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異世界放浪記
さて、カンニバルの修行が始まって今日で2ヶ月
俺たちは絶賛迷子中だった
「マジでさー、、ココどこよ?
まぁ元々目的地なんて無いようなもんだし別に困らんけどね??ずっと似たような景色だと飽きてくるよな。
そこんとこどう思う?カンニバル君」
「そうですね!確かに変わり映えの無い風景ばかりだと飽きてきます!だがしかし!私は一撃入れる事に必死で景色を見る余裕も無いんですけどね!?師匠!人間離れしすぎじゃ無いですかコノヤロー!?」
そう。普通に散歩してる俺に向かってカンニバル君は、四方八方から攻撃してくる。そしてそれを全部小枝で塞いている状況だ。
やだこの子凄い真面目!
にしてもセンスあるな。僅か2ヶ月でAランク上位の強さくらいにはなったんじゃね?
まぁ教えてやらんけど!油断に繋がるからね!
「はぁ、強くなる気はあるのかい?多少はマシになったがまだまだだね。冒険者ランクで言うと良くてCか?もっと頑張りたまえ!!」
はて?俺のキャラはドコいった?