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異世界放浪記
野営地に戻るとそこには、まるで浜辺でBBQをした後のキャンプファイヤーのごとく、枯れ木や枝などが積まれている。そしてその側で、またもやドヤ顔をしている奴が、、、
「なんなの?これを燃やして辺り一面火の海にしたいのか?」
「違ーう!頑張って集めたんだから褒めてくれても良いんじゃないの?それにそこに火は着けないわ、火が消えたら魔物が来るかもしれないからたくさん集めて置いたのよ!」
分かってるよ。
「ならご飯にするか。黄色いイノシシが居たから狩ってきたぞ。目立つ色だったけどたべれるよな?」
「黄色い??もしかしてイエローブル!?
やるじゃない!見た目はアレだけど柔らかいお肉で有名なのよ!さっそく焼いて食べましょう」
それは楽しみだ
今夜は早く食べてゆっくり寝て明日は森を抜けるか
最悪、魔法でひとっ飛びなんだがノンビリ過ごしたいし出来ればそれはしたくない。
あてのない旅、それはそれで良いじゃないか