横丁暮色/田舎暮らし
ロスト・ワールドへのいざない/過疎化最前線
Data 作 者 山谷麻也
(やまやまや)
発行日 2024年6月1日
<Amazon ペーパーバック>
判 型 四六判120ページ
定 価 1,200円(税込み)
(電子書籍もあります)
[目次]はじめに/★横丁暮色★第Ⅰ話 我らが心の歴史遺産/第Ⅱ話 エンターティナーの系譜/第Ⅲ話 人生いろいろ/第Ⅳ話 カラオケ/第Ⅴ話 飾らない庶民の街/最終話 出会い、別れ/番外編 行列のできる店
★田舎暮らし★第Ⅰ話 身辺雑記/第Ⅱ話 生物多様性/第Ⅲ話 水の味/第Ⅳ話 田舎者/第Ⅴ話 サイン本/第Ⅵ話 遠距離通学/第Ⅶ話 ロン毛/第Ⅷ話 収穫/第Ⅸ話 タイムカプセル/第Ⅹ話 生地訪問/あとがき
[こんな作品です] ★横丁暮色★かつて東京・池袋にあった「人世横丁」の思い出を綴ったエッセー。故・青江三奈の『池袋の夜』がヒットしたことにより、飲み屋街として全国に知られた。筆者は30歳前後から通い、いくつかの店と懇意になった。そこで繰り広げられる人間ドラマは、庶民の街”池袋”ならでは。昭和の写真集から切り抜いたような横丁の店に、今夜も筆者の姿があった。
★田舎暮らし★筆者は幼少期を四国の山間部で過ごした。東日本大震災の災害ボランティアに参加したことがきっかけで、Uターンした。生まれ故郷は、過疎化が進み消滅寸前だった。そればかりか、無計画な杉の植林により、山野は荒れ果て、環境破壊の元凶と化していた。楽しかった少年時代を思い出すにつけ、経済成長や国土緑化と引き換えに、日本はかけがえのないものを失ったことに気づかされるのだった。
[つまみ食い=横丁暮色 第Ⅲ話 人生いろいろ=] 4つのエピソードからなる。人生のラストステージに横丁を選び、がんで死んだママ。若い頃ある事情で、客の財布からお金を抜き取ってしまったママ。ほぼ毎日通い、お銚子1本で粘る客に困惑するママ。信仰心に篤く、色恋沙汰とは無縁と思っていたママに、密かに進行していた「老いらくの恋」。いろいろな事情を抱える横丁のママさんたちに、筆者の優しい目線が注がれる。
[つまみ食い=田舎暮らし 第Ⅲ話 水の味=] 昔は谷や川の水が豊富で、いたるところに湧き水があった。おいしい水に不自由しなかったが、唯一、苦手にしていたのが学校の水道水だった。かび臭い匂いに顔を背けた。Uターンして母校跡を訪ねると、移住者が喫茶店を開いていた。意外なことに、マスターのイチ推しが水道水だった。飲んでみると、それは、記憶にある水ではなかった。水道水を天然のミネラルウォーターに変えたのは何か。そこには喜べない現実があった。
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都市化と過疎化が猛スピードで進んでいました その真っただ中で生きてきました
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