無生命
飲み込んだ 黒い塊を
胸に抱えて 笑っていよう
今に 見てろと
見えない それに睨んだんだ
これが行方不明の前兆なら
お別れの祝辞を述べて
冗談だろ バカなこと言ってんな
明日になればわかるわ 言葉を飲んで
興味のない 事柄と人間模様
肩を叩かれては 怯えて竦めて
世界のたった1人になれたら
よかったのにな
吐き出した 嗚咽の声
無理にでも 血を出そうとする
もう 限界なんだよ
救えない 我が身を憎んだんだ
走馬灯が駆け足で夢の中横断する
お前にはまだ早いから
ふざけんな なら近寄らないでよ
真夜中は私の聖地なの 遠くの星に寄せて
鵜呑みにする 噂とひそひそ声
背中を丸めてる 寒いわけじゃないの
いきなり爆発とかしないのかな
いっそ巻き添えくらってさ
しょうがないじゃない 生きたくて生きたい命じゃない
しょうがないじゃない 産まれるのは私が決めることじゃない
この心も この感情も すべてがデタラメで 私がいなくなればな
私が形成されたのはなぜ なぜ なぜ なぜなの
下校中の活発な小学生を見かけたの
あんな時があったような 脳裏を掠めるのはデジャヴか記憶か
どうでもいいや 黒に飢えてる 伸びた影に愛しさを
簡単なことでも やってないから 不安要素が増増増大
案外平気かも それは心の平穏を乱す
どこで見失った いいえ違うよね 最初から無くしてない
最初から持ってないの
みんながみんな あるもんだから 普通を探し求めて
一緒じゃないと壊れるのね
ないものを肯定して あるものを否定した
笑ったんだもの みんなが笑っていた
私は泣いているのに
しょうがないじゃない 生きたくて生きたい命じゃない
しょうがないじゃない 産まれるのは私が決めることじゃない
この心も この感情も すべてがデタラメで 私がいなくなればな
私が形成されたのはなぜ なぜ なぜ なぜなの
しょうがないじゃない 一つ一つ心が違うんだから
しょうがないじゃない 生まれてしまったのが私だから
酷な鼓動も 過度な意識も すべてがあべこべで 私が壊せたらな
私が生命を維持するのはもう もう もう もういいのに
飲み込んだ 黒い塊を (心に)
胸に抱えて 笑っていよう (選んだ手段)
今に 見てろと (虚空に)
見えない それに睨んだんだ (意味もない)
世界のたった1人になれたら よかったのにな