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異世界放浪記
「まさかの料理用だと、、!?」
驚いてるオヤジさんには悪いが戦いはあまりしたくないし、そうなっても魔法があれば十分だしね
それに旅をするなら美味い飯も食いたいじゃないか
「ねぇねぇ、最初、武器としてナイフが欲しいって言ってなかった?」
そんな昔の事は知らん
知らないのか?過去よりも今だよ
何かどっかで聞いたようなセリフだが俺は何も知らない
さて、とりあえずは、、
「マヤさん、その場で目を閉じて5秒ぐらい、回ってくれませんか?」
「こう??」
くるくる回る女の子
頭可笑しいって思われたらゴメンよ
5秒ほどして止まると目が回ったようでフラフラしている
そして体の向きが止まったのはこの素材屋の正面からみて右側
「よし、この方向に行こう。どうせ当てのない旅なんだから、どこに行くにもこんな感じで良いだろ」
「何か扱いが雑な気が、、」
こっちの方向にはどんな町や村があるのかな?
まぁまずは向こうに見える森を抜けてからだが、、