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My本棚  作者: 山谷麻也
8/15

作品集 疱瘡小屋/夜明け/残照

[ほうそうごや/よあけ/ざんしょう]

 

Data 作 者 山谷麻也

       (やまやまや)

    発行日 2023年7月24日

    <Amazon ペーパーバック>

    判 型 四六判152ページ 

    定 価 1,210円(税込み)

        (電子書籍もあります)


[目次]まえがき

第1部 疱瘡小屋/第一章 村への道/第二章 故 郷/第三章 洗 礼/第四章 フェードアウト

◆ティータイム☆特選徳島弁講座◆

第2部 夜明け/第一章 病 魔/第二章 祈 り/第三章 鎮 魂

第3部 残 照/第一章 消 息/第二章 永 眠/第三章 ファミリー/第四章 残 像

あとがき

 

[こんな作品です]ともに主な舞台は、四国のさびれた村。作者が見聞きし、また実際に体験したことを中心にフィクション化した。

▼疱瘡小屋 疱瘡とは天然痘のこと。かつて、各地に感染者を隔離する小屋が建てられた。すでに廃墟となった小屋の跡に、子連れの母親が流れつく。村人の善意と悪意の交錯する中、一家は貧しくもたくましく生きる。しかし、そんな生活も、母親がかつて同棲していた男の出現によって、かき乱され始める。

▼夜明け 過疎地に医療機関が少なかった時代、祈祷師が大きな役割を果たしていた。耳が弱かった主人公も、祈祷師・地元医院・専門医と渡り歩いた。ある日、耳に激痛が起こり、夜明けを待ちかねて専門医を受診、快癒する。時代は高度経済成長期だった。成人後、母の葬儀で実家に帰り、いまだに医療と呪術がつばぜり合いしていることを実感する。

▼残照 中学卒業後、紡績工場に就職した幼なじみから初めて、同窓会の出欠ハガキが返る。しかし、娘が母の死を報せたものだった。主人公には彼女との間に忘れられない思い出があった。命日に墓参りすると、それは幼なじみの実家の母が建てた生前墓だった。来合わせた娘から、家との確執を聞かされる。娘は別れ際、母が遺したある物を手渡す。祖母・母・娘の三代にわたる数奇な人間ドラマ。


[つまみ食い=第1部 疱瘡小屋[第二章 故 郷]§5 襲撃=]疱瘡小屋跡に住み着いた清一から、主人公の隆はカラスの卵を取りに行こうと誘われる。巣は断崖絶壁にあった。清一は事も無げに巣に近づき、カラスの卵をポケットに入れ始める。そこへ、親鳥が帰り、清一は血みどろにされる。一難去り、卵を割って中身を吸おうとすると、見えたのは赤い肉片だった。二人はたまらず嘔吐した。やんちゃだが、純真な少年たち。隆が父母にその話をしたところ、ひどく叱られた。村人は近寄らない危険地帯で、たまに、山伏が近道として通っていた。本作の核心セクションのひとつ。

挿絵(By みてみん)

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昭和中期の青春のひとコマです 遠くなりにけり

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