探そー
読んでくださりありがとうございます
「「ごちそうさまでした」」
2人で手はあわせられないので言葉だけで行った。
またこれからどうするか決めないとな。
「次は水か住むところどっち探す?」
「できれば両方、水辺が近くて隠れるように寝泊まりできるところかな」
人は3日間水飲まなかったら死ぬってサバイバル番組とかで行ってたなー。
「日が暮れる前に探せなかったらその辺に手頃なところで寝よう」
「そうだね、それにしてもいつ日が暮れるのかな」
上を見上げたが、木の葉が邪魔してどこから日が射してるかよく見えない。
「見えないなー。今思ったんだが、この森少し薄暗いはずなのにあまり不便なく周りが見えてるな俺らって」
「それってモンスターとかからなのかな」
「まあいっ…」
まただ。前回ほどではないけど勝てない感じの奴が来てる。
「ナブキもか?」
「うん、隠れよう」
2人でさっさと隠れた。
するとなんか黒豹のようなモンスターが出て来た。
ヤバ、うちらさっきの食べたばっかりだから口血がついてるよね。臭うよね。わんちゃん気づかれて襲われるよね⁈
そんなこと思ってたらさっきまで食べてたコカトリスに近づいて匂いを嗅いでいる。
「なぁ、あれなんて言うんだ?みえるんだろ」
あ、そうだった。んーっとスコーピオンガウルか。
「スコーピオンガウルっていうみたい」
コウは無言で頷いてまたスコーピオンガウルを見だした。
あー尻尾から針出てるよ、あれ刺されたら一発で死にそ。
じーっと見ていると後ろを振り向き
「ガゥ」
と鳴いた。すると後ろから
「ガゥゥ」
「ガッ」
3匹ほどちっちゃい赤ちゃんらしきのがでてきた。
3匹はガウルと表示が出ているだけだった。
あのスコーピオンガウルお母さんなんだ。
そうして子供達を連れて通り過ぎていった。
「いったな、あの蛇化け物よりはいいが強い」
「そうだね。あと子供達はガウルっていう表示だけだったよ。ここからわかったことがあります、それはなんでしょう」
「急な問題形式かよ。うーん、普通モンスターでも親がいるが、俺らにはおそらくいない。まず異種っぽい俺たちが同じ場所で生まれる確率はとても低い」
「あーそれも言えるね、逆にそこ気づかなかった」
確かに狼とトカゲが同じところで生まれることってなさそう。周りに親らしきのもいなかったしそこは謎だな。
「で、そっちは何に気づいたんだ?」
「さっき親はスコーピオンガウル、子供はガウルだった。子供と親で名前が違う。だからこの世界にはおそらく進化がある」
「それはあるかもな。ここ異世界だし」
「いずれ私たちも進化する時がくればしっかりわかるけどね」
「それまで待つか、それじゃあ話はここまでにして住む場所と水場探そう」
「あー、それなんだけどね私狼じゃん聴力とか嗅覚とかおそらくいいから水の音とか聞こえないかなって、試していい?」
「いいよいいよ、それで見つけられたらそれでいいし」
早速自分の感覚を研ぎ澄ませる。
草木が揺れる音。獣が吠える声。
色々な音が聞こえた。
その中に
ザザーーー
「あった!水が大量に落ちる音」
《〈五感強化〉を取得しました》
スキル取得したぜやったー。五感強化されたのかな?
心なしか色んな音が聞こえやすくなったような。
「おぉ、すごいな」
「あと五感強化っていうスキル取得した」
「ナブキばかりで俺全然スキル取得できない…」
「まだこっちにきて1日たってないし、コウもこれから取れるよ。前向きにいこ!」
「そうだね。それじゃあ、その音が聞こえるところ行ってみるか」
「うん、はい乗って」
「ありがとう」
そうしてまた私は歩き出した。
それにしても私疲れないよな。ずーっと歩いてるのに。まあモンスターだし身体能力がいいのかな?
「上なんか見つかった?」
「たまに鳥とか飛んでるの見えるぐらいかな」
木がでかいし明るいわけではないから、木の実とか見えづらいよね。
それにしてもつかないなー、さっき聞こえた距離だともうそろそなんだけど。
もう一度音を聞いてみる。
ザザーザザザー
さっきより音大きくなってるしこっちであってるか。
ドドドドドド
ん、水の音であんまり聞こえないけど足お
ゴンッ
文化部に雨降る山道などを10キロ歩かせてはいけないことがわかった校外学習でした。運動部に置いて行かれた私でした。




