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誘拐犯は私のパートナー  作者: 梨リス
異世界生活
9/9

名前何にしよう

「んー」


起きたガウルはこっちを見て驚いた顔をしたが、すぐに険しくなった。


「グルルル」


こっちに向かって威嚇をしてくるけどなにこれかわいいとしか思えない。


「おはよう、とりあえず食べたりしないから」


「まあ一旦座って」


コウが言うと、ちょこっと座った。


「質問していいかな?」


コウが優しく言うとガウルが頷いた。

ここはコウに任せたほうがいいかな、私年下の妹とか後輩とかいなかったし。


「君は話せる?」


「うん」


「なんでローウルフから一人で逃げてたの?親とはぐれたの?」


確かにそれは気になるな、親居たらあんま襲ってこなさそうだし。


「お母さんは、みんなは起きたらいなくて…それで探してたら追いかけられて」


「あぁごめん辛いこと聞いちゃったね」


ガウルが泣き出してしまい、コウが近づいてって頭を尻尾で撫でた。

みんないなくなってたってことは兄弟も一緒にいなくなったってことだよね。なんでだ?


「ぞれで、みんないなぐなて不安で、

やっぱりみんなと違うがら置いてかれだのかなって」


「私も質問して大丈夫そう?」


「ゔん」


「他のみんなは黒かったの」


「みんな黒かった、でも僕だけ最近黄色くなってきて、あんまりお母さんも構ってくれなくなって…」


「それ以上は無理に話さなくていいよ。ヨシヨシ」


「ぅっく、ひっ」


私もそばに寄って、手で撫でられないの尻尾で撫でた。

独り立ちの時期って線はうすいな。毛の色が変わって親が子と認識できなくなったか、親が気味悪がったかか。


この子には酷なことだがこのどっちかだろうな…




しばらくしてガウルは泣き止んだ。


「少し落ち着いた」


「うん、ありがとう」


私はコウの目を見た。コウもなにを言うのかわかってるらしくコクリと頷いた。


「ねえ、私たちと一緒にいく?それともお母さんさがす?」


「一緒にいってもいいの?僕こんな黄色いよ、みんなと違うよ」


「そんな色なんて気にならないよ。それいったらトカゲと一緒に仲良く歩いてた私ははたから見たらもっとおかしいよ」


「そっちのトカゲさんは僕ついてって大丈夫?」


「逆に仲間が増えて嬉しいよ」


「じゃあついてく!」


「これからよろしくね…あ、名前は?」


「名前?」


名前つけてもらってなかったのかな。もしくは名前は獣の世界には馴染みがないのかな?


「名前はそれぞれの呼び方とか、一人一人違ってその人個人のものかな。一応私はナブキっていうよ」


「俺はコウ」


「へー、なんとなくわかったと思う」


「なんとなくわかってくれてよかった。それでなんだけど名前私たちで考えていい?」


「うん」


元気な返事が返ってきた。


んー、毛が黄色、黄色…菜の花は私の名前入っちゃってるし、男の子だからかっこいい名前で呼びやすいやつがいい。





雷!

でもカミナリはながいし雷鳴とかのライとかいいかも


「ねえねえライとかどう?」


「うん、僕の名前ライにする」


ライは名前が気に入ったようにニコニコしていた。

よかった。気に入ってくれたみたい。


「おし、名前も決まったしこれからのこと話すか」


「そうしよう」


「もう川は見つけたし、あとは住む場所だな」


「穴掘ってそのを住処にするのは?入り口は草とかで隠して」


「それいいな斜面になってて草とか生えてるところがいいか」


「逃げてくるときも斜面とか結構あったし探せばあるだろうね。じゃあ川で水飲んで良さげな斜面探そうか、それでいいレイ?」


「うん」


そして私たちは草むらを出て、すぐ隣の川に向かった。


さっきまで寝てて喉乾いちゃったといい水をガブガブ飲むレイの横で、私もコウもみずをのんだ。


ん?

何か嫌な予感がした時には遅かった。



ザバン



いきなり水の中からワニが出てきてレイに噛みつこうとしていた。



「やめろ!」


とっさにどこから出たかわからないほど大きな声で叫んだら、ワニが一瞬ひるんだ。

そのうちにレイは後ろに飛び、ワニは空を噛んだ。


《〈咆哮〉を取得しました》


そんなことより名前のアイコンを見ると、ダブルテールダイルと書いてあった。確かに尻尾は二又で一メートルほどのワニだ。


すると隣から火の玉がワニめがけて飛んでった。


「グワ」


ワニの目の下にあたり、こっちに体を向けて戦闘態勢に入った。


ここは川だし水がたくさんあるから…


私は川の水を大量をワニのよこから勢いよく当てた。

すると予想外だったのか抵抗もできずその水に流され勢いよく近くの木に当たった。


ワニはひっくり返ってピクリとも動かなくなった。


《レベルが上がりました》


いきなり頭に響く声

え、レベルが上がったの?


「やったか」


「ねえ、コウはレベルアップした」


「あぁした。レベルアップしたならあのワニは死んだんじゃないか」


この世界にレベルがあるのか。嬉しいな、考えてた異世界そのものじゃん。



内心喜んでいると、レイが草むらから出てきた。


「終わったの?」


たぶんと言いながら私は近づいてワニの首な噛み付いて完璧に息が途絶えたことを証明した。




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