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うつしみ  作者: 丘海 山場
第二部 儀式の前に 
21/31

16万 バカとおバカと普通にバカ

ちょっと10周年が忙しくて、、、

ゆるせサ○ケ

「お願いします」

「はい、承ります」

三人はダンジョン入り口前の受付に来ていた

書類を提出する

受付担当の顔を見ると眼鏡をかけた若い女性だった


『今日はあの子じゃないのか、、、』

命は少しがっかりする

そんな命に受付の人声がかかる


「あの、、、」

急いで顔を上げると受付の人言葉を続ける

「今回は三人のパーティーということでよろしいでしょうか?」

「あ、はい。、、、はい?」

命の頭に電流走る


『パーティー、、、この俺が?

 友達は多い方ではない、というかほぼゼロに等しいこの俺が、、、

 ほぼソロでやってきたこの俺が、、、

 組むのか、、、俺以外の奴と(?)、、、」

命はぼっちゆえに混乱していた


「センパイ?」

「大丈夫か命?」

琥珀と保が下を向いて固まった命を心配する


「いや大丈夫、ちょっと脳がちょっと破壊されただけ(?)」

「ああなんだ脳が破壊されただけっすか(?)」

「ああなんだ脳が破壊されただけか~(?)」

なぜか会話が成立する

おそらく全員もともと脳がやられているんでしょう


「あのー?」

受付の人が申し訳なさそうに話しかける


「あ、すいません!はいそれでお願いします」

「わかりました、、、はいどうぞ!」

「ありがとうございます」

受付を終えて三人はダンジョンの中へ消えていった


「―――ということで、これから階層を解放しに行くん()()()

「ですがー?」

「でーすーがー?」

「まぁまだ最初なんで、みんなの能力や技、知りたいと思います。なのでまずは一階で情報共有してからにしましょー」

「「はーい」」

まるで幼稚園の園児と先生のような流れで話がすすむ

「ていうかまあほぼ僕のためみたいなもんなんだけどね~」

園児の一人が急に成長する

、、、いや酒飲んでるやつが園児なわけなかったわ


「じゃあエントリーナンバー1番の自分からいかせてもらいます!」

「お!エントリーナンバー決めた覚えないけどいいぞ!」

その場のノリでトップバッターが決まる


「それじゃあ名前から、、、自分は天手 保です。年齢は自我が芽生えてから数えるのをやめたので実質幼稚園児やってます(?)」

「ほうほう、、、」

琥珀が酒を片手にメモをする

きっと記事にでもするんだろう

まともな記事になるといいな


固有能力(ヘレシー)は、、、まぁ実際見た方が早いっすね。先輩!自分のこと殴ってください」

「よしきた!」

命が手をゴキゴキ言わせながら保に近づく


「思いっきり殴るとたぶん手を痛めるんで軽くで―――」

「よーしお兄さんがんばっちゃうぞ☆」

命がストレッチを始める


「冗談やめてくださいよーw」

笑いながら命の方を見ると()()()()()()()()を取り出そうとする命の姿が


「え?」

「え?」

「え?」

命の予想外の行動に思わず琥珀までもが声を漏らす


「え、センパイ自分は構わないっすけど先輩こそいいんすか?」

「私は一向にかまわ、、、問題ない!」

「センパイちょくちょく危ないっすよね、、、で、本当にいいんですね?」

命に最終確認をする


「ああ、オレも一回殴ってみたかったし、七階層で突然襲われたら魔力石使う暇ない可能性あるし」

「ああ、まあそれなら納得っすね」

「あ、僕はいつでもいいんで準備できたらやっちゃってー。ふふ、、じゃあ見せてもらおうか、壁とやらの性n、、、実力ってやつを」

「みんな今日攻めるっすね、、、」




「よーしじゃあいくぞー」

「いいっすよー」

「がんばれ~」

琥珀の気の抜けた応援を聞きつつ命が拳を握る


「ばっちこーい!!」

いくらなんでも正面からだと怖いのか保が自分に気合を入れる


「よーしじゃあ、、、オ"ラ"ァ!!」

男らしい声が辺り響きその音を追うように何かが激しくぶつかった音がする


そして結果はと言うと、、、


「イタイ…」

「ほーら言ったじゃないっすかー」

保が地面に横たわっている命を見ろす


「オレタ。カクジツニイッタ」

痛すぎて、片言での会話になる命

それを見て琥珀が近寄る

「いや~いいもん見れましたわ。報酬としてポーションで骨折治しとくよ~」

「ふー太っ腹!」

「よーしおじさん本気出しちゃうぞ☆」

ポーションを命の右手にぶちまける


「じゃあ1,2分くらいかかると思うんで安静にしといてね~」

「ういー」

さっきまで痛がってたのが噓のようにケロッと立ち上がる命を見て琥珀が遠いところを見る

「これ痛み止めの機能とか無いんだけどな~」




「てことで!自分の能力は簡単に言うと魔力を消費して無敵の壁を出すって能力―――

「なるほど、動画では見たけれどもここまでとは、、、」

()()()()()()()ー」

「え?違うの?」

「え?そうなのおれも知らないけど?」

二人の動きが止まる


「前はそうだと思ってたんですけど今日までの間に色々試行錯誤してたら気が付いたんですよ」

「何に?」

「まあ体験してもらった方がいいっすね。センパイ避けてください―――

「ほへ?」

その瞬間、目に見えない何かがオレに向かって来るのを感じる

しかも良くないもの、いや確実に当たったらまずいものなのが分かる

「ぬっ!!」

避けられないとは言ってないんですけどね


「さすがっすねセンパイ!!」

「おいあれ普通に当たったら死ぬよな?ガッツリ殺しに来たよな?」

「いや、なぁーに言ってんすか!避けられると信じてっすよ!!」

「いや片手を!ケガしてるやつに!やることじゃないだろーーー!!!」

先程までけがをしていた方の手で地面を何度も叩きつけながら叫ぶ


「まぁ落ち着いて下さいよ、、、、」

琥珀が命の肩に手をまわす

「なんだよ、、、」

「命を持ってく威力の物を避けられると信じてるんですよ?」

「おん」

「逆に考えてみろ

それだけの物を避けられると信じている

命の実力を信じている

こういうことになりませんか?」

「、、、なるほど(?)」

詐欺師と言う言葉はこのような人のためにあるのだろう。そう考える保であった


「そういうことで。さっき使ったのは形をこん棒みたいな形にしてそのまま振り回すって技っす」

「なるほどな」

「なろほどね」

「「形変えられるの!?」」

驚きのあまりまた固まる二人


「はい?全然変えられますよ?」

「そうなんか、、、」

「へ~」

琥珀はしっかりとメモに記録する


「まぁ形変えてさらに振り回すとなると魔力消費も多くなるんすけどね」

「やっぱりデメリットもあるんだね~」

「はい。センパイみたいに沢山の魔力があればもっとやれるんですど、、、」

その言葉を聞き、命が不思議そうな顔をする


「え?なんのこと?」

「「え?」」

「いやセンパイ!魔力で銃使うのってかなり魔力を使うはずだった気がするんすけど!」

「それもそうだけど、あれほどの煙幕を作れるってなると一日に数本作らないといけないはず。そうなるとかなりに魔力が必要のはず!!」

二人が興奮気味に命を問い詰める


その二人は対照的に冷静な命が不思議そうな顔のまま口を開く

「あれ?前に保には言わなかったっけ?なんかみんな勘違いしてるみたいだけどオレは別に魔力量が多いわけじゃないぞ?オレは()()()()()()()()()なんだ」

「「へ?」」

え?そうなの?(当社比)

てかこいつら仲いいな

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