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始まりの終わり  作者: ちびいぬ
1/6

終わりの始まり

この小説は、私が書くはじめての小説でして…。


なろうで投稿するのもはじめてでして……。


すっごく怖いです()


暗く重い雰囲気の多い作品ですので、そういうのが無理な方はブラウザバックしてください!


矛盾点や不可解な点、他にも至らない点など多々ありますが、


それでも大丈夫という心優しい御方がいらっしゃれば、どうか見ていってください!!

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


〖はじめに〗


私の書く小説は、これが初めてです。

至らないところや、矛盾点など多々あるかとおもわれますが、それでもよければ見ていってください。

ちょっと残酷な表現だったり、王道的なちょっとえっちぃ表現も含まれたりします。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




遠い。

とても遠く、先は見えない。

暗い。

とても暗く、先は見えない。

辛い。

とても辛く、先は見えない。


それでも私は歩いて行く。

歩かなきゃダメだから。

歩き続けなきゃダメだから。

ダメだから。





──終わりの始まり──



俺はただのしがないサラリーマンだ。


夢とか希望だとかを青春に乗せて唄ったあの頃は、とうに過ぎ去ってしまった。

しかも、もうすぐ30歳になるというのにまだ彼女すら出来たことが無い。

会社でも常に下でこき使われる立場だ。

いわゆる負け組ってやつだ。


俺の唯一の楽しみは夕食の時間。

今日は好物の焼きそばだ、ひとときの安らぎを求め、食前の礼など微塵も考えること無く箸を手に取る。


だがこの日、世界は小さな幸せすらも俺から奪い取った。


「助けて…………」


俺はビクッと体を震わせ、箸を止めた。


「な、なんだ………………?」


俺の家は親から受け継いだもののため比較的普通の家より広く、どこかに人がいる可能性は充分ある。


恐怖がじわじわと侵食していく。


「助けてぇ………………!」


また聞こえた。

声は助けを求めている。

だが、なぜ俺の家の中に?

考えても謎は深まるばかり。

なら、行動に移さなければ。


「お、おい、誰かいるのか……?」


呼びかけてみる。

だが反応はない。


いや、それはおかしい、この家の中にいて「助けて」という声がしっかりと聞こえる距離にいるんだ。


反応が無いわけがない。


これは助けを求める声じゃない、誘き出すための声だ。

そう直感的に感じた時に、


ドアがカチャリと笑った。


「ひ、ひぃっっ!!!!」


ドアノブが回ったまま状況は静止している。

時間がゆっくり流れているように感じる、いつ開かれるのか、状況の変化が堪らなく怖かった。


「いぃっ……!!」


ついにドアが開いていく。

後ずさり、歯をガチガチと震わせる事しか出来ない。


だが、中途半端に開かれたところで、ドアは止まった。

バタンという音がして、ドアの隙間から血が流れてきた。


それを見てからようやく自分の愚かさに気づく。

俺は今まで何を怖がっていたんだ。


ドアを開けると血の海に少女が横たわっていた。

少女の纏っているワンピースは、血の色に染まり、紅のワンピースとなっている。

俺は必死で少女を助けようとした。


助けようとしてしまったのだ。


ここから、物語は終焉へと導かれてしまう。

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