今日の少女
宇宙の終わりにある壁に手を触れてみたかった、私の願いはたったのそれだけだった
私の名前は赤島夏穂17歳女子高生、渋谷に住んでいる、私は今日も学校に通っている
今日もってことは、イヤイヤ通っているのか?と思っただろうだが私はそういう訳じゃない
確かに嫌かもしれないけど、学校行かないといい人生送れないって先生が言ってたからー
「夏穂」
誰かが喋ってる?誰だろう.....
「おい夏穂、静かにしなさい」
先生だった
「すみません...先生」
「夏穂お前誰と喋ってるんだーついに先生の授業も受けたくなくなったか?」
「いやあそんな訳じゃ。」
こいつ鬼ジジイ、またの名を柴山幸次郎先生、理由は鬼みたいな顔してるから、怒ると赤鬼みたいに赤くなる。
私は暇すぎると何もない所と喋ってるらしい、私はそんなこと知らなった。
だけど声が、聞こえる、ここ数年耳元でずっと誰かにはなしかけられている感覚がする
ホワイトノイズみたいな音がずっと頭に響く。
休み時間にて
夏穂がトイレから出ると廊下の生徒が全員倒れていた
「あの、大丈夫ですか?」
冷たくなった生徒達の顔に夏穂の手が触れたが
だが彼らの反応はなかった。
夏穂の視線の先にあったのは異形、人の顔をした化け物がそこにいた、ただぼーっと立っているだけの
夏穂
「あー終わりだ」
赤島夏穂、絶体絶命。
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