9日 なにかは知らないですけど九割は噓らしいっすね?
こんにちは!保です!突然ですが問題です。私は今何をしているでしょうか?正解は――
「確かに手伝うとは言ったんですけど武器にされるとは聞いてないぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
命に振り回されている保がまるでジェットコースターにでも乗っているのかというほどに叫ぶ
「しょうがないだろ!お前の能力くらいしかアイツと同じくらいの硬さ出せるの無いんだから!!」
遠くから見ると人間がが人間振り回しながら吸血鬼の剣技とやりあっているという何とも奇妙な光景が広がる
「貴様らふざけすぎだ!!!」
攻撃を避けた吸血鬼の反撃が来る
「お前こそなんだよもうさっさと死ねよ!!もう死んでも株下がらねーから!!!」
それを保のイイ感じ(命にとって)のところでガードする
この男、私が居合の体勢になれないように先程から接近戦に持ち込んでくるどこかで離れなければ、、、このままだと力で押し負ける!!
しかしさっきの攻撃をどうやって避けたのかがわからない。切った感触がなかったから身代わり系の能力でもない、、、いったいなんだ、、、、
「考えてる暇あんのか?死ぬぜお前」
「ぐっ、、、、」
段々と吸血鬼が力負けしているのが目立つようになる
「スキが見え見えだぜ!!」
命の蹴りが吸血鬼の腹部に突き刺さる
「ごっ、、」
「ははっまだまだ行くぜ?な、保!、、、、保?」
命が保ソードの方を見るとそこには保が白目をむいてぐったりとしていた
「今の『ごっ、、』ってお前かよ!!しっかりしろーーー!!!」
保を起こそうと頬をたたく。そして命は思い出す、この一瞬の危険性を―――
「、、、、スキが見え見えとやらだな?」
「っつ!!」
少し離れた先で吸血鬼が構えをとる
「死ね!」
能力は本人の意識がないと発動しないのである
驚きの速さでの攻撃だった。人類に避けられるはずがないであろう攻撃だった。が、やはり命には当たることはなかった。
「はは、ちょっとまずかったな今のは、、、」
汗をぬぐいながら命が保に瓶を飲ませる
「はっ!先輩大丈夫ですkうぉっ、、」
目を覚ました保が気持ち悪さからか口を抑える
危うかったけど何とかなったな
そんなことを考えていると突然吸血鬼の様子の異変に気が付く
なんというかまるで――
「ふふ、ふはははは!!今のでわかったぞ。貴様の能力が。さっきは気が付かなかったが移動した瞬間貴様のその匂いがさっきまでいた場所と貴様がいる場所まで匂いが繋がっている。つまり貴様の能力はワープ系ではない。そして私はこの能力を知っている。貴様時間を止めているな?」
ふふ、、なるほど。
「きっしょなんでわk」
「それはちょっとまずいっす!!」
保が身を挺して止める。
頑張りすぎだろ。てかあいつ今
『なあ、お前アイツと会ったことある?』
『、、、ナイヨ?』
『そうか、、、じゃあアイツの勘違いかー』
『!?、、、そうヨ?』
『なわけねーだろ日本語初心者みたいな話し方なってんぞ』
あとで吐かせよう
「ずっとあいつの能力が何か考えてきたのだ。やっぱり貴様は、、、、」
吸血鬼が狂気的な笑顔で飾り付けられる
「タネが分かったからなんだ!!もう終わらせさせてもらうぜ!!そろそろ飽きたんでな!!」
命は余裕ぶった表情をしているが心は、
まずい保がもう持たない、、、、終わらせねぇと、、、
「ああ、、、そうしよう」
魔力もあと少しか、、、これで決めなければ負ける、、、
『『ここで決める!!』』
お互いに余裕などもうなかったのである




