終わりの始まり
この小説は、私が書くはじめての小説でして…。
なろうで投稿するのもはじめてでして……。
すっごく怖いです()
暗く重い雰囲気の多い作品ですので、そういうのが無理な方はブラウザバックしてください!
矛盾点や不可解な点、他にも至らない点など多々ありますが、
それでも大丈夫という心優しい御方がいらっしゃれば、どうか見ていってください!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〖はじめに〗
私の書く小説は、これが初めてです。
至らないところや、矛盾点など多々あるかとおもわれますが、それでもよければ見ていってください。
ちょっと残酷な表現だったり、王道的なちょっとえっちぃ表現も含まれたりします。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
遠い。
とても遠く、先は見えない。
暗い。
とても暗く、先は見えない。
辛い。
とても辛く、先は見えない。
それでも私は歩いて行く。
歩かなきゃダメだから。
歩き続けなきゃダメだから。
ダメだから。
──終わりの始まり──
俺はただのしがないサラリーマンだ。
夢とか希望だとかを青春に乗せて唄ったあの頃は、とうに過ぎ去ってしまった。
しかも、もうすぐ30歳になるというのにまだ彼女すら出来たことが無い。
会社でも常に下でこき使われる立場だ。
いわゆる負け組ってやつだ。
俺の唯一の楽しみは夕食の時間。
今日は好物の焼きそばだ、ひとときの安らぎを求め、食前の礼など微塵も考えること無く箸を手に取る。
だがこの日、世界は小さな幸せすらも俺から奪い取った。
「助けて…………」
俺はビクッと体を震わせ、箸を止めた。
「な、なんだ………………?」
俺の家は親から受け継いだもののため比較的普通の家より広く、どこかに人がいる可能性は充分ある。
恐怖がじわじわと侵食していく。
「助けてぇ………………!」
また聞こえた。
声は助けを求めている。
だが、なぜ俺の家の中に?
考えても謎は深まるばかり。
なら、行動に移さなければ。
「お、おい、誰かいるのか……?」
呼びかけてみる。
だが反応はない。
いや、それはおかしい、この家の中にいて「助けて」という声がしっかりと聞こえる距離にいるんだ。
反応が無いわけがない。
これは助けを求める声じゃない、誘き出すための声だ。
そう直感的に感じた時に、
ドアがカチャリと笑った。
「ひ、ひぃっっ!!!!」
ドアノブが回ったまま状況は静止している。
時間がゆっくり流れているように感じる、いつ開かれるのか、状況の変化が堪らなく怖かった。
「いぃっ……!!」
ついにドアが開いていく。
後ずさり、歯をガチガチと震わせる事しか出来ない。
だが、中途半端に開かれたところで、ドアは止まった。
バタンという音がして、ドアの隙間から血が流れてきた。
それを見てからようやく自分の愚かさに気づく。
俺は今まで何を怖がっていたんだ。
ドアを開けると血の海に少女が横たわっていた。
少女の纏っているワンピースは、血の色に染まり、紅のワンピースとなっている。
俺は必死で少女を助けようとした。
助けようとしてしまったのだ。
ここから、物語は終焉へと導かれてしまう。