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初恋  作者: 僕ちゃん
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最終章 お別れ

それから、学校も始まり数日が経ったある日部活を終え帰る途中にLINEの通知がなった。それは彼女からだった。


彼女 (ねね) 僕(どーした?)

彼女(ちょっと今いい?) 僕 (いいよ)

彼女(正直遠距離辛いろ?部活も忙しいろうし)

僕 (うん) 彼女 (もう別れん?)


という感じで別れを切り出された。僕は1度は別れたくないといった。しかし、彼女は引こうとしなかった。僕はその時きっと、お見送りにも来ないそれに、前の日に約束した毎日LINEして、毎日電話すると約束した僕からほとんど来ない返信や、電話を待つのが疲れたのだろうと思った。そんな約束1つ守れない僕に、「絶対別れん」なんてことは言えなかった。結局僕達は別れることになった。僕はこの時始めて泣いた。泣いても泣いても戻ってくるはずのない彼女の写真を見ながら何度も写真やお揃いのブレスレットを捨てようともした。でも、僕には捨てられなかった。


それから僕は、何人もの女の子に彼女の姿を重ね付き合ったりしたが、そこに彼女はなかった。


そして僕の初恋は2年7ヶ月という、数字だけでは長く思うが、暮らしてみれば意外と短い期間で終わってしまった。それでも僕はこの2年7ヶ月が楽しかったと胸を張って言える。何をするにも緊張という重りが付きまとい、手のつなぎ方、キスのタイミング何もわからないまま付き合い始めた僕達だったがお互いがお互いが好きで信じていたからこそこんなに長く付き合えたと思う。

僕は本当に彼女が好きで、本当に運命の人だと思った。それでも、別れの季節という荒波に流されてしまった僕らはきっとこれが運命であったと思うしかないと思った。


それでも、今でも僕は彼女のことが好きだと伝えたい。彼女にはもう彼氏がいる。それでも、僕は彼女に自信を持って言いたい、今でも君が好きで、これはきっとどんなに君が離れて行ったとしてもこの気持ちは変わらないと。僕は彼女が幸せならそれでいいと友達にはいっている。でも、そんなのは嘘だ。本当は、僕の本当の気持ちはどうせ幸せになるなら僕の元で幸せになってほしいと思う。何を言うにもするにも恥ずかしく、告白も遠回しにしか言えなかった僕にこんなことを言わせるほど僕を変えてしまった彼女の存在の大きさがわかった。


でも、僕はこのまま彼女の影を探すだけではダメだと思う。この世界には、パラレルワールドというものがあるという考え方がある。もしあるとするなら、今でも彼女と付き合っている別の世界の僕にこの気持ちを託したいと思う。


最後に彼女に伝えたい、

僕は彼女のことが


大好きだった。



これを書くことによって、今こうして遠距離を迎えそうになっている人に読んでいただき悔いのないようにその子と付き合ってほしい。

と同時に直接は伝えられないこの気持ちを彼女に伝えられたら嬉しいなと思い書きました。

少しでも共感していただけたら嬉しいです。

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