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うつしみ  作者: 丘海 山場
第一部 成長
15/31

12蝉 夢ならばどれほどよかったでしょう

終わったといったな、、、あれは噓だ!!二度あることは三度あるのだよ!!

少し更新空いてしまってすいません。そば作ってました。


『まだその時ではないようだ。その時にまた会うことになるだろう』

声がした



「いや、おれが気絶したときにいろんなヤツ出てきすぎだろ!!!」

「ホワッ!!」

勢いよく起き上がる。命の声に対してか誰かが驚いた声が聞こえた

そして違和感を覚えて周りを見渡す


「知らない部屋、驚いている保、脱がされている上着、そして知らない天井、、、」

病院の病室というよりは保健室のような印象を受ける部屋だった。

あと驚いて椅子から転げ落ちたのか下にいる目を見開いてる保

さっきの声の正体が保であったことを確認する


『ここに来た覚えはない、、、つまり』


「センパイ?」

さっきまで驚いた顔をしていた保が近くにあったもともと座っていたのであろう椅子へ座り顔が今度は不安そうな顔に変わる

そんな保の言葉を聞き流し一言


「夢か!」


『間違いないな!』

そうして布団をもう一度はがした布団を被る

「センパイ!?」

今度は驚きと困惑が混じったような声をだす。が、それをまた聞き流し深い眠りへと・・・・


『なわけないでしょ!!』

どこからか鬼のように激しい女の声が聞こえてくる

「ブベラッ!!」

その声に驚きまるで腹筋のようにもう一度起き上がる。そしてこの声に驚いた命に巻き込まれた男が一人


「ホドべッ!?」

命の見事な腹筋によりまた驚き、保がせっかく座った椅子から転げ落ちる

叫び方独特だなこいつ


「センパイ!!さっきから何もないのに突然大きい声出さないでください!!」


なにもない?つまりこいつには聞こえていない、、、


命は考えながら顎に手を置く。そして結論をだす


『つまり犯人はあなたですね!!アマメさん!!』

『フフフ、よくわかったわね。でもあなたが悪いのよ、、、って何やらせよ!!」


相変わらず感情の起伏の激しい女だ、、、更年期か?


『聞こえてるわよ?』

『独り言に入ってこないで!!』

『あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!』


壊れちゃった


「センパイ?」

奇妙な物を見るかのような目をした保が不思議そうに声をかける

今日だけで色々な意味を持つ【センパイ】があることが分かった

いつか辞書でもだそう


「センパイ大丈夫っすか?」

「大丈夫だよ、それよりここがどこか聞いていい?」

保を落ち着かせつつ必要な情報を集めるため質問を投げかける


「そうっすね!ここがどこかもわからないっすよね!まずは無事でなによりっす!センパイが倒れた後取り敢えず一回殺したんすけど意識が戻らなかったのでここダンジョン管理協会の建物に運んできたっす!」


ダンジョン管理協会、単純にダンジョンを管理しているだけでなく魔力石の買取販売、装備やアイテムの販売、スキルの確認などダンジョン関係することは大体やってるところだ。講習もここがやってたりする。

・・・・ってか今この子元気な声でとんでもないこと言わなかった?


「うん。まぁありがとう、、、」

とても反応に困るがとりあえずお礼は言っておく。装備や戦利品も持ってきてくれたみたいだし

横を見ると机に上着や装備などが綺麗に並べてあった

「そんなそこまでほめなくても、、、へへ」

照れくさそうに保が声をだす


『可愛いなこいつ』

『キッショ』

『は?』

まじこいつ許さん


そんな風に和気あいあい?としていると扉が開く音がする

「おお目覚めたか!」

「おっさん!!」

いつも通りおっさんの岡田さんがそこには立っていた


「ん?今失礼なこと考えなかったか?」

「え?考えてないっすよ?」

まぁいつも通りのおっさんは褒め言葉だし、、、


『ふふw、、、』

『なに笑ってんだよ?』

『いやw、、、なにもw、、、ぐふっw、、、』

『笑い方キッショ』

『は?』

『あ?』

こいつあとで殺す

命がアマメと喧嘩していると岡田さんと保が心配そうにこっちを見ながら喋っていることに気が付く


「さっきからこんな感じなんです、、、」

「やっぱり脳がやられたか、、、」

「はいなのでしばらく休みを、、、」


『やばいアマメの声は他の人に聞こえないから急に表情が変わったりするやばいやつになってる!!』

『ざまーみろ』

こいつ、、、


「いやっ大丈夫ですから!!そんなことより岡田さん!!何しに来たんですか?!吸血鬼についてっすか?!全然話しますよ?!小学生の時文章を読んで何文字以内で感想を書きなさいってやつ得意だったんで!!国語全部二重丸だったんで!!」

命は自分でも何を言っているか分からないがとにかく話をそらす


「おっ、おう?そうか、、、じゃあ本題に入るな?」

まだ若干疑いの目を向けられているが話をずらせたので良しとしよう


「まぁ、吸血鬼についてはお前がずっと話しながら戦ってくれたおかげである程度はわかったんだがまだ足りないから話しを聞くのはそうなんだが、、、」

「ん?おっさんあの場所にいたのか?」

「ああ、、、まぁ、、、その、、、なんだ?」

あきらかにおっさんの様子がおかしい


「なんすか?その含みのある言いか、た、、わ、、、」

二人ともどうした?そんな気まずそうな顔でこっち見て?


「実はな、、、」

「ここは自分が話します!!」

気まずそうに話し始めようとした岡田さんを保が強く止める


「おっ?まぁどっちでもいいけど早く教えてくれ」

「センパイ、ダンジョン内で配信できるの知ってますよね?」

「おう流石に知ってるぞ。()()()ができて投げ銭が来るから初心者でもお金を稼ぎやすいって、、、ちょっとまて?」

嫌な予感がした


「おい、、、噓だろ?」

「残念ながらセイフティーゾーンから戦いを()()()()()ようです、、、」

何かが崩れた音がした


「あ、おわた。どっかの首都はオタワ、、、」

「センパイ?!」

「やっぱり頭が!!」

「違うわ!!てかちょっと待て?つまり5階層の時みたいに口止めは、、、、」

「むりだな」


「ははは、、、、」

夢であって欲しかったよ・・・・・あ、

夢ならばどれほどよかったでしょう、、、、

そう思いながら命はもう一度その身をベットへ委ねるのであった


「ちょ、センパイ?!」

「おい明日記者会見があr、、、、、」

配信があるのでこの世界の人は血とか結構平均な人が多いです。え?おかしいだろって?まぁ異世界なんで。

後今日6時にもう一方投稿します。解説ですけど。

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