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年賀状の住所を間違えてしまった話

けっこうふざけて書いた話です。どうぞ薄目でお読みくださいませ。


※なお、この作品は「なろうラジオ大賞7」に応募しています。

 私の学校には、教師に年賀状を出すという伝統がある。筆不精な私などは悪習などと勝手に囃し立てて、早く廃止されないかと願っていたりするが。

 そんな私ですら、校長、担任、そして他のクラスの担任の4人には毎年出すようにしている。ここで皆様もうお気づきのように、私の学校は1学年3クラスだ。ちなみに副校長は存在しているのだが、フルネームも言えないくらい関わりがないので、まあ書くわけがない。

 そんなわけで毎年どうにか文面をひねり出して送っていたのだが、今年、事件が起きてしまった。

 そもそも、私は先に住所をまとめて書いてから裏の文面を書くタイプである。そしてたいてい校長の文面を書くのは緊張するから、最後に書く。そしてその前には、私は好きなものは後に残すタイプだから、ただ1人年賀状のやり取りをしている友人に書くのだ。

 というわけで今年も案の定最後に友人と校長が残った。

 ここできちんと住所を確認すればよかったのだが、もう今日送らねば元旦には届かぬ、というような日に書いていたために、きちんと確認せず近くにあった年賀状を取り、友人宛に落書き交じりにふざけて書いていく。その後すごく丁寧に校長宛に新年の目標っぽい話を書き連ねた。そうして急いでポストに走って投函したのだった。

 さて、果たして私が最終的に間違いに気づいたのは元旦その日であった。かの楽しい友人から連絡が来たのである。彼女曰く、私の書いた年賀状が何やら仰々しいのだという。写真を送ってもらうと、なんと私が校長宛に書いたはずの文面であった。

 私はこのときけっこう顔面蒼白になった。だって、つまり、これは友人宛のあの年賀状が、校長に送られてしまっているということだからである。

 別にふざけた文面くらいいいじゃないかと思う読者の方もあるかもしれない。というか私が読者だったら間違いなくそう思う。たしかにこの学校の宿題の量エグいんだがとか書いているところまではよかった。しかし私は、冬休み前の終業式で校長ヅラずれてたよねwとも書いてしまったのだ。これが校長の手に渡るとは。しかも、私は中高一貫校の中学3年生であり、だから冬休み明けには高校進学の意志を確かめるための、校長との面接がある。つまり、例の校長と1対1で話さなければならないのだ。

 何はともあれ、私は今とても胃がキリキリしている。


 皆様も年賀状の宛名には気を付けつつ、良いお年を。

お読みいただきありがとうございました!


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― 新着の感想 ―
こんばんは。 やらかした時、顔面蒼白になりますよね。あるあると思いながら読ませていただきました。めっちゃ面白かったです。
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