだ」
ふふん?
アレか?こいつらは孤児で、待ってる小さい子のために盗みや悪事を働くと?
自分の為じゃなく幼子のためか…
試すか。
俺はベッドに隔離結界を施し見えなくしてから部屋の中で椅子に座って待機した
そしてドアが開かれると…