105/127
異世界放浪記
長に案内されイスに座るとさっきの若いのが居ない?
どうしたのだろうか??
「さっきの奴なら頭を冷やしに行っておる。
さて旅の方、先程は失礼した。アヤツはワシの息子なのだが頭より先に手が出るタイプでな、これまでもキツく言っていたのだが…本当に申し訳ない」
なんかいきなり謝罪されて頭を下げられてる!?
確かにあの態度はどうかと思うけど、正直
気にしてないんだよなー
「いえ、自分は気にしてないのでお構いなく。
それに賊に入られたのなら先程の反応なのも仕方ないのかと思いますし。まぁいきなり剣を抜こうとしたのは驚きましたけどね」
剣を抜くというのは命をかけること。
生半端な気持ちで抜いて良いものじゃないよ?
「それでもだ。抜いたら最後、命を絶たれても文句は言えん。あんなのでも息子だからな。それに貴方は力を抑えているみたいだがワシの感が今すぐ逃げろと警戒しておるよ」
そんな…何もするつもり無いのに!