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ワンダーランド  作者: 相澤 はゆう
1/1

ワンダーランド

人気アイドル、《ワンダーランド》

白石 ユキ

水川 アクア

騎馬 ケイ

玉森 リン

の四人メンズグループである。

そして…

「よーっし!皆!今日は新メンバーを紹介するぞ!」

この人はワンダーランドマネージャー木下。

木下は四人にそう告げる。

「新メンバー…ですか?」

垂れ目で癒し系のアクアが言う。

「そうさ~っ!

あの大女優、葉村 かりんの息子で~

今人気のメンズモデルの葉村 とうや、ガールズモデルの葉村 みずきの達の末っ子!

この北村プロダクションにひきいれることができたんだよぉー!」

くねくねと身をくねらせて言う木下。

「…別にいいが、能力はあるのか?」

細目でワイルド系のケイが言う。

「もぉっちろおぉん!

生歌聞かせて貰ったけど…

美声よ美声ィィィ!!」

「ふぅん。で、どこにいるんだい?」

優しい顔つきで王子系のリンが言う。

「………わからない…」

「「「はぁぁ!?」」」

「だあってぇ…

いないんですもん!」

ケイ「やる気が無いんじゃ?」

木下「……さぁ?」

木下ががっくりと肩を落とした時…

「すいませんっ!生徒会が長引いてしまって…!」

茶髪の少年が入ってきた。

木下「きやぁぁ!

待ってたのよ~っ!

うふ。

みんな、この子は葉村 かのん。

新メンバーよっ。」

アク「よろしくね…

僕は水川 アクアこと河南 (すい)。」

ケイ「……俺は騎馬 ケイこと紀村 (しゅん)。」

リン「僕は玉森 リンこと秋田 理央。

よろしくね~。」

「俺が、白石 ユキこと北村 ゆあ。」

この時初めて白石 ユキが口を開いた。

白石 ユキはワンダーランドのリーダー的存在。

黒髪が特徴な神秘系である。

かの「よろしくお願い…します。」

ぺこりと頭を下げるかのん。

木下「じゃぁ…

何系にしようかしらっ。」

水「可愛い系でよくないですか?」

木下「そうねっ!

じゃぁ……

花咲 かんなっていうのにするわ!

かのんちゃん!早速なんだけど…

明日から、寮に住んでもらってもいい?」

かの「ん〜…学校が…」

木下「大丈夫よっ!

学校まで送り迎えするから、」

かの「じゃあお願いします。

明日は休みなので。」

木下「じゃあ…早速だけどお仕事よ!

かんなのソロ曲渡したわよね?」

かの「はい…」

リン(ソロ曲?早くないか?)

木下「じゃぁ…生歌聞かせてあげてっ!」

かの「はい…


♪血塗れ王女は鼻高く

お高くまとっていい感じ?

今夜はまたまた人殺し?

血塗れの上に血を塗るの?

「さぁ歌いなさい死の曲を

悲鳴という名のメロディーを

貴方の血の色何色かしら?

わたしが好きなら教えなさい

自分で自分を切りなさい♪」

王女の虜となったモノ

必ず生き残れはしないんだ

彼女の魅惑に惑わされ

自分の死を迎えるの

あぁ気高い血塗れ王女

今夜は誰を惑わすの……」

かのんが歌い終わる。

木下「やっぱり美声ね!

《血塗れ王女》をうまーく歌えてるわ!」

春(…声のトーンが変わっている。

高い声から低い声まで…

素直にすごいな。)

水「…かのんちゃん、上手いね~っ!」

かの「あ、ありがと……」

水(素直に照れて可愛い…!)

木下「ウフフ…さぁ!CD発売は明後日よぉ!」

「「「「はぁぁぁ!?」」」」

木下「大丈夫よっ!

貴方達は出ないから♡

他の子がやるのだからっ!

もう歌はいれたわよね?かんな?

あーん、楽しみで仕方ないわ!

雑誌にも乗るわよぉ!

猫耳よ!かのんは猫耳ぃぃ!!」

発狂しながら外へ出て行く。

かの(恐いよ…)

若干恐怖を覚えるかのん。

木下が出て行くと…

水「すっごいね!」

水が目を輝かせてこっちへ来た。

かの「ありがとう!」

かのんはにっこりと満面の笑みで言う。

春「てか、ユキ。

どーすんの?」

そんな二人を横目にゆあに話しかける。

ゆあ「…ん?」

春「証のこと。」

春は腕についているブレスレットを見せながら言う。

このブレスレットはワンダーランドのメンバーだけが持つ、所謂ワンダーランドの証なのだ。

ゆあ「……」

顔を少ししかめるゆあ。

それもそのはず、このブレスレットはゆあの手作りだからである。

理央「僕はいいんじゃないかな?

あの子はあの子で才能あるし。

……春も、水があの子に懐いたからって嫌な顔しないの。」

春「なっ…!///」

顔を赤くする春。

春は水の事が好きなのだ。

ゆあ「……」

無言で立ち上がり、部屋から出て行くゆあ。

理央「……クール…なのかなぁ」

そんなゆあの背中を見ながら呟く理央。

水「よしっ!

春!理央!はやく寮行こっ?

かのんちゃんに教えてあげたいのっ。」

にこにこにこっと満面の笑みを浮かべる水。

春「…あ、あぁ。」

そんな水に複雑な表情で言う春。

理央「かのん、行こうか。」

ふわっと王子スマイルで微笑む理央。


そんなこんなで、かのんのアイドル生活がスタートしたのでした♪





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